セリス(ファイアーエムブレム)とは、ゲーム「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」の後半の主人公である。
フルネームは、セリス・バルドス・シアルフィ。聖剣ティルフィングの継承者。クラスはジュニアロード→ロードナイト。
父親は前半の主人公シアルフィ公子シグルド、母親はグランベル王国王女ディアドラ。異父弟にユリウス、異父妹にユリアがいる。
父親譲りの青い髪と母親に似た顔立ちを持つ。
聖戦の系譜の続編のトラキア776にも登場するが、そちらではイベントのみの出演となっている。
父親のシグルドのアグストリア駐屯中に生まれるが、まだ赤ん坊のうちに母親のディアドラが行方不明になってしまう。その後、シグルドに懸けられた嫌疑により母を捜す暇もなく北方のシレジア国に亡命した父に従う。
翌年、シグルドが嫌疑を晴らすため母国グランベルに攻め入るに当り、万が一を考えてセリスはシグルド軍軍師のオイフェとシグルド軍に保護されていたイザーク国王子のシャナンに託されイザークに逃れる。
以上が、セリスが生まれてからの第一部の流れであり、ここまではセリスの姿はゲーム上に登場しない。
また、この時点ではセリスの母親であるディアドラがグランベルの王女であることは知られておらず、したがってセリスが王子であることも判明していなかった。
グランベルに進行したシグルド軍がバーハラの悲劇に散って17年後、セリスは潜伏していたイザーク国で光の皇子を名乗り挙兵。
ここからイザーク、トラキア半島、ミレトス、グランベルと各地を転戦し、父の仇をとり最終的にグランベル帝国を打倒するまでが聖戦の系譜第2部の流れとなる。
初期は下級クラスで登場するため、若干ステータスは低めで歩兵なため機動力もシグルドに比べると低い。
だが、シグルドから受け継いだバルド直系とディアドラから受け継いだヘイム傍系の血の為、成長率は非常に良好。
ステータスにはほとんど穴がないが、取り分け魔法防御の成長率が高いことが魅力で後半のスリープも怖がることなく進軍できるのが嬉しい。
初期値はシグルドやディアドラ次第で若干変動するが、全ステータスカンストを狙っているわけでもなければそこまで神経質にならなくてもいい。
最初からそれなりに強いが、攻撃面ではラクチェ・スカサハ兄妹に比べるとさすがに物足りなさを感じるかもしれない…。
また、レベルが低いうちはやっつけ負けによる討ち死にに注意。(聖戦は再移動システムの影響もあってよくやっつけ負けが起こる)
クラスチェンジを済ませれば騎馬ユニットとなり移動力の不安もなくなる。また、クラスチェンジ後も「おりる」コマンドでいつでも歩兵ユニットに戻ることもできる。
ロードナイトの上限は若干低いという欠点もあるが、その弱点もティルフィングというチート武器のおかげでかすむだろう。
リングを使って補強をするのも手だが、そこまでしなくても十分に強いキャラなので他のキャラに回した方がバランス的にはいい。
恋愛に関しては父親とは違い自由に相手を選ぶことが出来、ほとんどの相手と終章で専用会話がある。
ただし、回復役として初期から登場するラナが近くにいると親密度が勝手に上がってしまうことが多いので他のキャラが目当てなら距離をとっておくこと。→ラナオウ
戦略的には近くで一緒に戦えるキャラが恋人な方がいいが、親世代ほどカップリングは重要ではないので基本的にプレイヤーの好みで選んで構わないだろう。
父親のシグルドを超える指揮官能力☆3つを持つ(シグルドは☆2つ)。オイフェに幼少時から仕込まれたのだろうか。
スキルは追撃と見切り。
派手さこそ無いが、事故死が少なく堅実な戦果が期待できる。
見切りを持つため、ティルフィングとあわせてラスボスのユリウスとまともに戦える数少ないユニット候補となる。
とはいえ、攻撃力が半減してしまうためパワーリングを持ち限界まで攻撃力を上げていても攻撃力は60÷2で30。
5×2ずつしかダメージが通らない上ユリウスは毎ターン回復するため、効率の面ではユリアには圧倒的に及ばない。
ダンサーの支援を活かしつつ地道に削っていくことになるだろう。
ちなみに、セリスで倒すと専用の台詞があったり、ユリアが敵の状態でも自然と洗脳が解けたりといった専用のイベントがあるため一見の価値あり。
