ジャージとは (ジャージとは) [単語記事]

ジャージとは、衣類の一つである。

概要

主にポリエステル素材で編まれた、伸縮性のある生地のこと。
また、この生地で出来た運動着（トレーニングシャツ・トレーニングパンツ）を指してジャージと呼ぶ場合が多い。
着心地の良さ、動きやすさなどの点からスポーツウェアや学校の体操服に使用される。
中学校などでは普段着として制服や私服より推奨されている学校も多い。

萌え要素・属性として

一般的にダサいもの、野暮ったいものとして認識されている上、露出度・密着度も低いため、萌え要素・属性としては体操着（ブルマー）の人気の影に隠れがちである。

しかし、運動着としてはブルマーより一般的であり、スポーツ少女の象徴として欠かせない。
また、クリップボードやホイッスルと組み合わせたスタイルは、体育教師や運動部のマネージャーの定番である。
ブルマより露出度が少ないことから健全に見えるため、肉感よりも運動や部活動の雰囲気を第一に表現したいときに重宝される。

そのダサさ、野暮ったさも、観点次第で逆に魅力となる。
飾らない自然体の姿が、素朴さや庶民的な親近感を生むのである。
派手な人物、一般人離れした人物にジャージを着させることで、ギャップや親近感を出す効果もある。

また、着衣部位から視線をそらし別の箇所に集中させる、一種のマスキングとしても働く。
つまり、ブルマやレオタード、水着の上にジャージを着る／羽織るスタイルは露出したふとももの輝きを増し、上半身体操着＋下半身ジャージというスタイルは、胸元の生地の柔らかさと胸部の立体感を引き立てるのである。

学校指定のジャージにみられる、濃紺、臙脂、緑などの単色に白のラインが入ったシンプルなデザインのものは「芋ジャージ」と呼ばれる。ジャージの野暮ったさの魅力の極致と言える。
市販のジャージには珍しい、ゴムの足掛け（足裏に引っ掛けることで裾を引き締める）が付いたものが好まれる。
他の学校指定服と同様、見る者の学生時代への郷愁を誘うものでもある。

防寒などの理由でスカートの下にジャージをはくスタイルは、はにわルック、スカジャーなどと呼ばれる。
さらにマフラーやてぶくろ、耳カバーといった他の防寒具とも組み合わせる。
ファッションとしてダサく、パンチラやふとももといった魅力も排除するため嫌われがちであるが、一方でジャージの魅力を最大限に引き出したスタイルとしてマニアックな支持がある。