ゼルダの伝説 スカイウォードソードとは2011年11月23日発売予定のゼルダの伝説シリーズ最新作である。
Wiiモーション+専用ソフト。
2008年に開発中と言及され、2009年に一枚のイメージイラストが公開、2010年にE3にてPVが公開され、
会場で体験版をプレイすることが出来た。
トワイライトプリンセスと風のタクトを足して2で割ったような、リアル等身のアニメ調なグラフィックと
モーション+を生かした体感操作が特徴。グラフィックは他にもディズニーっぽいとも神々のトライフォースを
3Dにしたようだとも形容される。クリアまでにかかるプレイ時間は50~100時間ほど。
発売時にはWiiリモコンプラスと25周年オーケストラコンサートスペシャルCDが入った同梱版が発売される予定。
リモコンの色はゼルダ仕様の金色である。(実際は黄土色に近い。)
天空に浮かぶ島、スカイロフトとその下にある地上を舞台とする。スカイロフトの下は地上が全く見えないほどの
雲に覆われおり、まわりには小さな島や岩が浮いている。地上は魔族が支配している模様。
空にあるということか、人々は巨大な鳥を使って移動している。その乗り方が命知らずで
何と島の端にある崖からタイブし、それを鳥がキャッチする。失敗すれば命を落としかねない
明らかな危険行為であり、人々はそれだけ鳥のコトを信頼していることが伺える。
これだけならいつものゼルダ(?)なのだが、E3 2010の時点で「時オカより数百年前の話」
「マスターソードの誕生が明かされる。」「遊びの密度を高めたい。」と語られており、ユーザーを期待させていた。
そしてNintendoDream2011年8月号のインタビューで衝撃の事実が判明した。
何と今回のゼルダは学園物の要素が入っているという。悪の親玉を倒し世界を救うストーリーが
基本のゼルダで学園物ということに衝撃を受けたユーザーは多いのではなかろうか。
さらに「フィールドが狭い分、ゲームの進行でフィールドが変化していく」「スカイロフトでは様々なイベントが発生する」と語られおり、ユーザーの期待は高まっている。
騎士学校に通うリンクは学校の課題試験でもあるイベント、「鳥乗りの儀」に参加する。この試験は鳥との絆が試され、
優勝すればゼルダからプレゼントを貰える大事な日であった。しかし、大いなる運命が二人に訪れる。
聖なる剣の精霊、ファイに導かれ、リンクはまだ見ぬ雲の下の世界へと向かうことになる。
ご存知主人公。念の為に言っておくがゼルダという名前ではない。
スカイロフトに住む少年であり騎士を養成している寄宿学校に通っている。
ある日、失踪したゼルダを探すために存在すら知らなかった地上に降り立つことになる。
ゼルダ
ヒロイン。シリーズ初のお姫様でないゼルダであり、これまでの幼馴染ポジションに当たるリンクの友人。
髪型はパッツンで、これまでのゼルダと容姿の共通点が少なく始めは誰なのかわからなかった人もいる模様。
ニコニコ動画ではカワイイともっぱらの評判でトワプリと同じくスタイルも抜群である。
リンクと同じく寄宿学校に通っている。クラスメートにも好かれているが
本人はリンクのことを好いている模様。ある日、竜巻に巻きこまれて失踪する。
ファイ
シリーズ恒例のナビゲーター。マスターソードになる運命を持つ剣の精霊。
感情も性別も存在せず、いかなる状況でも物事を機械的に判断する。
2009年のイメージイラストに書かれていたのはこのファイであり、
スカイウォードソードではファイがマスターソードになる過程が描かれる。
ギラヒム
今作の悪役であり、リンクのライバル的存在。
詳細はギラヒムの記事を参考して頂くとして、一言で表すとキモくて強い。
カッコいいかどうかは読者の判断に委ねる。
ロフトバード
シリーズ恒例となりつつある乗り物。スカイロフトの人々が使用する鳥。
その姿からニコニコ動画ではハシビロコウと呼ばれる。
リンクが乗る赤い鳥は幻の紅族と呼ばれる鳥であり、地上とスカイロフトを行き来する力を持つ。
正式名称はファミ通のニコニコ生放送にて判明。
テリー
トゥーン系のゼルダでお馴染みの登場人物。まさかのスカイウォードソードに登場である。
