小池兼司

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小池兼司（こいけ けんじ）とは、元プロ野球選手である。

概要

OB
小池兼司
基本情報
国籍	日本
出身地	静岡県浜松市
生年月日	1939年2月5日
身長 体重	169cm 70kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	内野手
プロ入り	1961年
引退	1974年
経歴
選手歴 静岡県立浜松商業高等学校 専修大学 南海ホークス(1961年-1974年) コーチ歴 南海ホークス(1975年-1985年) 三商タイガース(1994年) 和信ホエールズ(1997年) 三商タイガース(1998年) 大阪ホークスドリーム女子硬式野球部
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1939年2月5日生まれ。静岡県浜松市出身。

浜松商業高等学校に進学。内野手としてプレーし、3年時には春の甲子園大会に出場している。

卒業後、専修大学に進学。同期に坂井勝二が、1学年下には堀込基明らがいた。チームの中心選手として活躍し、在学中4度のリーグ優勝を経験。ベストナインにも3度選ばれている。

1961年、南海ホークスに入団。

入団初年度の1961年、シーズン途中からショートのレギュラーに定着。98試合に出場して、打率.208、9本塁打、25打点を記録。新人選手による9本塁打は、1950年に蔭山和夫と並ぶ記録であり、2022年に野村勇が10本塁打を放つまで、長らく球団新人記録であった^[1]。

1962年、全試合に出場して、初めて規定打席に到達。打率も.230と向上。走塁面でも24盗塁を記録している。

1963年、打率.238、22本塁打、65打点、20盗塁を記録し、守りの面では山田潔が持っていたショートの併殺記録を113に更新。初めてベストナインにも選ばれ、以降、1966年まで4年連続で同賞を受賞している。

1964年、打率.260、10本塁打、57打点、30盗塁を記録し、パ・リーグ制覇に貢献。日本シリーズでも攻守に活躍し、日本シリーズ技能賞に選ばれている。また、同年から1968年まで5年連続でオールスターゲームにも出場するなど、パ・リーグを代表するショートとして活躍を続けた。

以降、安打数が減ってしまったものの、堅い守備は健在であり、1968年には、ショートの連続守備機会無失策218回という当時の日本記録を樹立している。

1969年頃から徐々に出場機会が減少。

1974年、現役引退。

引退後は南海・ダイエーでコーチや二軍監督を歴任した後フロント入りし、編成部長やスカウトを務めた。

ダイエー退団後は、台湾プロ野球の三商タイガース、和信ホエールズなどでもコーチを務めた。

2012年に大阪ホークスドリーム女子硬式野球部のシニアアドバイザーに就任し、2014年からは総監督を務めた。現在は同チームの終身名誉監督に就任している。

人物・エピソード

俊足と強肩を生かした広い守備範囲を持ち味とした堅守のショート。

小柄な体格で、打率こそ低かったが二桁本塁打を4度記録するパンチ力も特徴。打撃の傾向は引っ張り中心であった。

通算成績

打撃成績

通算:14年	試合	打席	打数	得点	安打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
NPB	1536	5025	4431	487	1003	104	473	113	65	28	479	22	665	73	.226	.305

獲得タイトル・表彰・記録

• ベストナイン：4回（1963年～1966年）
• 日本シリーズ技能賞：1回（1964年）
• オールスターゲームMVP：1回（1968年 第3戦）

関連項目

• プロ野球
• 南海ホークス
• 福岡ダイエーホークス
• プロ野球選手一覧

脚注

1. *2リーグ制以降