阪神高速32号新神戸トンネル

新神戸トンネルとは、兵庫県神戸市中央区三宮町と同市北区山田町を結ぶ有料道路である。

かつては「神戸市道路公社」という神戸市傘下の公社が管理していたが、2012年10月1日付で阪神高速道路(株)へ移管された。それに伴い阪神高速道路の一路線として組み込まれ、「阪神高速32号新神戸トンネル」と名称変更された。料金計算も阪神高速道路の料金テーブルとほぼ統合される形に変更された。詳しくは後述にて。

概要

新神戸トンネルは1971年に建設が開始され、1976年5月15日に開通した。神戸市市街地と北区・三田市を結ぶ神戸市道15号神戸三田線の慢性的な渋滞を解消するために建設された。
現在では第一新神戸トンネルが北行き（箕谷方面）、第二新神戸トンネルが南行き（神戸市市街地方面）一方通行となっている。
全長は、（当時）市町村道のトンネルとしては最大級の8.5kmを誇った。ETCによる料金所ノンストップ通行が可能となっている。
危険物積載車両や原付(原付二種以上除く)は通行禁止。なお、阪神高速道路に移管後も原付二種は引き続き通行可能。 

出入口・JCT・料金所

第一新神戸トンネル（北行）

• 国道2号入口
• 二宮入口
• 山麓バイパス分岐点
• 箕谷料金所・箕谷インターチェンジ

第二新神戸トンネル（南行）

• 箕谷インターチェンジ・箕谷料金所
• 新神戸駅出口
• 神若出口
• 国道2号出口

通行料金

2012年9月30日まで

• 原付二種：50円
• オートバイ（126cc以上）・軽自動車：400円
• 普通車：600円
• 大型車：950円
• 特大車：2,200円

現在の料金

阪神高速道路は2017年6月3日午前12時ちょうどから、NEXCOグループと同じく車両区分が5区分制になった。
（2012年10月1日～2017年6月2日の間は普通車・大型車の2区分だった。）

新神戸トンネルのみを利用する場合

※ETC車・現金払い車どちらも同じ。

• 原付二種：50円（現金のみ）
• 軽自動車（126cc以上のオートバイ含む）：500円
• 普通車：550円
• 中型車：610円
• 大型車：730円
• 特大車：1,030円

阪神高速3号神戸線および阪神高速7号北神戸線と乗り継ぐ場合

ETC車の場合は総走行距離に応じ変動する。現金払い車の場合はいきなりETC車の最大料金と同じ額を課せられる。

阪神高速3号神戸線生田川⇔新神戸トンネル・国道2号間の乗り継ぎはETC車のみ可能。
なお、30分以内に両方のゲートをくぐらなければ乗り継ぎ制度は発動しない（30分超過した場合は料金を打ち切り、再度1から課金する）ので注意。

• 軽自動車（126cc以上のオートバイ含む）：270円～1,070円
• 普通車：300円～1,300円
• 中型車：310円～1,380円
• 大型車：390円～2,040円
• 特大車：460円～2,600円

ETC割引（2012年9月30日まで）

• 深夜・早朝割引
  22時～0時・4時～6時は20%、0時～4時は50%割引。
• 阪神高速⇔新神戸トンネル連続利用割引
  3号神戸線or7号北神戸線と新神戸トンネルを連続利用すると軽自動車・普通車は300円、大型車・特大車は600円割り引かれる。
• ETCマイレージサービス
  50円あたり3ポイント、さらに毎月1万円超え3.5万円未満のゾーンは50円あたり3ポイント、3.5万円超え7万円未満のゾーンは50円あたり5ポイント、7万円超えのゾーンは50円あたり10ポイント上乗せとなる。
  0時から翌0時の24時間以内に同一料金所をETC搭載の同一車両・同一ETCカードで往復するとポイントレートが50円あたり10ポイントに跳ね上がる。
  溜まったポイントは1口200ポイント100円引き。使用するにはWebのマイページからいつでも可能。

2013年3月31日まで今後も神戸市道路公社が運営管理する道路（山麓バイパス、六甲有料道路、六甲北有料道路）ではこの割引・キャンペーンが行われる。

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