今回も商人で喋り方も相変わらずだが、今までの三頭身から八頭身にかわり
空が舞台ということか船には乗っておらず、代わりに飛行船を使っている。
どうやら自転車が動力のようで走りながらリンクの応対をする。
バド
リンクが通っている学校のクラスメート。ゼルダがリンクに好意を抱いていることと特別な鳥を所有していることに
嫉妬してリンクに悪だくみを仕掛けてくる。時オカのミドのポジションに当たる人物だが、かなりの悪人面である。
日本版公式サイトでは彼のドヤ顔が写ったスクリーンショットがある。正直キモイ
ゲポラ校長
リンクが通う騎士学校の校長でゼルダの父親。顔が時オカに登場したフクロウ、ケポラ・ゲボラに
そっくりであるため、何らかの関連が予想されている。
スカイロフトの住民
スカイロフトには剣道場やショッピングモールが存在し、そこにはゼルダらしい個性溢れる人物が揃っている。
今作は従来のゼルダに存在しなかった要素が多い。
特に剣の操作性はモーション+により格段に上がっており、
スカイウォードソードのタイトルにある通り重要な要素になっている。
剣を自由な方向に振り回せる。
従来のゼルダにも縦斬り、横斬りと剣の方向を操作できたが、あまり重要な要素ではなかった。
今作では剣を様々な形に構えられ、自由な方向で斬ることが出来、相手もそれに合わせて防御してくる。
そのため斬る方向を考えて剣を操作する必要がある。なお、勘違いされやすいが「突き」も出来る。
一方、トワプリの奥義システムに代表される剣技の詳細については明かされていないが、
以下の剣技の存在が確認されている。
盾の弱体化
従来のゼルダでは盾は非常に強力な防具であり、金属製となると一度構えれば一部の攻撃を除いて
ほぼ全ての攻撃を防御できるほどであった。
しかし、今作では構えても敵の攻撃によっては仰け反って構えをとかれ、隙だらけになってしまう。
代わりに盾をヌンチャクを使って相手の攻撃に合わせて振ることにより、敵の隙をさらすことが出来る。
(月華の剣士の弾きやソウルキャリバーシリーズのガードインパクトに近い。)
ただし失敗した場合、盾の耐久値が減り、最終的には壊れる。また修理に出して耐久値を回復できる。
前述の剣の高いアクション性と盾の弱体化、さらにE3の時点で敵の攻撃力が従来のシリーズと比べて
増大している、後述のメニューの時間が止まらない仕様など、高難易度が予想される。
モーション+を用いたメニュー
今作のアイテムを選択するメニューはリング上に表示され、リモコンを用いて選択する形になっている。
インタビューによると、かなり便利らしいが使用している間にも移動が可能で時間も進んでいく。
そのため、戦っている最中に使うとダメージを受ける可能性がある。
プレイ動画を見る限り、 通常のアイテムを使用するメニューと空き瓶や盾を使用するためのメニューの二つが
存在するようである。
スタミナゲージ(正式名称不明)
今作にはスタミナが存在し、使用するとダッシュや回転斬りなどの便利な行動が使えるが
使い過ぎるとバテてしまう。スタミナゲージは使用する行動をすると表示され、使用する行動を
やめるとすぐに回復する。
ダッシュ
今回のゼルダではダッシュすることが出来る。
「今までもスティックを最大に倒せばダッシュしたじゃん。」と突っ込んではいけない。
使うと敵を踏みつけ背後に回る、通常では上がれない急な坂を上がる、など
ダッシュによって行える特殊アクションが存在するのである。
なお2Dゼルダでもダッシュによる特殊アクションが存在したが3Dゼルダでは今作が初となった。
精神世界 サイレン
ある場所に剣を刺すといくことが出来る世界。心の試練という設定である。
通常のフィールドが薄暗くなった形である。この世界ではリンクを無防備で攻撃が出来ない。
その状況でガーディアンと呼ばれる敵を避けつつ、精霊の雫というアイテムを集めなければならない。
鳥に乗っての飛行
リモコンを用いた操作で鳥に乗って空を飛ぶことが出来る。。街の上空を飛ぶことも出来る模様。
