苗場スキー場とは (ナエバスキージョウとは) [単語記事]

概要

日本の「スキーリゾート」の代表格として知られ、現在でもスキー場として最大の来客数を誇る。緩急様々なコースが広がっており初級者から上級者まで楽しむことができる。

1961年 12月23日、「苗場国際スキー場」として開業。コクド（当時）社長の堤義明自ら中心となって筍山の土地を買収し、一大リゾートを作り上げた。1973年にスキーワールドカップが日本初開催とされて以来5度のワールドカップが開催されているほか、様々な競技大会が行われている。

1980年代のスキーブーム時には1シーズンに380万人を集める一大レジャースポットとなっていた。バブル崩壊とともにブームも落ち着き、ピーク時は24本もあったリフトは12本に半減している。

上記の通り名前を冠する苗場山ではなく隣接する筍山にゲレンデが所在しているが、2001年には苗場山麓のかぐらスキー場と連絡する日本最長（開業当時世界最長）のゴンドラ「ドラゴンドラ」が開業し、両スキー場へのアクセスが可能となった。

1999年以降、毎年7月下旬には日本有数のロックフェスティバル「FUJI ROCK FESTIVAL」が行われ、3日間で延べ13万人近くが苗場に集まる。ステージは主に山のふもとを中心に設営が行われ、ゲレンデにおいてはキャンプサイトとして斜面に多くのテントが張られる。

ゲレンデに隣接する苗場プリンスホテルはスキー利用に特化して作られており、スキーブーム時には予約が取れないホテルとして知られていた。ブーム後には営業規模を縮小、現在はスキーシーズンと夏休み・紅葉シーズン以外の営業を休止している。

1981年からホテル内において「ユーミン」こと松任谷由実によるコンサート「SURF&SNOW in Naeba」が毎年冬に開催され、恒例行事になっている。1999年に本格的な音響設備を備えた多目的ホール「ブリザーディウム」（収容人数：約1400人（コンサートモード）、約1000人（シアターモード））が開業された後は「SURF&SNOW」ほか様々な公演・イベントに用いられている。