滝の茶屋駅とは神戸市垂水区城が山にある山陽電気鉄道本線の駅である。
1917年開業。以後、宇治川電気時代を経て山陽電気鉄道の駅となり、S特急が新設されると停車駅となる。阪神・淡路大震災後の部分復旧の際は当駅で姫路からの特急が折り返した。3本の谷が連なり、東西移動が不便な垂水区の地形の関係上、美山台・青山台といった垂水区有数の団地群からはJR垂水駅にバスで移動するより滝の茶屋へ自転車や単車で移動することが便利な場合がある。そのため、朝の上りと夕以降の下りの直通特急を停車させ、囲い込み戦略に打って出た。
当駅は海岸段丘の法面に存在する。JR神戸線の列車線より高い位置に存在し、より海に近いので隣の東垂水よりも崖っぷち感がある。
構造的には相対式2面2線で場所に制約があるのでホームは狭い方である。山陽電車によくある寂れた雰囲気の橋上駅と思いきや、山側は整備が行き届いていて見栄えは良い。崖っぷちに在りながら、2011年1月にエレベーター設置工事を終わらせた。
毎時の停車本数は基本的に普通4本であるが、朝の上り及び夕以降の下りの全ての直通特急とS特急が停車するため、決して不便ではない。
当駅の北側は滝の茶屋駅前商店街となっていて、昼間から夕方に掛けてJR垂水駅および山陽垂水駅前ほどではないが賑わいがある。また、当駅の西には滝が存在するが、かつてこの海岸段丘一帯を流れ落ちてた数本の滝のうちの1本であり、垂水(たるみ)という地名のルーツである。志貴皇子にも詠まれたとされる。
また、東垂水駅と共にバス不足の地域である。住宅街では無い須磨浦公園を除き、須磨駅前や垂水駅前には山陽バスや神戸市バス、塩屋駅にはコミュニティバスしおかぜが走っており周辺住民の足として欠かせない存在となっている一方、滝の茶屋駅及び東垂水駅周辺の、いわゆる垂水東部にはバスがひとつも通らない。そのため、このあたり周辺は実質陸の孤島状態となっている。
垂水区の一大拠点にして山陽バスの主要停留所ではトップクラスの本数を誇る垂水駅前及び垂水東口へアクセスするバスすらほとんど通っていない。滝の茶屋から一キロ以上北に位置する集合住宅前に系統が一つだけ存在するのみで、しかも一時間に一本しか来ていない。そもそもこのバス系統ですらほんの数年前「市バス乗り入れを実現させよう」という横断幕のもと、周辺住民が必死に運動を続けた結果できたもので、それまでは正真正銘の陸の孤島だったのである。また、滝の茶屋より北一キロの場所を通るこのバスは、滝の茶屋周辺の住宅街や近隣の市立東垂水小学校を全く通らない。そのため、滝の茶屋周辺から名谷駅前や学園都市駅前、ジェームス山の商業区まではかなりアクセスが悪い
| 路線名 | 隣の駅(下り) 山陽明石駅・山陽姫路駅方面 |
当駅 | 隣の駅(上り) 板宿駅・新開地駅・阪神・阪急方面 |
|---|---|---|---|
| ■山陽電気鉄道本線 | 東垂水駅 | 滝の茶屋駅 | 山陽塩屋駅 |
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最終更新:2025/12/10(水) 13:00
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