懿徳天皇

懿徳天皇

（いとくてんのう 紀元前553年？～紀元前477年？）とは、古事記・日本書紀に記されている日本の第4代天皇である。

在位：紀元前510年3月15日～紀元前477年10月6日。

歴史学的に実在しないとする説が一般的な欠史八代の1人。

概要

安寧天皇と渟名底仲媛（ぬなそこなかつひめのみこと）の間に生まれる。

紀元前538年に立太子され、安寧天皇がお隠れになった後に即位した。

古今和歌集序聞書三流抄に出雲行幸の際に素戔嗚尊（すさのおのみこと）と会う逸話が記されているが、史書には在位中の業績等の記録が残っておらず、在位34年の後にお隠れになられた。

※お隠れになられた際の年齢は、日本書紀が77歳で古事記が45歳と記されている。

懿徳天皇と言う諡号は、漢風諡号を持たない神武天皇から元正天皇までの44代（弘文天皇と文武天皇を除く）に対して、奈良時代の文人「淡海三船」が漢風諡号を一括撰進して以降呼ばれるようになったもので、古事記では大倭日子鉏友命（おおやまとひこすきとものみこと）、日本書紀では大日本彦耜友天皇（おおやまとひこすきとものすめらみこと）と呼ばれている。

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関連項目

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3代	4代	5代
安寧天皇（あんねいてんのう）  紀元前549～紀元前511	懿徳天皇（いとくてんのう）  紀元前510～紀元前477	孝昭天皇（こうしょうてんのう） 紀元前475～紀元前393