簡単に言うと鶏肉・もち米入り薬膳スープ。若鶏の肉がまるまる一羽ぶん入っているのでインパクトがある。薬膳の具材も豊富に使用するため栄養価が高い。
若鶏の肉から内蔵を取り除き、そこに高麗人参、もち米、ニンニクなどを詰めて水から2~3時間煮込む。お好みでキムチ、胡椒、ネギなんかを入れても良いし、もち米以外の材料は鶏肉に詰めず隣で一緒に煮ても良い。サムゲタン用の加工済みチキンを使えば、時間はかかるが結構簡単に作ることができる。めんどかったら、市販のレトルトを使ってもおk。
見た目こそ鶏肉の印象が強いものの、鶏は具を入れる袋兼ダシとして使われる素材。メインは中に入れるもち米と具であり、料理としてはどちらかというと雑炊に近い。
栄養豊富なスタミナ食であり、夏バテ対策に食べられる。専門店も多い。また比較的歴史の浅い料理なので味付けや具材も店や家庭によってバリエーションに富む。「病人に食べさせる料理ではない」と言われたり「風邪や病み上がりにも良い薬膳料理」と言われたり、認識がイマイチ一致しないのはその辺が理由だろうか。
ちなみに家庭で作る場合はまず入れないだろうが、材料に含まれる高麗人参などの漢方は食べ合わせや体調によっては体を害するため注意。本格的なものを作る際はある程度調べておこう。
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最終更新:2024/05/28(火) 21:00
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