ポケモンのタイプ一覧 単語


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ポケモンノタイプイチラン

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ポケモンのタイプ一覧とは、ポケットモンスターシリーズに登場するタイプの一覧とその概要である。

タイプとは

ポケットモンスターシリーズで言うタイプとは、炎や氷などポケモンや技の性質を表すものであり、
他のゲームで言えば「属性」に当たるものだと言える。
各ポケモンは1つ、もしくは2つのタイプを持っている。ポケモンが使用する技もそれぞれ一つのタイプを持ち、
ポケモン自身と同じタイプの攻撃技を使用した場合は威力が1.5倍になる。
また、タイプには相性があり、
攻撃技のタイプとそれを受けるポケモンのタイプによってダメージが変動する(詳しくは後述)。
タイプ相性によるダメージの増減は劇的であり、把握しているといないとでは雲泥の差である。
ポケモンをプレイする上でもタイプ相性を覚えることは最重要と言えるだろう。

タイプには現在、以下の17種類が存在する。

ノーマル」「ほのお」「みず」「くさ」「でんき」「いわ」「じめん」「こおり」「どく
エスパー」「かくとう」「ひこう」「むし」「ゴースト」「ドラゴン」「あく」「はがね

この内、「あく」「はがね」の2種は初代ポケモンには存在せず、第2世代から追加されたものである。

タイプ相性とは

  • 技のタイプとそれを受けるポケモンのタイプの相性により、ダメージ量が大きく変動する。

自分のタイプが弱点とするタイプの攻撃技を受けた場合、2倍のダメージを受ける。逆に耐性のあるタイプの技を受けると、ダメージは半減される。更には、特定タイプの技が全く効かないタイプも存在する。例えばノーマルタイプにはゴースト技が効かず、じめんタイプにはでんきタイプの技が効かないなど。このため、威力が上がるからといってポケモン自身のタイプと同じ技ばかり覚えさせていると、相性の悪い相手と戦う時に非常に不利になってしまう。

  • 2つのタイプを併せ持つポケモンには、両方のタイプの倍率が適用される。

例えば、みずタイプにはでんきタイプの攻撃は効果抜群(2倍)だが、
みず/くさタイプのポケモンの場合、くさタイプがでんき半減のためダメージは2×0.5で1倍となる。
みず/じめんタイプの場合は、じめんタイプがでんき無効なので全くダメージを受けない。
このように片方のタイプの弱点をもう片方がカバーしていることもあるが、
もちろん複合タイプは利点ばかりというわけでもない。
上述のみず/じめんタイプのポケモンの場合、
みずタイプ・じめんタイプには共にくさタイプの技が効果抜群のため、
くさ技では2×2の4倍ダメージを受けてしまう。

ちなみに、2倍や半減の効果が適用されるのは攻撃技のみだが、
相性により完全に無効になる組み合わせの場合、攻撃以外の技も一部無効化されることがある。
(相手を麻痺させるでんき技の「でんじは」はじめんタイプには効かないなど)

タイプ相性一覧


防御側のタイプ




























×




































×


















































×



















×









×







































×



































×



































































〇 こうかは ばつぐんだ!:ダメージ2倍
△ こうかは いまひとつの ようだ:ダメージ半減
× こうかが ない みたいだ・・・:ダメージ0

第2世代で相性が変化したもの

第2世代でははがね・あくタイプの導入とこれに対した相性の追加の他に、一部の相性の変更がなされている。

攻撃側 防御側 初代まで 第2世代以降
こおり ほのお
どく むし
むし どく
むし ゴースト
ゴースト エスパー ×

各タイプの概要

 ノーマルタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

アカネ センリ アロエ
アカネ センリ アロエ

ポケモン編
主なノーマルポケモン

ラッタ カビゴン リングマ マッスグマ ケッキング ビーダル アルセウス ミルホッグ
ラッタ カビゴン リングマ マッスグマ ケッキング ビーダル アルセウス ミルホッグ

弱点:かくとう 半減:なし 効果なし:ゴースト

基本となるタイプで扱いやすい。序盤に出てくるポケモンには必ずと言って良いほどノーマルタイプが居る。弱点もかくとうだけ。ただし、有利なタイプもないので決定打を打ちにくく、耐性も少ないので防御面もそれなり。ちょっと器用貧乏。あるいは貧乏だけ。この辺は他の技も覚えさせて有利に進めよう。サポートにするか攻撃にするかはお好きに。

第五世代ではふわふわなチラーミィや進化させていけば終盤まで役に立つヨーテリー、目が特徴的なミネズミなどが追加されている。ポケモンを育てるときには揺れる草むらに入っては狩りまくるタブンネもノーマルタイプである。

技編

効果抜群:なし 効果今ひとつ:はがね/いわ 
効果なし:ゴースト(『みやぶる』や『かぎわける』を使うと当たるようになる)

