神経断裂弾とは、特撮ドラマ「仮面ライダークウガ」に登場する架空の弾丸である。
突如現代に甦り、ゲーム感覚で殺戮を繰り返す謎の集団グロンギ。拳銃すら通用しない強靭な彼らを前に、一般市民や警官は次々に殺害され、その犠牲者は3000名以上に上った。故に警察は、グロンギの直接的な対処をクウガに丸投げするしかなかった。
だが警察も、ただ手をこまねいていただけではなかった。ン・ダグバ・ゼバによって殺されたズ・ゴオマ・グの死体は原型を留めており、関東医大病院の椿医師が解剖。結果、グロンギに驚異的な回復能力を付与する戦闘神経が連鎖的な爆発に弱い事が判明し、それを可能にするための弾丸を科警研が開発しようとしていた。episode44「危機」にて、科警研の榎田ひかりから初めて「神経断裂弾」の名が出された。
episode45「強敵」では科警研での開発過程が描かれ、2種類の火薬を使って爆発の間隔を0.3秒以下にしようと四苦八苦していた。実験を繰り返しているものの、1.67秒かかってしまって難航。だが息子さゆるの授業参観の約束を反故にしてまで科警研に出勤した榎田所長により、ついに0.28秒を記録して神経断裂弾は完成した。さっそく千葉県警の白バイ隊員が輸送を行い、ラ・ドルド・グに撃ち込んだマーキング弾の発信源に赴いた一条、杉田、桜井の3名に支給された。
物語終盤において、人間は遂にグロンギを殺す最強の武器を手にしたのだった。さっそく警視庁未確認生命体対策本部に支給され、抜群の効果を発揮した。一条刑事はゴ・ガドル・バに撃ち込み、殺害までには至らなかったものの最強格のガドルを気絶させる効果を挙げた。次にラ・ドルド・グに使用され、こちらは見事に死に至らしめた。これを機に量産体制が取られ、episode47「決意」にて改良版の強化型神経断裂弾が警察に配備された。その後、ラ・バルバ・デにも撃ち込まれているが、これは相手が人間態だったため貫通して倒せなかった。
倒せなかったのは、神経断裂弾が、撃ち込まれた弾丸が対象の体内で連鎖的に炸裂する事で、グロンギの再生能力を上回るダメージ与えるという性質上の問題である。貫通すると効果が発揮されないだけなので、原理的には人間体で有っても弾丸が体内に止まれば高い殺傷能力を発揮するはずである。
なお、設定上の繋がりが有る可能性の有る次回作、「仮面ライダーアギト」でも使用されているかは不明。
ちなみに、以降に制作された仮面ライダーシリーズでは、主に物語終盤で一般の人間が仮面ライダーと同格の能力を得た上で怪人や仮面ライダーとも対等に戦闘が行える、所謂「量産型ライダー」ともいうべき概念が確立しているのだが、怪人相手に一般人でも対抗が可能になるという点から、神経断裂弾はこれの前身ともいえる立ち位置と言えなくもない。
「アギトの世界」にて登場(「クウガの世界」では未開発なのか登場せず)。既に実用化されており、G-3が運用している。こちらでもグロンギに対する有効な手段として重宝されている。
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最終更新:2025/12/05(金) 23:00
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