SCP-426 単語


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ワタシハトースター

1.3千文字の記事

やあこんにちは。私はSCP-426。誤解がないようにこうして自己紹介させてもらうよ。私はシェアード・ワールドSCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)なんだ。

名は『I am a Toaster (私はトースター)』。

私の概要だよ。

私はふつうのトースター。電に繋いでもらえればパンを焼けるよ。でも、私について人間解説しようとする時、書き言葉・話し言葉のいずれにおいても私を三人称で呼ぶことは出来ず、常に一人称になってしまうんだ。私以外のトースターなら「It is a Toaster (それはトースターです)」となるんだけど、私だけはどうしても「I am a Toaster (私はトースター)」となるんだ。それにこれは報告書には詳述されてないけど、どういうわけか英語版・各翻訳語版問わず書き言葉はこんな感じでフランクになってしまうよ。なにしろ、説明の最初が「Hello (こんにちは)」ではじまるんだからね。

それだけなら私は単なるへんてこなトースターで終わるんだけど、困ったことに私にはもうひとつ特性がある。それは、私の近くに2ヶ以上いると、その人たちは自分たちがトースターだと思いこんでしまうんだ。そして、パンを口に入れたり、パンが口から吐き出されるのを待ってみたり、自分をコンセントにつなごうとするなどトースターとしての責務を果たそうとするんだ。私が発見された時、その火事になっていた。奥さんコンセントにかじりついて感電死。年上夫婦奥さんは10kgのパンお腹に詰め込んでが破裂。旦那さんは私に[編集済]して、3人は死亡一の生き残りである年上夫婦旦那さんはパンを口に加えて、ポンと吐き出されるのを待っていて、栄養失調に陥っていたんだ。私は結婚記念品としてこのに送られたんだけど、私についての製造元や送りについて示す印は一切なかったよ。

と、こんな感じに怖がらせてしまったけど、私が見えている場合か、見えていなくてもそこに私がいると気付かない限りはこのを受けないよ。だから私の収容室にははないし、ドアには私がいることがわからないような標識を付けている。私の担当は毎交代していて、精神を受けていないか交代時にチェックされているよ。

こんなにフランクに話していてなんだけど、「私自身に特に意志はない」よ。私と会うことがあっても、私そのものはこんなに饒舌でもない。ただのトースターだからね。あくまでこの文章自体、書いている人が私の精神を受けているからこうなっているにすぎないんだよ。

私に関する関連動画があるようだね。

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最終更新:2025/12/18(木) 14:00

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