攻撃技では基本中の基本『たいあたり』や攻撃した後で相手に与えたダメージの四分の一を自分が受ける『とっしん』、地形によって変化するが30%の確率で相手に様々な状態変化を当たられる『ひみつのちから』、使った次のターンは行動出来ないが威力が非常に高い『はかいこうせん』や『ギガインパクト』もある。なつき度に応じて威力が変わる『おんがえし』は技マシンで覚えさせられるポケモンが多いので、高威力の物理技が欲しいときに便利。自身が瀕死になる代わりに規格外の威力を持つ『だいばくはつ』もこのタイプ。ノーマルポケモンが使えばタイプ一致により更なる超火力を叩き出す。逆にタスキで耐えられたり光の粉で外したりゴーストタイプに代えられたら泣いていい。

補助技では、攻撃を全て自分に集中させる『このゆびとまれ』(ダブルバトルで使われる)、攻撃力を二段階下げる『あまえる』、相手が最後に使った技しか相手に使わせない『アンコール』など、ノーマルという名前に反して個性的で多彩な技が揃っている。

第五世代では攻撃技だと、前のターンで味方ポケモンが瀕死になっていれば威力が倍増する『かたきうち』や自分や味方が使い続けていると威力が上がる『エコーボイス』が追加。補助技だと自分と相手の特性を同じにしてしまう『なかまづくり』、ダブルバトル用、自分が動いた後に相手を動かせる『おさきにどうぞ』が追加された。

さらに詳しく知りたい方はノーマルタイプを参照。


 ほのおタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

カツラ アスナ オーバ ポッド
カツラ アスナ オーバ ポッド

ポケモン編
主なほのおポケモン

リザードン ファイヤー バクフーン エンテイ バシャーモ ゴウカザル エンブオー ヒヒダルマ
リザードン ファイヤー バクフーン エンティ バシャーモ ゴウカザル エンブオー ヒヒダルマ

弱点:みず/じめん/いわ 半減:ほのお/くさ/こおり/むし/はがね 効果なし:なし

御三家タイプのひとつ。赤系統の体色で炎を纏うようなデザインが多く、炎のイメージ通り攻撃・特攻の種族値が高いポケモンが多い。
初代では非常に不遇なタイプであったが、以降は世代が進む毎に地位の向上が図られている。特に第五世代において強力なほのおポケモンとほのお弱点のポケモンが大量に追加された。
何気に5つのタイプに耐性を持つ(半減タイプ数がはがねに次ぎ2位)が、防御が低いポケモンが多く、弱点のタイプがいずれもメジャーである為、耐久型にはあまり向かないタイプである。
特性「もらいび」を持っていれば、ほのおタイプの技を受けてもダメージを受けず、自分のほのお技の威力が上がる。
また、やけど状態になると攻撃力が半減してしまうが、ほのおタイプには「やけど状態にならない」という特徴があり、相手の『おにび』を恐れずに高い攻撃力を活かす事ができる。

第五世代ではヒコザルニ号と呼ばれているかも知れないバオップや、技の都合によりネタにされやすいクイタラン、そして孵化作業のお供に最適、ウルガモスが追加された。どんな風に最適なのかというと『ほのおのからだ持ちの上にそらだってとべるのさ』という感じである。ビクティニ道場で有名なビクティニもほのおタイプである。

技編

効果抜群:くさ/こおり/むし/はがね 効果今ひとつ:ほのお/みず/いわ/ドラゴン 効果なし:なし

物理・特殊共に高火力の技が揃っている。また、やけどの追加効果を持つものが多い。(あまり使う機会は無いが、相手のこおり状態を治す効果もある)
わざマシンで簡単に覚えられ威力も高い『だいもんじ』、反動を受けるが高威力の『フレアドライブ』等が代表的。
物理耐久の非常に高い鋼ポケモン(ハガネール、エアームドなど)は特殊炎技に弱いので、『かえんほうしゃ』や『ねっぷう』などを忍ばせておくと、いざというとき便利。

補助技としては、相手をやけど状態にする『おにび』の存在が大きい。やけど状態にしてしまえば、相手の物理アタッカーを機能不全に追い込める。また、天候を晴れにする『にほんばれ』がある。晴れ状態ではほのおタイプの技の威力が1.5倍に上昇する。

第五世代では攻撃技では周囲のポケモンにもダメージを与える(ダブルバトルやトリプルバトルの時に)『はじけるほのお』や、命中が50しかないが攻撃した後100%の確率で相手を火傷にする『れんごく』、相手の木の実を燃やし尽くす『やきつくす』が追加された。

さらに詳しく知りたい方はほのおタイプを参照。


 みずタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王あるいはチャンピオン

カスミ ミクリ アダン マキシ コーン
カスミ
ミクリ アダン マキシ コーン

ポケモン編
主なみずポケモン

カメックス シャワーズ オーダイル スイクン ラグラージ カイオーガ エンペルト ダイケンキ
カメックス
シャワーズ
オーダイル
スイクン
キモクナーイ
カイオーガ
エンペルト
ダイケンキ

