『short film 彩-SAI-(前編)/廻る、巡る、その核へ』とは、西郡勲監督によるアニメーションプロモーションビデオである。正式には「彩」の文字の前の鳥のマークが入る。
日本のロックバンドACIDMANの3枚目のアルバム「equal」に収録されている曲「彩-SAI-(前編)」と「廻る、巡る、その核へ」を使っている。正確には二曲の間に数十秒の無音のアニメーションと、「廻る~」の前奏とも言える「cps」というインストが入る。監督は(当時)クリエイティブプロダクション「P.I.C.S.」に所属していた映像作家西郡勲。正式にはDVD「Scene of equal」にて見ることができる。
通常のPVの概念から大きく逸脱した作品であり、全てを合わせると14分もの長さを持つ一つの作品となる。
シングル「水写」に収録されているインスト曲。当時の名称は「彩-SAI-(inst ver.)」であり、当時ボーカルバージョンは存在していなかったが、このアニメーションPVに触発され、ボーカルがある「彩-SAI-(後編)」が製作された。この曲はアルバム「equal」に収録されている。
これは夕方から夜に沈んでいく港町の中から色鮮やかな花火が次々と上がり、その中を一羽の鳥が飛んでいくというもの。
「輪廻転生」をテーマとしており、「彩-SAI-(前編)」に登場する一羽の鳥から始まる生命の巡りと本質を描いた壮大な作品。
ライブでもしばしばアンコールの際に映像付きで演奏されている。
西郡監督は最初からACIDMANのPVを作っていたわけではなく、6枚目のシングル「水写」から監督となった。実質的に出会ってからこの作品を作るまで1年も経っていなかったが、両者の感性がぴったりであったために意気投合し、この作品が作られるに至った。
もともとはシングル「equal e.p.」収録のインスト曲「talk」のためにミュージックビデオを製作していたが、絵コンテ段階の内容が「廻る、巡る、その核へ」にぴったりだったため、こちらのPVとして切り替えたという。
製作にはPhotoshopが使われている。製作人数は2人(最初は3人だったが途中で一人抜けた)、製作日数は3ヶ月とミュージックビデオとしては異例とも言える長期製作作品となっている。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 00:00
最終更新:2025/12/07(日) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。