SCP-3874 単語

カストロギチョウ

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SCP-3874とは、シェアード・ワールドSCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。

名は『Six-Hundred To One (六百死一生)』。

概要

SCP-3874は、キューバの元首相 (1959-1976) 、元国家議会議長 (1976-2008) を歴任したフィデル・アレハンドロ・カストロ・ルスである。カストロ議長がなぜアノマリー認定されているのかというと、財団はカストロ議長が以下のような異常性を1つ以上有すると見ているからである。

なぜこんなことを財団は考えているのか?それは、ある男からもたらされた情報から、カストロ議長がこれらの力を持っていなければ説明がつかないと判断したためである。 彼は、アメリカ防総省のオカルト部門として活動する要注意団体ペンタグラム」からの離反者だった。

その情報とは、ペンタグラムカストロ議長を600回余り暗殺しようとしていたという事実。しかも、この方法はあまりに多岐にわたっていた。カストロ議長が咽む葉巻や食べるアイスクリーム爆発性にしたりを盛った。元シカゴスピリット (マフィア) やUIUが認定した要注意人物と契約してピッグス湾事件に関与させた。更に外交演説では認識災害を引き起こし、ブードゥー教の呪術や、要注意人物「dado」が開発した暗殺用錠剤、果ては軌分解ビームまで持ち出して、カストロ議長を亡き者にしようと試み、そしてその全ての試みは失敗に終わっていたのだ。

財団は、カストロ議長を調べたい、確保したいと考えたが南米には当時財団サイトがなかった。そして、何より財団がカストロ議長を確保しようとペンタグラムの暗殺を妨したことで、米国から「これ以上妨するなら支援を打ち切るぞ」と警告を受けた。アメリカベルリンの壁が崩壊し、ソビエト連邦がなくなって尚、共産主義という脅威を無視することはできなかったのだ。


2016年11月25日キューバマスコミカストロ議長の死を報じた。財団はペンタグラム世界オカルト連合を出し抜き、カストロ議長のDクラスのそれと交換して死体を回収した。

しかし、カストロ議長にはついに何の異常も認められなかった。ラウルカストロも「にはどんな異常性もない」と回答した。

そう、カストロ議長には、爆薬呪術分解ビームといったありとあらゆる脅威への耐性なんてなかったのだ。単に運良く、アメリカの暗殺から600回回避し続けただけだった

財団はカストロ議長をSCP-3874-EXに再分類し、遺Dクラスのそれと一緒に処分した。――いや、そこは埋葬しなさいよ。

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  • 1 ななしのよっしん

    2024/03/06(水) 12:37:24 ID: 5g5R2YGOpv

    異常があったと仮定するなら
    1.SCP-3874周辺の人物、物体、土地、社会構造等に異常があった(実際には調べた上での結論だと思うが)
    2.ペンタグラム側の暗殺担当者に任務を失敗させる異常もしくは実際には行われていない暗殺任務の結果が報告されてしまう認識災害があった(これはペンタグラム側のメンツから解明されなさそう)
    も疑うかな

    ただ財団の収集規模と精密さのためにこの種のの偶発的産物を取り除く事が不可能という扱いも当該人物の意外性と相まって十分魅力的

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