弱点:でんき/くさ 半減:ほのお/みず/こおり/はがね 効果なし:なし

最初に選べる御三家のうち一体。このタイプを選んでおくと全体的に有利に進めるようになっているのはどのバージョンでもお約束。水辺や水中にいるものなら水タイプになり得るため、最終進化形で数えれば全タイプ中一番数が多い。全体的に耐久が高く、氷タイプ技も大抵のポケモンが覚えるため厄介なドラゴンタイプを倒すのにもおすすめ。バランスのとれたポケモンも多いためパーティに一体入れておくのもいいかもしれない。
もっとも、水上を移動する技は大抵水ポケモンが覚えるため、ストーリーで一度はお世話になるだろう。

第五世代ではその顔によって一躍有名になったオタマロや、バージョンによって赤が出やすいか青が出やすいか変わるバスラオ、耐久性のあるママンボウなどが追加されたが、イッシュ固有のみずポケモンはちょっと少なめではある。(クリア後には増えることには増えるが)

技編

効果抜群:ほのお/いわ/じめん 効果今ひとつ:くさ/みず/ドラゴン 攻撃無効:なし

攻撃技では『みずのはどう』や『ハイドロポンプ』等の特殊技が豊富。変わったものだと相手のHPが半分以下だと威力が倍増する『しおみず』や自身の残りHP量によってダメージが変わる『しおふき』等の技もある。物理技には先制技『アクアジェット』や威力が高めの『アクアテール』等。

補助技だと使ったポケモンが場に出ているときのみ、ほのおタイプの威力半減する『みずあそび』や体力を徐々に回復出来る『アクアリング』などちょっと捻った技が多い。『あまごい』と言う5ターンの間、雨状態(あめが ふりづついている)に出来る技もある。水技の威力が強化され、特性『すいすい』のポケモンは素早さが2倍になるため、使いこなせば強力。

『なみのり』や『たきのぼり』、『ダイビング』などストーリーを進めるために重要な移動技が多め。
特に『なみのり』は威力も高く便利。

第五世代では攻撃技では3割の確率で相手を火傷状態にできる上に自身がこおり状態でも使用出来る『ねっとう』が追加された。これでお湯の心配はしなくても良い。後は物理技ではシェルブレードが追加。その名の通り貝剣でミジュマル系統やシェルダーが覚える。補助技では相手をみずタイプに出来る『みずびたし』が追加されたことにより、ポケモンアニメ無印の何故ピカチュウでイワークが倒せたかの謎が解けるようにはなった。スプリンクラーの水で『みずびたし』になったからだね。

さらに詳しく知りたい方はみずタイプを参照。


 くさタイプ 

エキスパートジムリーダー(もしくは四天王)   

エリカ ナタネ デント
エリカ ナタネ デント

ポケモン編
主なくさポケモン

 

フシギバナ
メガニウム
ジュカイン
ルンパッパ
ドダイトス
ジャローダ
ドレディア
エルフーン
フシギバナ メガニウム ジュカイン ルンパッパ ドダイトス ジャローダ ドレディア エルフーン

弱点:どく/ひこう/むし/ほのお/こおり 半減:みず/じめん/いわ/でんき 無効:なし

全体的に耐久寄りのステータスが高め。
最初に選べる御三家の一つでもあるが、選ぶと最初は楽でも後から苦労したり、全体的に苦労したりすることが多い。弱点タイプが多く、初代の頃は「どく」タイプも一緒に付いてきて、当時猛威をふるっていたエスパー技にまで弱くなることも多かった。メインウェポンもちょっと安定しなかったりしているがこのタイプは補助を良く覚えてくれる。殴るだけが戦闘じゃない。でも鋼対策の炎技でついでに燃やされたり、ドラゴン対策の氷技でついでに凍らされたり・・・
しかし複合タイプによっては地面半減や電気半減が生きてくる。ユレイドルやルンパッパがその例である。
また、同じ草タイプの技『やどりぎのタネ』が効かないのも耐久型にとってはありがたい。毒タイプと複合すれば草と毒の毒・地面弱点を打ち消す上同じく耐久型の天敵である『どくどく』も無効化してしまえるので、耐久型と出くわしたときに優位に立てる。フーディンなどにゴリ押しされることも増えるが・・・

第五世代では季節によって身体の色が変わるシキジカなどが出たが、特性によって恐怖存在となったエルフーンや見た目がとっても可愛くて強いドレディアが登場した。見た目がブロッコリーなサルポケモン、ヤナップなどくさポケモンのバラエティは富んでいる。

