落

落とは、落ちるという意味の漢字である。

漢字として

常

落

Unicode

U+843D

JIS X 0213

1-45-78

部首

艹部

画数

12画/13画

音読み（常用）

ラク

訓読み（常用）

おちる、おとす

意味

おちる、葉がおちる、下におとす、命をおとす、おとし入れる、おちこむ、攻めおとす、おちぶれる、廃れる、合格しない、生贄の血で塗って完成とする儀礼、建物が完成する、開始する、居住する、村里、籬、（絡と通じて）つながる、という意味がある。日本語だと、話のオチという意味がある。

〔説文解字・巻一〕に「凡そ艸には零ると曰ひ、木には落つると曰ふ」とあって、草と木で零・落を使い分けるとある。

字形

形声で声符は洛。

音訓

音読みは、ラク（漢音、呉音）、訓読みは、おちる、おとす、おち。

規格・区分

常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

語彙

落下・落花・落伍・落語・落札・落日・落城・落水・落成・落石・落第・落胆・落着・落丁・落馬・落陽・落葉・落葉樹・落命・落雷・落涙

異体字

𣧳

Unicode

U+239F3

部首

歹部

画数

10画

𩂣

Unicode

U+290A3

部首

雨部

画数

14画

𣛗

Unicode

U+236D7

部首

木部

画数

16画

• 𣧳は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔康熙字典〕に「零なり。一に曰く𣧭𣧳、死なり。通じて落に作る」とある。
• 𩂣は、〔玉篇〕に「或ひは落に作る」とある異体字。〔説文〕には「雨、零るなり」と別の字として載っている。
• 𣛗は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
• 茖は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔説文〕などには別の字として載っている。