笠原将生とは (カサハラショウキとは) [単語記事]

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笠原将生（かさはらしょうき、1991年 1月9日-）とは、福岡県出身の元プロ野球選手（投手）。
父は元ロッテオリオンズ所属の笠原栄一。弟は元福岡ソフトバンクホークス所属の笠原大芽。

2015年の野球賭博問題で無期限失格処分（永久追放）になったひとり。

概要

OB
笠原将生
基本情報
国籍	日本
出身地	福岡県福岡市
生年月日	1991年 1月9日
身長体重	191cm 90kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2008年ドラフト5位
引退	2015年(無期限失格)
経歴
福岡工業大学附属城東高等学校読売ジャイアンツ(2009年-2015年)
プロ野球選手テンプレート

小学校から野球を始め、中学時代は名門明徳義塾中学にて全国軟式野球大会優勝を経験する。高校進学後、投手に転向しその長身から投げ込む直球が評価されたものの、甲子園出場は果たせなかった。

2008年のドラフト会議にて5位で読売ジャイアンツから指名され入団。初年度は育成段階として登板機会がほとんど無かったが、2年目となる2010年はファームの開幕投手を勤めた上でインターコンチネンタルカップの日本代表に選出され、タイ戦で登板。コールドとなったため参考記録ながら5回までノーヒットノーランのピッチングを見せた。

2011年もファームでは最多勝を記録する働きを見せていたものの、一軍に上がることはできなかった。しかし、シーズン終了後プエルトリコウインターリーグへの派遣選手に選ばれるなど大きな期待をかけられている。

2012年シーズンはファームでスタートしたが、ファームで4試合を投げ援護不足で2敗をしたものの、防御率2.33となかなかの成績を残し、更にフォーム調整により安定して140 キロ半ばの直球を投げ込めるようになるなど成長が見られたことから4月に入りプロ入り後初めての1軍昇格を果たした。

そして、4月26日の鹿児島でおこなわれた対横浜DeNAベイスターズ戦に9回から1軍初登板。森本にヒットを打たれたものの小池・藤田・一輝の3人を三振に切ってとり無事に初登板を終えた。初登板は最高球速が138 キロにとどまり、制球が定まらない部分があったものの試合前に阿部に教わったばかりのツーシームを実戦でいきなり試すなど大胆なところを見せた。

しかし、その後初先発となった。5月3日の広島東洋カープ戦では、味方のエラーなどもあったもののあまりピリッとしない内容で4回3失点で降板。負けこそ付かなかったものの、この後2軍へと戻ることになってしまった。その後1度1軍に戻されるも、登板予定前日に練習内容の悪さから登板を取り消されるなどなかなか次のチャンスを得られなかった。

9月に入り、再び1軍に昇格。9月12日の広島東洋カープ戦で先発。6回を6安打無失点で切り抜け念願のプロ初勝利を記録した。
なお、父・栄一氏はプロ12年間のキャリアで未勝利であったため、この勝利は親子通じての念願の1勝となった。

2012年のドラフト会議では、弟の笠原大芽が福岡ソフトバンクホークスに指名された。

2013年からは背番号63に変更。2013年、2014年はビハインドでの登板やロングリリーフでチームを支えた。

2015年は短いイニングでの登板でも失点が目立ち、20試合で防御率6.16とやや不振に陥る。

同年10月5日、巨人の会見にて自身の知人が巨人にて同僚の福田聡志を誘い、8月の全国高校野球選手権、及び9月には巨人戦を含むプロ野球、大リーグの試合にて賭けを行ったとして、野球協約に違反する賭博行為を行ったため謹慎処分となり、笠原もその知人と交流があったために同じく謹慎となったことが発表された。
なお笠原は当初賭博に関しては否定していたが、その後の調査で提出を求められたスマートフォンを解析した結果、同チームの松本竜也と共に自身も賭博を行っていたことが発覚した。

同年11月9日、他の野球賭博関係選手2名ともども巨人より契約解除処分が下された。翌11月10日にはNPB（日本野球機構）より無期限失格処分が下された。要するに永久追放であり、処分が解除されるまでNPBおよび提携プロリーグでは一切の活動ができない。2016年 4月、賭博開帳図利幇助容疑で逮捕され、同年10月、懲役1年2ヶ月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。