技編

効果抜群:みず/いわ/じめん 効果今ひとつ:くさ/ほのお/どく/ひこう/むし/はがね 効果なし:なし

攻撃技としては、急所に当たりやすい『はっぱカッター』『リーフブレード』、1ターン溜めが必要だが晴れ状態なら溜めなしで撃てる大技『ソーラービーム』、相手の体力を吸って自分の物に出来る『すいとる』『メガドレイン』など。相手が重ければ重いほど威力が上昇する『くさむすび』と言う変わった技もある。
上にある通り、威力半減されるタイプが非常に多いため、攻撃タイプとしては残念ながらあまり優秀とは言えない。しかし、メジャーな水ポケモンに強く、草技がピンポイントで刺さるポケモンも多い(ラグラージ、ヌオーなど)ため、決して馬鹿にはできない。持っててよかったくさむすび。

補助技は非常に豊富。『どくのこな」『しびれごな』『ねむりごな』の各種粉技、すばやさを2段階下げる『わたほうし』、驚異の命中率100を誇る催眠技『キノコのほうし』など。植え付けると毎ターン相手のHPを1/8奪って自分のものにする『やどりぎのタネ』は耐久型のポケモンに使われると厄介この上ない。

第五世代では、攻撃で来て五割の確率で命中率を一段階下げる『グラスミキサー』などが追加された。

さらに詳しく知りたい方はくさタイプを参照。


 でんきタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

マチス テッセン デンジ カミツレ
マチス


カミツレ

ポケモン編

主なポケモン:ピカチュウ/サンダース/ライボルト/レントラー/エレキブル など

ピカチュウ ライチュウ サンダース デンリュウ ライボルト レントラー エレキブル シビルドン
ピカチュウ
ライチュウ
サンダース
デンリュウ
ライボルト
レントラー
エレキブル
シビルドン

弱点:じめん 半減:でんき/ひこう/はがね 無効:なし

今やポケモンの代名詞的存在に成長したピカチュウはこのタイプ。
特攻・素早さが高いポケモンが多く、サンダースはその代表格。弱点もじめんタイプだけ。しかし、おしなべて防御力が紙なので、物理の大技やサブウエポンの『じしん』であっけなく沈むことも多い。
複合タイプを持つことも少なく、ランターンやジバコイルなどは数少ない例外である。

第五世代では可愛らしいエモンガやゼブライカ、でんき/むしタイプになるデンチュラや、『でんじふゆう』に頼るまでもなく特性ふゆうを持つシビルドンなどが出た。特にシビルドンはゲーチス、シロナなど強豪トレーナー達が多く使ってくる。

技編

効果抜群:みず/ひこう 効果今ひとつ:でんき/くさ/ドラゴン 効果なし:じめん

攻撃技だと『でんきショック』『かみなり』などの技は一定の確率で相手を麻痺させられえる。威力は控えめだが必中の『でんげきは』、逆に命中率は50%だが当たれば必ず麻痺する大技『でんじほう』、ピカチュウ系統しか使えない電気版『すてみタックル』の『ボルテッカー』、第5世代で追加された待望の高威力物理でんき技『ワイルドボルト』など。
数が多いみずポケモン、ひこうポケモンによく効くので、『10まんボルト』を持っていればストーリー攻略が非常に楽になる。対人戦においてもその汎用性は健在。

補助系の技では相手をほぼ確実に麻痺させられる『でんじは』や地面弱点を消してしまう『でんじふゆう』、次に撃つ電気技の威力や自分の特殊防御を底上げ出来る『じゅうでん』など。

第五世代では物理系の技で与えたダメージの四分の一を受ける『ワイルドボルト』やでんきタイプのとんぼがえりとも言える『ボルトチェンジ』、デンチュラ系統しか覚えないが攻撃ができる上に相手の素早さを一段階下げられる『エレキネット』が追加された。

さらに詳しい説明はでんきタイプを参照


 

 いわタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは(四天王)

タケシ ツツジ ヒョウタ
タケシ ツツジ ヒョウタ

ポケモン編
主ないわポケモン

ゴローニャ イワーク ウソッキー バンギラス ジーランス レジロック ラムパルド ギガイアス
ゴローニャ イワーク ウソッキー バンギラス
ジーランス レジロック
ラムパルド
ギガイアス

弱点:みず/くさ/じめん/かくとう/はがね 半減:ノーマル/ひこう/ほのお 無効:なし

タケシが「硬くて我慢強い」と自慢するように、全体的に見た目がゴツく防御力がとても高い。例え相性抜群のかくとうやじめんタイプを受けても一発ぐらいは耐えられる……かもしれない。しかし素早さは低め。また、防御は高くても特防は低いことが多いので水技や草技に非常に脆弱。いわタイプ単色だと弱点がとても多いというのも特徴。
このタイプの特徴として、天候がすなあらしの状態でもダメージを受けず、さらに特防が1.5倍になる。ただでさえ特防の高いユレイドルやレジロックは砂嵐中は難攻不落の要塞と化すだろう。

