青景隆著とは (アオカゲタカアキラとは) [単語記事]

「青景隆著」（あおかげ・たかあきら 1514 ～ 1556）とは、大内家に仕えた長門の国人。

出雲遠征で尼子晴久に敗れてやる気をなくした大内義隆や相良武任らの事を、陶隆房にある事ない事吹きこんで大内家復活の為の謀反を決意させるキッカケを作ったギリロク。

概要

大内義隆の偏諱をうけた青景城主にして青景当主の青景隆時の同族にあたり、大内義隆に仕え、奉行人を務めた。大内家の家臣団の中でのいがみ合いから陶隆房に主君大内義隆を討たせるきっかけを作ってしまった人物の一人である。

陶隆房が主君裏切りに至るまで

大内義隆が出雲遠征にて尼子晴久に敗れ、お気に入りの養嗣子・大内義持を失ったことなどにより、ひきこもって文化系活動にふけるようになった頃の話である。

青景隆著は豊前守護代を務めていた大内家臣・杉重矩と対立していた事から、同じく対立していた陶隆房と一緒に除かんと画策した重矩により、大内義隆に「二人に叛意あり」と讒訴されてしまう。

しかしこの件に関して大内義隆が道下正樹役の一人文治派の相良武任をして調査させることにすると、陶隆房に自分が讒言したことがばれてしまうことを恐れた杉重矩は態度を翻した。杉重矩は青景隆著と親しんだ上で「讒言は相良武任によるもの」と吹き込み、うまく恨みの矛先を変えさせたのである。

このウソを信じ込んでしまった青景隆著は杉重矩と共に武断派の重臣・陶隆房（陶晴賢）にも殿はあなたよりも相良武任がお気に入りみたいですねと言った相良武任について讒言するようになり、大内家中の武官と文官の対立を燃え上がらせる一因となった。

このことにより、陶隆房は文治派に傾いた主君大内義隆の排除を決意。のちに大寧寺の変が発生すると、青景隆著は陶隆房に協力して大内義隆を攻撃した為、冷泉隆豊が連署した謀反人への弾劾状に名を刻まれた。

その後

大寧寺の変の結果、大内義隆が自刃し、嫡子の大内義尊も死んだ為、大友宗麟の弟・大友晴英を大内義長として向かい入れて、新生大内家がスタートした。しかし、陶晴賢（陶隆房から改名）が中国地方最強の謀略神・毛利元就と断交、厳島の戦いに敗れて自刃して果ててしまう。これを機に毛利元就による周防長門攻略軍が発動し、抵抗した青景隆著は戦死した。

※こんなギリロクの記事はWikipediaにはないようです。

歴戦ゲーム界隈では

史実では特にどうということのないギリロクである彼だが、意外と歴戦ゲーム界隈での知名度は高い。というのも、「あおかげ」と綴る家名の読みゆえに、全国五十音順戦国武将リストでは先頭の常連となっているためである（三国志における阿会喃のようなものか）。

特に、コーエーの戦国物では、信長の野望・覇王伝での初登場以来、天道（無印）に至るまで15年以上に渡りトップを守る難攻不落ぶりを見せ付けた……が、天道（パワーアップキット版）において愛州宗通（あいすむねみち）が登場したことにより、その座を明け渡すこととなった。

補足

「信長の野望」（PC）シリーズにおける青景隆著の能力一覧。※義理6

軍事能力

内政能力

戦国群雄伝(S1)

戦闘

－

政治

－

魅力

－

野望

－

武将風雲録(S1)

戦闘

－

政治

－

魅力

－

野望

－

教養

－

覇王伝

采配

戦闘

智謀

政治

野望

天翔記

戦才

82(C)

智才

136(A)

政才

72(B)

魅力

野望

将星録

戦闘

－

智謀

－

政治

－

烈風伝

采配

－

戦闘

－

智謀

－

政治

－

嵐世紀

采配

智謀

政治

野望

蒼天録

統率

知略

政治

天下創世

統率

知略

政治

教養

革新

統率

武勇

知略

政治

天道

統率

武勇

知略

政治

創造

統率

武勇

知略

政治

大志

統率

武勇

知略

内政

外政

青景隆著単語

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