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レイ

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レイゼロ)は数字0漢字表記(正確にはゼロと零は少々異なるが、後述する)。ゼロカタカナ表記)、Zero英語表記)の記事も適宜参照。

零(ゼロ)

零(レイ)

零(ゼロ)と零(レイ)の違い

零(レイ)と零(ゼロ)とは、元々は意味が違っていた。

元々、零は「降ってくる」「落ちる」「落ちぶれる」「細かい」「小さい」「取るに足らない」「部分的である。残りもの余りもの」などの意味の漢字であった。日本語ではこれを「レイ」と読み、同じ意味で使用していた。現在でも「零落する」「零細企業」などの言葉では、これらの意味で使用されている。

そして、0の概念が入ってきてから「少ない」「小さい」「取るに足らない」というところが通じる「零」の字をこの「ゼロ」の概念に充てた。その結果、「零」を「ゼロ」とも読むようになったのである。

そのため本来は零(レイ)は「わずかである(わずかながらもある)」状態をし、零(ゼロ)は「まったくない」状態をしていた、とも言える。ただし現在数字の「0」を「レイ」と読む事もあることからわかるように、ほぼ零(レイ)は零(ゼロ)の意味で扱われる事が多い。

なお、「天気予報で降確率が0なのにが降ることがあるが、零はわずかにが降る可性があることをすので間違っていない。天気予報では降確率レイと言い、ゼロとは絶対に言わない」という説がられることもある。だが、こちらのサイトexitによるとその説の偽を問われて調し、否定的な回答をしている。

漢字として

Unicode
U+96F6
JIS X 0213
1-46-77
部首
雨部
画数
13画
音読み(常用)
レイ
訓読み(常用)
-
𡈍
Unicode
U+2120D
部首
画数
13画
意味
が降る、落ちる、落ちぶれる、しおれる、こぼす、(数の)余り、半端な、細かい、数のゼロ位を表す数字として用いる。
説文解字・巻十一〕には「なり」とある。〔玉篇〕には「徐なり」とある。ゆるゆると降る細かい雨。
符は
音訓
音読みは、レイ音)、リョウ音)。
訓読みは、ふる、おちる、こぼす、こぼれる、あまり。
規格・区分
常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年常用漢字になった。JIS X 0213第一準。
零を符とする漢字には、などがある。
・零細・零砕・零凋・零丁・零落

異体字

  • 𡈍は、〔類篇〕に「零、――古、𡈍と作(な)す」、〔字彙補〕に「古零字。韻に見ゆ」とある異体字。囹の異体字と同形。
  • 𤅫は、〔字彙補〕に「〔集韻〕零と同じ」とある異体字。
  • 𠏡は、〔字彙補〕に「零と同じ」とある異体字。の異体字と同形。
  • 𩂙は、𩂙中という関の名で使われる。〔字彙補〕に「名。音未詳。」とある。〔漢語字典〕に𩂙中は零中と書く文献もあり、𩂙は零の訛字ではないかとある。
  • 𩃞は、〔字彙補〕に「零に同じ」とある異体字。の異体字と同形。
  • は、〔広韻〕に「、――ひは零と作す」とある異体字。〔説文〕の字の説明の中に〔経・豳〕からの引用で「其濛」とあるが、現在の〔経〕のテキストだと「其濛」である。→
  • 𩆖は、〔集韻〕に「霊、――ひは𩆖と作す。、泠に(したが)ふ」とある異体字。
  • 𩆼は、〔集韻〕に「霊、――ひは𩆖と作す。、泠に(したが)ふ」とある異体字。
𤅫
Unicode
U+2416B
部首
氵部
画数
25画
𠏡
Unicode
U+203E1
部首
亻部
画数
15画
𩂙
Unicode
U+29099
部首
雨部
画数
13画
𩃞
Unicode
U+29099
部首
雨部
画数
16画
𩆖
Unicode
U+29196
部首
雨部
画数
22画
𩆼
Unicode
U+291BC
部首
雨部
画数
25画

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最終更新:2024/03/19(火) 14:00

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最終更新:2024/03/19(火) 14:00

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