義務教育の敗北とは、小学校中学校の9年間をかけても一般的な知識を与えることに失敗した様の事である。
通常、義務教育は、帰国子女などの稀な例外を除き、日本国民全員が受けているはずである。しかしながら、このタグが付けられている動画では義務教育を受けているのかも怪しい言動が見られる。それらを指して「義務教育の敗北」と評される。
もちろん、それらの中にはあくまで配信などをおもしろくするためのネタも含まれているが、なかには素でやらかしている場合もある。また、たとえネタであろうとも、ネタとして許容されるラインを越えた場合は逆にドン引きされることになる。
「47都道府県が言えない、場所が一致しない」「九九を暗唱できない」「簡単な漢字が読めない」
これらのやらかしは本人にとっては恥ではあるが、少なくとも犯罪ではない。バラエティ番組などでもおバカキャラがクイズの回答におかしな回答をしてスタジオを沸かせるのは定番となっている。
知識の欠如やあるいは誤った知識を正しいと思い込んだことによって誤情報を拡散するなど他人に迷惑をかけてしまう場合にもこの言葉が使われることがある。知識不足という意味では上記の「笑って済ませられるかもしれない敗北」と同様だが、人に迷惑をかけるという一線を越えてしまっては笑えなくなる。
また、いわゆるDQNと言われる他人に迷惑をかける行為や犯罪を躊躇なくしてしまう人に対してもこの言葉が使われることがある。この場合、国語や算数の知識の欠如ではなく、小学校中学校の生活を通して身に着けているべき人としての振る舞いができてない事に対しての批難である。
ツイッターなどではこちら側の使われ方が多い。
最初に書いたように、日本において義務教育はほとんどの人が受けるものであるが、それでも零れ落ちる例外は存在している。また、その例外は意外と多いようだ。
また、義務教育で教わる範囲以外の知識を知らないことに関しても「義務教育の敗北」というワードが使われることもある。
当記事を参考文献としたバーチャル学会2023年の発表『侮蔑のスラング「義務教育の敗北」~意味・対象と教育観の考察~』
においては
しかし、実際は日本でも全ての人が十分な教育を受けられているとは限りません。例えば現在、公立の夜間中学の設置が増えているように、社会には小中学校で十分に学ぶことが出来なかった人が多数いること、多くの人が学べなかった分を学びたいというニーズを持っていることが周知されつつあります。
「義務教育の敗北」の語を用いる背景には、小中学校教育を全員が受けている、受けた者全員が常識という「分かって当たり前」の共通項を獲得するものだという教育観があると考えられます。
と指摘している。
- バーチャル学会2023
- note掲示板
112 ななしのよっしん
2025/08/14(木) 22:13:24 ID: HX16kKtAPm
「バカ」を意味するネットスラングだから、この語を使って真面目に議論してるの見ると失笑しちゃう。
113 ななしのよっしん
2025/08/14(木) 22:19:34 ID: 17Gl7aqgYf
114 ななしのよっしん
2025/12/03(水) 19:26:50 ID: wm5uExob6L
義務教育の敗北って言って人をあざ笑う人、本当に自分が完璧だと思ってそうで怖い。
義務教育で習う範囲を完璧に覚えるなら高校入試は満点取って当然のはずだけど、果たしてこの中の何パーセントが満点取れるんだろうね
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最終更新:2025/12/06(土) 03:00
最終更新:2025/12/06(土) 03:00
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