他にもミニゲームをしたり、空を舞う敵を追いかける等、様々なシチュエーションを楽しむことが出来る。
スカイロフトと地上との行き来も鳥を使うのだが、地上やスカイロフトの島にに降りる時は鳥と共に降りるのでなく
鳥から降りてスカイダイビングする。スカイロフトに戻る際は石像に来るのだが戻ろうとすると
突如何もない上空にぶっ飛ばされ、その状態で鳥を呼ぶ。・・・世界観の項目でも書いたが、このような
危険行為をさも出来て当然のように軽々とやる辺り、どうやら今回のリンクは高所恐怖症と無縁のようである。
アイテムの強化
敵を倒すことで入集できるアイテムや虫を捕まえて専用の店にいくと、 アイテムを強化することが出来る。
ストーリーを進める上で必ずしアイテムを強化する必要があるのかは不明。
宮本茂氏によれば今作の重要な要素の一つのこと。
リモコンを用いた体感操作
これまでのゼルダには無かった操作が存在する。また従来のゼルダでは
ボタンとスティックを使用した操作がリモコンを使用した物に変わっている操作もある。
例として
など。この他にも大量に存在し、中にはミニゲーム並に作りこまれた物もある。
その他
どちらも時のオカリナ3DSに存在したシステムである。
今回もシリーズ同様に沢山の種類のアイテムが存在する。今作のアイテム名はこれまでと違い、「勇者の弓」
「疾風のブーメラン」といったような○○の××という形ではない。
宮本茂氏曰く、ほどんとのアイテムがAボタンだけで使えるようになり、慣れれば非常に快適とのこと。
剣
リンクの基本装備。今作ではこれまでのゼルダ以上に物語で重要な役割を占める。
E3 2011の体験版ではマスターソードの姿ではない剣を装備していたが、
にも関わらずファイを呼び出して話すことが出来る。 物語が進むに連れてマスターソードの姿に変わるのか、
それともファイが他の剣に乗り移るのか 詳細は不明。
盾
剣と同じく、リンクの基本装備。今作では前述のように弱体化している。
盾とあきビン専用のアイテムメニューで盾を装備から外せる。アイテムを用いて盾を強化することも出来、
それによって姿が変わっていくようである。
ビートル
虫のような形をしたロボット。手にセットして飛ばすという形で使用する。
飛ばすとビートルの視点に変更され、しばらくの間空を飛ぶことが出来る。
飛んでいる間はリモコンによって自由に操作可能。
偵察にアイテムのゲットに謎解きにと、かなり万能なアイテム。
本来はブーメランだったが「自由に飛ぶ物体がブーメランか?」という疑問によって誕生したアイテム。
いわばブーメランの発展型であり、そのため今作ではブーメランは登場しない。
元々はロケットパンチであり、古代文明の設定を生み出すなどストーリーにも影響を与えた、
まさに剣と並び、本作を代表するアイテムである。
パチンコ
シリーズ四度目の登場となるアイテム。
Wii版トワプリと同様にポインタで照準を合わせて打つことが出来る。
今作では弓矢との差別化が計られている。(後述)
弓
構えてヌンチャクを引くことにより狙いを定めるという、Wii Sports Resortのアーチェリーによく似た
操作方法で用いる。また落ちているハートに射つことでハートを壁に固定させることもできる。
このような形でパチンコとの差別化が計られている。
バクダン
今作は従来の投げる操作と転がす操作の二種類がある。またバクダン花でとれるバクダンを袋にしまって自分の物にすることが可能になった。明らかに火が付いている物を袋に入れているが、突っ込んではいけない。
ムチ
先端についた光の玉で振り回すことで遠くのアイテムを取ったり、キース(コウモリの姿を見た雑魚敵)を一掃することが出来る。また風タクのカギづめロープのように物にひっかけて、足場から足場へ渡る事もできる。
ムチ本来のイメージからかけ離れた存在感と機能はゼルダらしさを体現しているといえる。
岩田社長の「ムチいいよね」の危ない一言で採用が決まったらしい。
モグマグローブ
特定の場所で穴を掘って地下通路に入ることが出来る。
クローショット
トワプリで登場した、ゼルダお馴染みのアイテムであるフックショットの進化版。トワプリ同様に二個同時使用が出来る。