最初のジムが岩タイプであることが多い。初期技の『たいあたり』、『ひっかく』等が通じず、御三家のタイプすべてに関わりを持つことから、タイプ相性を学ぶための先生役として登場していると思われる。

第五世代では防御がとても高いイシズマイやダンゴロの系統、かせき系ポケモンとしてアーケンやプロトーガが追加された。特にアーケン・プロトーガは進化させるとそれぞれアーケオス・アバゴーラになる。使い方によっては強い。……ちょっと癖があるのが、欠点。

技編

効果抜群:ほのお/むし/ひこう/こおり 効果今ひとつ:かくとう/じめん/はがね 効果なし:なし

物理技で虫や飛行の弱点を突ける技は少ないため、地面ポケモンや格闘ポケモンに愛用されている。
攻撃技は命中に不安はあるが威力が高い『ストーンエッジ』、それより威力は劣るがひるみ効果を持った『いわなだれ』等がある。使うと徐々に攻撃力が上がっていくために一部の人にトラウマを作ったかもしれない『ころがる』もこのタイプ。総じて命中が若干心配な技が多い。

初代ではいわタイプの技は少なく補助技は皆無であったが、相手がポケモンを交代した場合にそのポケモンにタイプ相性に応じたダメージを与える『ステルスロック』や、素早さを2段階上げる『ロックカット』などの技が後に登場した。

第五世代では当たればひこうタイプの相手や浮いているポケモンに、じめんタイプの技が当たるようになる『うちおとす』や相手の全体技を無効に出来る『ワイドガード』が追加された。

もっと詳しく知りたい方は、いわタイプを参照。


 じめんタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

サカキ
キクノ
ヤーコン
サカキ キクノ ヤーコン

ポケモン編
主なじめんポケモン

ダグトリオ ガラガラ ドンファン グラードン カバルドン ドサイドン ドリュウズ ワルビアル
ダグトリオ ガラガラ ドンファン グラードン カバルドン ドサイドン ドリュウズ ワルビアル

弱点:みず/こおり/くさ 半減:どく/いわ 無効:でんき

直接殴れるタイプのポケモンが多い。ポケモンによってはタイプの組み合わせにより壁になったりもする。防御が高くて素早さが低いポケモンが多い。使いやすいタイプであり、電気技が補助技も含め全く効かないのも良い特徴。特に『でんじは』を読んで交換できれば、一人前のトレーナーである。ただ、メジャーな水技や氷技に弱いので防御タイプの性能としては少し厳しいか。
特徴として「すなあらし」のダメージが効かない

第五世代では、洞くつ系統の砂埃のみに現れるモグリューやドリュウズ、じめんとひこうが合わさったランドロスなどが追加された。第二のキモクナーイとも言われているガマゲロゲもいる。

技編

効果抜群:ほのお/どく/でんき/いわ/はがね 効果今ひとつ:くさ/むし 攻撃無効:ひこう

5種ものタイプに効果抜群を取れる優秀な攻撃タイプ。物理アタッカーには標準装備と言っていいほど採用されるため、地面技に強いかどうかがそのポケモンの耐久力を左右するほどである。ただし汎用性を持つ故に読まれやすく、飛行ポケモンや特性『浮遊』持ちの無償降臨を許してしまうので安易な連発は禁物。
攻撃技として、特に『じしん』の威力100・命中100はとても優秀。地面ポケモンのメインウエポンとしてはもちろん、物理ポケモンのサブウエポンとして昔から広く愛用されている。相手のレベルが自分のレベルよりも高いと当たらないが、レベルが低いと命中率が高くなり、当たれば一撃で相手を倒せる『じわれ』もある。
特殊技には『マッドショット』『だいちのちから』などがあるが、こちらは覚えるポケモンが非常に限られるため目にすることは少ない。しかし、地面が弱点のポケモンは特防が低いことが多いため、オムスターなどに採用されることもある。

補助技では相手がポケモンを繰り出すためにダメージを与えられる『まきびし』、相手の命中率を一段階下げる『すなかけ』などがある。

第五世代ではヤーコンから技マシンとして貰え、攻撃しながら確実に相手の素早さを一段階落とす『じならし』や、ドリル系のポケモンが覚えられる急所に当たりやすい『ドリルライナー』が追加された。

さらに詳しい説明はじめんタイプを参照。


 こおりタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

カンナ ヤナギ プリム スズナ ハチク
カンナ
ヤナギ プリム スズナ ハチク

ポケモン編
主なこおりポケモン

フリーザー デリバード オニゴーリ レジアイス ユキノオー グレイシア バイバニラ フリージオ
フリーザー
デリバード オニゴーリ レジアイス ユキノオー グレイシア バイバニラ フリージオ