父親から受け継ぐであろう銀の剣はおそらく必殺が出せる☆50状態になっていることが予想されるため、非常に強力。
基本的にはこれ一本でいいが、魔力もあるので間接攻撃対策に魔法剣を持たせておくのもいいだろう。
クラスチェンジ後は槍も使えるようになるが、聖戦の槍は重量があるし、剣だけで間に合っていることが多いので特に持たせる必要はない。
終章間近で手に入れられる専用武器である神器「聖剣ティルフィング」は技・速さが10、魔法防御が20もあがる上にHPが少ないときはスキル「祈り」が発動するというチート性能を持つ。
もともと母親譲りで高い魔法防御と合わせて魔法攻撃に対しては鉄壁となるだろう。
前半・後半ともに終盤で手にすることになるので☆を稼ぐのは難しいが、親世代のうちに☆を稼いでおけば終章で無双の活躍が出来ることだろう。
NTT出版で発売されていたTCGでは、剣歩兵の制圧ユニット(敵の陣地に侵入すればその時点で勝利だが撤退すると自分のユニットが全て後退するデメリットあり)として登場。
他の制圧ユニットが魔導師だったり騎士だったりと攻撃範囲や機動力に優れるユニットだったのに比べて彼は機動力も打点も低く、おまけに下級職ということで非常に弱かった。
見切りスキルによる耐久力や高い武器レベルは魅力だったものの、当時打点・機動力・制圧能力共に最強とされていた制圧ユニットのトラバントも同じく見切りを所持していたのでメリットとしては今一歩。
制圧能力を失ったプロモ版も登場したが、こちらは打点がソードファイター以下になっていたのでファンデッキでしか彼に出番が回ることは無かった。
そんな不遇な扱いを受けていた彼に活躍の機会が回ってきたのは、3弾パックから。
念願のクラスチェンジ版とティルフィングがついにカード化されたのである。
クラスチェンジ条件としては相手に一太刀浴びせるかサプライズカードを使う必要があるため活躍させるには下準備が必要だが、その分クラスチェンジの恩恵は大きい。
まず馬に乗ったことで機動力が大幅にアップし、トラバント並の制圧能力が得られる。
見切りのコストが減るのも嬉しく、効率的に身を守ることが出来るようになるのも見逃せない。
他にも反撃時の打点が上がったり三すくみの打点が上がったりといったメリットもあるが、やはり制圧ユニットとして欲しい能力を手にすることが出来るようになったことが最大の売りと言えるだろう。
後に素でレックリングを装備している騎兵並の機動力を持つセリスなども出たが、打点が低くユニットとしては貧弱だったのでクラスチェンジの足がかりとして使われていた。 まとめると、『デッキを圧迫するので専用デッキを作る必要があるものの、秘められたポテンシャルは高いユニット』といったところ。
徹底的に切り詰めたガチデッキに対抗するのは難しいものの主人公ということでファンは多く、彼を使うために熱心にデッキを組む人も当時は少なくなかった。
ここで、親子三世代で使うことが出来るティルフィングの性能についても語っておく。
聖戦士の武器共通の特徴としては『一撃で銀の大剣に勝る打点を叩き出せる』『サプライズカードによる防御を不可能とする(こちらからの強化も基本的に不可能だが)』『手札からデッキに戻すことでコストとして支払ったチップを一部回復』
が挙げられるが、この武器ならではの特性として、『相手の反撃ダメージを大きく軽減する』というものがある。
これらの特性から信頼性が非常に高く、高いコストを払って使っても反撃で倒れるということが少なく聖戦士の武器の中でも癖のない武器であった。
打点で勝るミストルティンや持ち主と相俟って凄まじい攻撃範囲を持つスワンチカに比べれば華やかさには欠けるものの、使い手が3人ともそれなり以上の性能を持っていたので腐りにくく、シアルフィ国勢デッキやセリスデッキでは歓迎されていた。
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最終更新:2025/12/15(月) 07:00
最終更新:2025/12/15(月) 07:00
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