灼熱のニライカナイ

『灼熱のニライカナイ』とは、週刊少年ジャンプ2020年30号より2021年29号まで連載された漫画作品である。

概要

ヤンキーとハードボイルドを愛する漫画家、田村隆平が再起を懸けてジャンプという灼熱地獄にまた足を踏み入れた。氏のジャンプ本誌連載作として累計3作目となる今作では、東洋のガラパゴスとも呼ばれる亜熱帯、小笠原諸島を舞台に刑事×少女×海が織りなすハートフルハードボイルドストーリーが展開される。

本作の構想は赤マルジャンプ2004年夏号に掲載された短編『ニライカナイより』が元となっている。16年前の読切が連載作になるというジャンプ史においても珍しい本作であるが、舞台が沖縄から小笠原諸島になり、主人公が高校生から成人警察官に変更される等、ニライカナイを題材にしている以外の物語の設定は大幅に異なっている。

あらすじ

ひとりのハードボイルドな警察官がいた。鮫島灼熱。

彼の左遷先は小笠原諸島！そこで出会う仲間たち、謎多き少女。そして相棒とは!?

刑事×少女×海、ハードボイルドな刑事の物語がいま、はじまる！

週刊少年ジャンプ公式サイトより引用

登場人物

鮫島 灼熱（さめじま ボイル）

本作の主人公。
ハードボイルドをこよなく愛する刑事。元は新宿署勤務だったが素行の悪さが祟り、小笠原の姉ヶ島に左遷となる。有事の行動力は図抜けており発砲も躊躇しない。

オルフェウス

鮫島の相棒。警部補。
チャコの父親を名乗る謎の存在。恰幅が良くダンディズム溢れるイルカ。

チャコ

イルカに育てられた謎の少女。
「海の教団」で信託の巫女として祀り上げられていた女の子。現在は姉ヶ島警察署に保護されている。オルフェウスをパパ上と呼び慕っている。

七瀬 宇海（ななせ うみ）

姉ヶ島派出所の巡査。
華奢な体躯とは裏腹に巨乳。敬礼をする度に胸のボタンが弾け飛んでしまうらしい。

用語

海の教団

神託の巫女を祀り上げる新興のカルト宗教団体。
数年で海が溢れると人心を煽った教祖の邇来愜(ニライカナイ)は、「楽園」への救済の道を説き幹部信者含む27人と共に失踪を遂げている。

外部リンク

• 『灼熱のニライカナイ』｜集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

関連項目

• 週刊少年ジャンプ
• べるぜバブ
• 漫画作品一覧
• 小笠原諸島