弱点:ほのお/かくとう/いわ/はがね 半減:こおり 無効:なし

グレイシアはとても可愛い。フリーザーはふつくしい。
全体としてこれといったステータスの傾向は見当たらないが、見ての通り耐性が1つしかないのに弱点が4つもあり、防御タイプとしてはあまり優秀ではない。従って交換出しさせにくい欠点を持つ。氷タイプのみのものは少なく、水タイプと一緒に持っているポケモンが多い。
特徴として氷タイプは「こおり」状態にならない。天候が「あられ」状態でもダメージを受けない唯一のタイプ。

第五世代ではオフィシャルでもひでん要員認定されて配布されたクマシュンやアイスクリームの形をしたバニプッチなど単こおりタイプばかりが追加された。複合タイプではこおり/ドラゴンのキュレムがいる。ちょっと扱いづらいかもしれない。

技編

効果抜群:くさ/じめん/ひこう/ドラゴン 効果今ひとつ:ほのお/みず/こおり/はがね 効果なし:なし

攻撃タイプとしては優秀。能力の高いドラゴンポケモンは引き換えとして意図的に氷技に極端に弱く設定されたものが多く、『れいとうビーム』や『ふぶき』はドラゴン狩り用に大人気。ひこうタイプだって落とせる。ついでに草も。追加効果として一割の確率で相手を「こおり」状態に出来るのも嬉しいところ。物理技には『こおりのキバ』『れいとうパンチ』、先制技の『こおりのつぶて』等がある。

補助技では『しろいきり』は5ターンの間能力を下げる技や追加効果を受けなくなり、『くろいきり』は相手と自分の能力変化を元に戻せる。天候変更技『あられ』(あられが ふりつづいている)もある。

技では3割の確率で相手を怯ませられるつららおとし(自力で覚えられるのはパルシェンやツンベアーのみ、遺伝ではマンムー等)が追加された。

さらに詳しい説明はこおりタイプを参照。


 どくタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

キョウ アンズ
キョウ
アンズ

ポケモン編
主などくポケモン

アーボック ベトベトン マタドガス クロバット マルノーム ドクロッグ スカタンク ダストダス
アーボック
ベトベトン マタドガス クロバット マルノーム
ドクロッグ スカタンク
ダストダス

弱点:じめん/エスパー 半減:どく/かくとう/むし/くさ 無効:なし

歴代の悪の組織への採用率が高いタイプ。はがねタイプの居なかった頃の初代では、このどくタイプが耐久向きタイプとして君臨していたという歴史からか、攻撃側としては弱点を突きにくいが、種族全体的に防御がちょっと高めで、わざを受ける側としては耐性が多いのが特徴。タイプ複合や特性で弱点の1つ・地面技を克服している者も多いため、壁役として使えるポケモンも居る。猛威をふるっている『インファイト』を半減できるのはうれしい。素早さは全体的に低めだが、クロバットのような例外もいる。
特徴は「どく」状態にならないこと。これも耐久型にとってはうれしいが、それははがねタイプも(ry

第五世代ではゴミから産まれたポケモン、ヤブクロンや、むし/どくタイプのペンドラーが追加された。きもかわいい? とされているポケモン達が増えている。

さらに詳しい解説はどくタイプを参照

技編

効果抜群:くさ 効果今ひとつ:どく/いわ/じめん/ゴースト 効果なし:はがね

唯一弱点を突ける草も毒と複合しているケースがままあり、攻撃タイプとしてはあまり優秀ではない。
直接攻撃では『ヘドロばくだん』や『ヘドロこうげき』、『ダストシュート』などがある。序盤で虫ポケモン達の『どくばり』の毒の追加効果に苦しめられた人は多いはず。搦め手で攻めてみよう。

補助技としては相手のとくせいを消せる『いえき』、防御率を大幅に上げる『とける』がある。特にターン数が経過すればするほど「どく」ダメージが大きくなる『どくどく』は脅威。多くのポケモンでどくどくで相手を倒す「どくどく型」が考案されているが、毒と鋼タイプの前では手も足も出ないので、パーティの他のポケモンでカバーすること。

第五世代の補助技では対象の状態異常を元に戻せる『クリアスモッグ』や攻撃、防御、命中を一つあげる『とぐろをまく』が追加された。


 エスパータイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

ナツメ イツキ フウとラン ゴヨウ カトレア
ナツメ
イツキ

ゴヨウ カトレア

ポケモン編
主なエスパーポケモン

フーディン ミュウツー ミュウ エーフィ サーナイト クレセリア ランクルス ゴチルゼル
フーディン ミュウツー ミュウ エーフィ サーナイト クレセリア ランクルス
ゴチルゼル