基本的にこれまでとあまり変わっていないが、Wiiモーション+により使いやすくなったらしい。
まほうのツボ
風を起こして砂や敵を吹き飛ばすことが出来る。今作のディレクター、藤林秀麿氏お気に入りのアイテム。
魔法の壷が好きな理由は「なんでも出来るから」とのことだが、今作では吹き飛ばすことだけに的を絞っている。
理由は社長が訊くを参照のこと。(後述するようにネタバレの危険性大なのでプレイ後の閲覧を推奨。)
パラショール
地上に降りる際にパラシュートのように使ったり、風が地面から吹き出ている場所で一気に上に行ったり出来る。
このアイテムは通常のアイテムメニューでいつでも使用できるアイテムではなく、使える状況になった際にBボタンの
アイコンが装備していたアイテムからパラショールへ切り替わった際に使用できる。
ムシとりアミ
名前通り虫を捕まえることが出来る。行商人から手に入れるらしい。神トラのように敵の魔法をはね返せるかは不明。
捕まえた虫は専門の店に行くことで何と調合して空き瓶に入れる薬の材料に出来る。
現実にも虫を食べる習慣はあるがゲーム内で薬にされて飲まれるという悲惨な目に合う虫は
ゲーム多しといえど、そうそうないであろう。最もトワプリでも蜂の子を飲むことが出来たのだが。
他に虫を食べるゲームにモンスターハンターシリーズがある。
(他にも人間が虫を食べるゲームがあったら掲示板で報告願います。特に極限状況が舞台でない物。)
素材
前述のように虫は薬の材料になる(正確には元からある薬を強化できる)のだが、
他にも盾やパチンコなどを強化するためのアイテムが存在する。敵を倒すことで入手できる。
空き瓶
シリーズお馴染みの様々なアイテムを詰め込める便利アイテム。
基本的には飲んで使用する回復アイテムを入れておくことが多く、スカイウォードでもそれは変わらない模様。
E3 2011の体験版ではこれまでより多くの空き瓶を装備できるがヌルゲーだと思ってはいけない。
なんと飲んでいる間に時間が止まらないのである。代わりに飲みながら移動できる。
そのためこれまでと違い、飲んでいる間も敵の行動に警戒して逃げる必要がある。
前述したように空き瓶専用のメニューで使うようでその中には盾が複数存在している。
・ゲームPV
・社長が訊く
・プレイ動画 ニコニコ動画にある分で物足りないという人はyoutubeに大量にあるのでそちらを参照。
・PVを逆再生すると・・・
・ニンテンドー3DSカンファレンス2011
・公式サイト(海外版含む) ネタバレ多数なので注意。
スカイウォードソードは非常に難産なソフトであり、100人を超えるスタッフが参加し開発に5年かかった。
さらに始めはWiiリモコンの周辺機器であるWiiモーション+を用いて開発していたが
あまりの難しさに諦めてしまい、通常のWiiリモコンを使っての開発がスタートしたが、
宮本茂氏の策略Wii Sports Resortのプロデューサーの助言により再びWiiモーション+を使用することになった。
おそらくゼルダ史上、一番難産のソフトであろう。 Wii U版のゼルダがこうならないことを祈る。
ゼルダの伝説シリーズ 言うまでもないが本作はゼルダの他作品から多くの影響を受けている。
上げていくとキリがないので各自参照のこと。
Wii
Wii Sports Resort 本作に強い影響を及ぼしたソフト(詳しいことは社長が訊く等を参照)
そのためか操作における共通点が非常に多い。
これも上げていくとキリがないので各自参照のこと。
カプコン いくつかのゼルダの伝説の開発に関わっているのだが、今作のディレクターである
藤林秀麿氏はその際開発に関わった元カプコン社員である。現在は任天堂社員。
▶もっと見る
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最終更新:2025/12/11(木) 21:00
最終更新:2025/12/11(木) 21:00
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