SCP-3874とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
SCP-3874 | |
基本情報 | |
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OC | Keter |
収容場所 | N/A |
著者 | Uncle Nicolini |
作成日 | 2019年3月11日 |
タグ | i-57 jam-con2019 エバーウッド博士 エージェント・ラフェリエール トラッシュファイア ペンタグラム 世界オカルト連合 人間型 死体 破壊不可能 確率 |
リンク | SCP-3874 |
SCPテンプレート |
SCP-3874は、キューバの元首相 (1959-1976) 、元国家評議会議長 (1976-2008) を歴任したフィデル・アレハンドロ・カストロ・ルスである。カストロ議長がなぜアノマリー認定されているのかというと、財団はカストロ議長が以下のような異常性を1つ以上有すると見ているからである。
なぜこんなことを財団は考えているのか?それは、ある男からもたらされた情報から、カストロ議長がこれらの能力を持っていなければ説明がつかないと判断したためである。 彼は、アメリカ国防総省のオカルト部門として活動する要注意団体「ペンタグラム」からの離反者だった。
その情報とは、ペンタグラムがカストロ議長を600回余り暗殺しようとしていたという事実。しかも、この方法はあまりに多岐にわたっていた。カストロ議長が咽む葉巻や食べるアイスクリームを爆発性にしたり毒を盛った。元シカゴ・スピリット (超常マフィア) やUIUが認定した要注意人物と契約してピッグス湾事件に関与させた。更に外交演説では認識災害を引き起こし、ブードゥー教の呪術や、要注意人物「dado」が開発した暗殺用超常錠剤、果ては軌道上分解ビームまで持ち出して、カストロ議長を亡き者にしようと試み、そしてその全ての試みは失敗に終わっていたのだ。
財団は、カストロ議長を調べたい、確保したいと考えたが南米には当時財団サイトがなかった。そして、何より財団がカストロ議長を確保しようとペンタグラムの暗殺を妨害したことで、米国から「これ以上妨害するなら支援を打ち切るぞ」と警告を受けた。アメリカはベルリンの壁が崩壊し、ソビエト連邦がなくなって尚、共産主義という脅威を無視することはできなかったのだ。
2016年11月25日、キューバのマスコミはカストロ議長の死を報じた。財団はペンタグラムや世界オカルト連合を出し抜き、カストロ議長の骨をDクラスのそれと交換して死体を回収した。
しかし、カストロ議長にはついに何の異常も認められなかった。弟のラウル・カストロも「兄にはどんな異常性もない」と回答した。
そう、カストロ議長には、毒や爆薬、呪術に分解ビームといったありとあらゆる脅威への耐性なんてなかったのだ。単に運良く、アメリカの暗殺から600回回避し続けただけだった。
財団はカストロ議長をSCP-3874-EXに再分類し、遺骨をDクラスのそれと一緒に処分した。――いや、そこは埋葬しなさいよ。
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最終更新:2024/12/01(日) 02:00
最終更新:2024/12/01(日) 02:00
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