殺してやるぞ天の助とは、ところ天の助に対する殺意である。
漫画『ボボボーボ・ボーボボ』奥義87「ゲームオーバー」(単行本8巻に収録)に登場した台詞。物語はボーボボ一行対マルハーゲ四天王最凶と呼ばれるOVERとの闘いが佳境に入ったころ、話の冒頭からOVERは激昂してボーボボたちへ怒りの言葉をぶつける。
その言葉にボーボボと首領パッチが焦る一方、ところ天の助だけは「大変だねアンタら」と他人事のような態度でコーヒーをすするのだが…。
殺してやるぞ天の助
OVERから突如殺意の矛先を向けられた天の助は真顔になり、コーヒーを口から流しだすのだった。
慌てた天の助はOVERに媚を売って何とか取り繕おうとするものの、ボーボボ・首領パッチがいつものノリでおふざけをかまし、最終的に天の助当人がそれに乗っかってしまったため、とうとうOVERの逆鱗に触れて切り刻まれることになる。
なぜ天の助が名指しされたかについてだが、天の助はOVERの顔をスープに叩きつけ、コントのセット崩壊オチのようにOVER城を破壊しているなど、ボーボボ一行の中でもOVERに対して特に印象深いおふざけをやっていたためだと思われる。何より天の助は毛刈り隊Aブロックの元隊長であり、OVERの立場から見れば裏切り者であるため、特に怒りを買っていると考えられる。
そもそも天の助は前の話までのOVERとの戦いに普通に参加していたので、他人事でいられる立場ではなかったのだが…。
放送描写的によろしくない点があったのか、部分的に内容が変わっている
天の助はコーヒーではなくペロペロキャンディを舐めながら同じセリフをアンターらと語尾だけ間のび気味に話す。
そしてOVERは「細切れにしてやる・・・!」と言った直後、天の助にカメラが変わり
切り刻んでやるぞ・・・、天の助!
と不意打ちのようにところてん天突き予告宣言を叩きつけられた天の助は、真顔になると同時に思わずキャンディをかみ砕いてしまうのであった。もちろん、その後は噛み砕いたキャンディのごとく、OVERから直々にサイコロ天の助が執行されるのであった。
このセリフ直後の戦闘でもOVERは天の助の行動に再び激昂。OVERは自らの胸に怒りゲージがあることを明かし、今4つも貯まっており6つ貯まると真の姿になると語るが、その話の最中でさえ天の助はOVERへちょっかいを出して早速ゲージを1つ貯めてしまう。少なくともゲージの2つは天の助が貯めたことになり、OVERの真の姿である魚雷ガールへ変化を早めたことになる。
OVER戦のあとの話でも、OVERの天の助に対する恨みは尾を引いており、天の助のちょっかいにOVERがキレるという流れが半ばお約束となってしまう。その一方、前述のボーボボと首領パッチのおふざけの際には無反応だったように、天の助以外の行動には意外と寛容ではないかと思える場面も出てくる。
2021年4月1日には『グランブルーファンタジー』での『ボボボーボ・ボーボボ』コラボイベント中、ツイッター上で「殺してやるぞ天の助」がトレンド入りする事態となった。
2023年6月11日には『機動戦士ガンダム 水星の魔女』21話のラストにてラウダ・ニールがミオリネ・レンブランに憎しみを突然向ける(ように見える)描写があり、この天の助の状況をミオリネに重ねて連想する視聴者が続出。パロディイラストが相次いで作られ、ツイッター上で「殺してやるぞ天の助」がトレンド入りすることになった。
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最終更新:2023/10/03(火) 14:00
最終更新:2023/10/03(火) 14:00
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