弱点:むし/ゴースト/あく 半減:エスパー/はがね/かくとう 無効:なし

このタイプを専門にしているトレーナーは大体トレーナー自身も超能力を使える。何故か?
初代ではエスパーの弱点を突けるはずの虫技・ゴースト技にロクな技がなく、エスパー技を半減できるのはエスパーだけというひどい状況であった。現在は虫技・ゴースト技ともに充実し、エスパーに耐性を持つ悪、鋼の登場でエスパー最強時代は既に過去のものとなっている。
フーディンやサーナイトに代表されるように特殊系のステータスは高めだが、物理系のステータスが低いポケモンばかり。故に特殊専門のイメージが強いが、エルレイドやチャーレムなど格闘複合で相手をボコるポケモンも存在している。

第五世代ではたまにマジックガード効果で砂漠の砂嵐も平気で飛び回っている遺跡の守護者・シンボラーや、古代の浮いてるロボットにも見えるオーベム、序盤のイベントに絡みその影響でベルが使うことになるムンナ等が追加された。進化形のムシャーナの開眼はちょっとどころかかなり怖いけどね。

技編

効果抜群:かくとう/どく 効果今ひとつ:エスパー/はがね 効果なし:あく

『サイコキネシス』や『サイケこうせん』といった特殊技が多い。何かしらの追加効果があるものばかり。
物理技『サイコカッター』『しねんのずつき』もある。ただし、どの技も伝説ポケモンを除いて基本威力100を超えるものはなく、単純な火力押しだけでは他のタイプに威力は劣る。

むしろ特筆すべきは豊富な補助技。例えば5ターンの間素早さが低い方から行動できる『トリックルーム』や、飛行タイプや特性「ふゆう」に地面技が当たるようになるなど場を一変させる『じゅうりょく』、特殊攻撃のダメージを倍にして返せる『ミラーコート』、自分が持っている技を相手に使えなくする『ふういん』、相手を眠らせられる『さいみんじゅつ』、相手と自分のとくせいを入れ替える『スキルスワップ』、5ターンの間だけ特殊攻撃ダメージを減らしてくれる『ひかりのかべ』、クレセリア専用技ではあるが自分が「ひんし」状態になる代わりに次に出てくるポケモンのコンディションを全て回復出来る『みかづきのまい』もある。その他色々、使われると殴られるよりも厄介になってしまう技が多い。

第五世代では攻撃技では周囲にいる自分と同じタイプのポケモンにダメージを与える『シンクロノイズ』。ミュウツー戦用技、相手のとくぼうではなく防御でダメージを算出する『サイコブレイク』などが追加。補助技では5ターンの間、場にいる全てのポケモンの防御ととくぼうが入れ替わる『ワンダールーム』や5ターンの間全てのポケモンの道具が無効化する『マジックルーム』などが追加された。

さらに詳しい説明はエスパータイプを参照


 かくとうタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

シバ シジマ トウキ スモモ レンブ
シバ シジマ トウキ スモモ レンブ

ポケモン編
主なかくとうポケモン

カイリキー サワムラー エビワラー ヘラクロス ハリテヤマ ルカリオ ローブシン コジョンド
カイリキー サワムラー エビワラー ヘラクロス ハリテヤマ ルカリオ ローブシン コジョンド

弱点:エスパー/ひこう 半減:むし/いわ/あく 無効:なし

今のところ全シリーズに専門にしているエキスパートタイプや四天王が居て、全員が自分も格闘技をやっている。
特性「ノーガード」カイリキーや特性「こんじょう」ヘラクロスなどは「肉を切らせて骨を断つ」大火力アタッカーとして大活躍。ゴウカザルなど補助技を豊富に持つテクニカルなポケモンもいる。「格闘」のイメージ通り物理型が多いが、ルカリオなど特殊攻撃もこなせるものも。

第五世代では伝説のポケモンが三匹、かくとうを持っている。それぞれ、コバルオン、テラキオン、ビリジオンである。ダゲキやナゲキなど捕まえたら終盤までお世話になるであろうポケモンも追加されている。特にダゲキは特性ががんじょう、の場合、一撃で葬れないため厄介である(其れを言ったらがんじょうを持ったポケモンは皆そうだが)。ズルッグなどはあく/かくとうタイプなのでかくとうの苦手なエスパータイプを無効化出来るが、自身のかくとうタイプがこうかばつぐんになっているので注意。

技編

効果抜群:ノーマル/いわ/はがね/こおり/あく 効果今ひとつ:どく/ひこう/エスパー/むし 効果なし/ゴースト

殴る。蹴る。まずはそこから。昇竜拳スカイアッパー』や『ばくれつパンチ』に『まわしげり』『とびひざげり』、『あてみなげ』『ちきゅうなげ』と殴る蹴る投げる揃ってます。中でも威力120・命中100で連発しても威力が落ちない『インファイト』は速攻系アタッカーとのシナジーが抜群。元々紙装甲な奴らが多いので、防御・特防が一段階下がったところであまり気にならない。
他にも眠っている相手は倍の威力があるが相手が起きる『めざましビンタ』やストーリーの先を進むのに必要な『いわくだき』もある。相手に物理技を倍にして返せる『カウンター』もこのタイプ。特殊技だと必中で使いやすい『波動拳はどうだん』などがある。『きあいだま』もあるが、こちらは命中が博打である他、技マシンで覚えられるためフーディンやゲンガーなどむしろ格闘タイプのポケモン以外に覚えさせるケースが多い。

