R&Bとは、音楽ジャンルの一つ。ブラックミュージック(黒人系大衆音楽)の中心的な潮流を指す。
「リズム・アンド・ブルース(rhythm and blues)」の略記だが、「アール・アンド・ビー」と読んでもいい。一部では「リズム・アンド・ブルース」読みが50年代~の古いものを、「アール・アンド・ビー」読みがここ何十年かの比較的新しいものを、それぞれ指すという分け方をしている場合もある。
20世紀の半ば以降、アメリカ社会で厳しい人種差別を受けていたアフリカン・アメリカン(黒人)のミュージシャンが発達させ次第に商業チャートに受け入れられていった、黒人っぽい歌い方やリズムのとり方に特徴のある大衆歌謡のジャンル。
ゴスペル(黒人霊歌)、ジャズ、ブルース等が元々のルーツにあるが、細かな音楽性や演奏形態は時代や各々のミュージシャンによってさまざまである。中心的なレーベルとして、マーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダーが所属してきたモータウンが有名。
R&Bの潮流から発展していった音楽ジャンルには以下のようなものがある。
音楽ショップや音楽誌では、「ソウル/R&B」「ブラックミュージック」などと一括りで扱われることも多いが、別立てにして考えることもある。ただ定義は人によってさまざまである。
この半世紀を見てもリズム面の洗練は非常に大きなものであり、最近最も一般的に「R&B系」と呼ばれて売れている楽曲は、ソウルミュージックの最盛期などとは全然タイプの違うオシャレなイメージがあったりする。
サム・クック | R&Bの黎明期に第一線で活躍。ゴスペル的な力強い歌唱が特長。黒人の公民権運動にも積極的なかかわりをもった。 |
ウィリアム・スモーキー・ロビンソン | 若くしてモータウンレーベルの設立に参加した大御所。70代にしてその歌声は今もご健在である。 |
マーヴィン・ゲイ | ソウルミュージック・ムーヴメントの筆頭シンガーとして名高い。類稀な曲創り・詞作りのセンスから、その後の音楽シーンに大きな影響を与えた。 |
レイ・チャールズ | こちらも古くからのソウルミュージックの第一人者であり、「ソウルの神様」と呼ばれる。メロディーが肉感的に溢れ出るような非凡な歌声とジャズに近い曲想を併せ持ち、今でも非常に評価が高い。 |
スティーヴィー・ワンダー | R&Bシーンの中心で最も商業的に成功してきたシンガーソングライター。典型的なファンクからバラード、ポップチューンまで多彩な曲を作り、歌いこなしている。 レイ・チャールズと同じく、盲目であることでも知られる。 |
プリンス | 70年代ファンクの影響も受けながら、ダンサブルなR&Bの分野を開拓して最近のクラブミュージック等にも大きな影響を与えている80~90年代のカリスマ旗手。黒人と白人のハーフらしい。同い年のマイケル・ジャクソンと並んで、白人系音楽とR&Bの境目をある種壊した人かもしれない。 |
マライア・キャリー | 「R&Bの要素を取り入れたポップス歌手」なのかもしれないが、歌い方などR&B的と見なされることが多く、近年イメージされるオシャレ系R&Bの代表と言えるだろう。プリンスと同じく、黒人と白人両方の血を両親から受け継いでいる。 |
日本では、こうした諸潮流の強い影響下にある歌唱法、曲づくりを行っている歌手として、久保田利伸やMISIAが筆頭たる存在。
掲示板
38 ななしのよっしん
2016/06/30(木) 16:44:39 ID: ANAEvt/r+O
なんでR&Bってダラダラした曲が多いの?
39 ななしのよっしん
2016/06/30(木) 16:49:50 ID: JXjQcIJjNP
おまえらホント、(音楽聞くことより)ジャンル論争のほうが好きだな
>>38
ノリだかグルーヴだかなんかやろ
40 ななしのよっしん
2018/04/09(月) 13:59:37 ID: +mI4Q0sHR+
若い頃はバンド系が好きだったけど年取ってくるとバンドとかちょっと聞いてて疲れてくるからR&Bが心地よくなってくる。
R&Bは精神的に落ち着いてから好きになるのかもね。
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最終更新:2024/11/10(日) 01:00
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