補助技には、相手の攻撃を完全に防御出来る『みきり』、自分の攻撃と防御を一段階上げる『ビルドアップ』がある。

第五世代では攻撃技だと自分がひんしになる代わりに相手に自分のHPと同じだけのダメージを与える自爆技『いのちがけ』や、相手を投げ飛ばすことにより控えのポケモンと交代、野生の戦闘の場合は戦闘が終わってしまう『ともえなげ』、ナゲキ戦用技ではあるが必ず急所に当たる『やまあらし』が追加された。補助技では、味方全体を先制攻撃から守る『ファストガード』などが追加されている。

もっと詳しく知りたい方は、かくとうタイプを参照。


 ひこうタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

ハヤト ナギ フウロ
ハヤト ナギ フウロ

ポケモン編
主なとりポケモン

ピジョット オニドリル ドードリオ ヨルノズク オオスバメ ムクホーク トゲキッス ケンホロウ
ピジョット オニドリル ドードリオ ヨルノズク オオスバメ ムクホーク トゲキッス ケンホロウ

弱点:でんき/こおり/いわ 半減:かくとう/むし/くさ 無効:じめん

第五世代でトルネロスが現れるまでは単一でのタイプが居なかったタイプでもある。飛んでいれば綿毛だろうが気球だろうが飛行タイプになり得るため、複合タイプが非常に多い。現状、飛行と複合していないタイプは格闘のみである。
ストーリーを進める上でも重要な「そらをとぶ」をほぼ全てのポケモンが覚えるため、重宝する。
特徴として、素早いものが多い反面防御は紙なポケモンが多いが、エアームドやグライオンなど防御の高さが売りのポケモンも。
他に飛行タイプ固有の特徴として、地面タイプの攻撃を受けない・「まきびし」や「どくびし」が効かない・とくせい「ありじごく」の影響を受けない、など。
防御タイプとして上記の特性はありがたいが、弱点となる3タイプ全てがメジャーなことが問題。電気で落とされて終わりなんてことはないと某ジムリーダーは言っているが、こおりやいわでも落ちるよ。

第五世代では、ポケットモンスターホワイトを持っている人にとっては図鑑完成の天敵となるバルチャイや、不公平にもシロナが使用してくるため、対になっていたハズなのにブラックを持っている人はGTSで容易に探せるウォーグル、アニメ番ではサトシのメイド、ハトーポーなどが追加された。

技編

効果抜群:くさ/むし/かくとう 効果今ひとつ:でんき/いわ/はがね 効果なし:なし

攻撃技は『つばさでうつ』や『ブレイブバード』等がある。一度行ったことのある町ならば何処にだって飛んでいける『そらをとぶ』は無いと非常に不便。必中技の『ツバメがえし』は技マシンで覚えられるため対キノガッサ・ヘラクロス用に採用されることもある。攻撃出来る上に相手が戦闘中に効果のある木の実を持っていれば自分に発揮出来る『ついばむ』と言う技もある。「ラムのみ」を奪えれば美味しい。『ゴッドバード』は威力が高いが、1ターン溜める必要がある上命中は90%であるため非常にリスキー。パワフルハーブを持たせて強引に使用することも。

補助技ではHPの最大値の半分を回復し、そのターンは「ひこう」タイプが消える『はねやすめ』や、相手の攻撃を半分にまで下げる『フェザーダンス』、味方の素早さを上げられる『おいかぜ』、相手が使った技と同じ技を繰り出せる『オウムがえし』もある。

第五世代では攻撃技では道具を持っていないことにより威力が倍になる『アクロバット』や三割の確率で相手を混乱させられる『ぼうふう』が追加された。

しかし、ある意味話題になったのはワシボン、ウォーグル、プテラが覚えられる『フリーフォール』だろう。この技は1ターン目で相手を持ち上げ、2ターン目で地面にたたき落とす技である。『そらをとぶ』に似ているようにも想われるが、『そらをとぶ』とは違い持ち上げられている間は相手は全く動けなくなる技なのである。このため、『どくどく』をぶちこむ→『フリーフォール』で交代や道具で回復などさせないで確実にターン数を稼ぐことが出来るようになった……はずだった。のだが、この技、使っているときに『じゅうりょく』を使用するとゲーム自体が止まってしまう、と言う致命的なバグが発見された。(浮いてる相手が地面に落ちるとかどうとかで)このため、ランダムマッチなどでは『フリーフォール』を覚えたポケモン達は問題があったので無理(要約)みたいなことを言われて弾かれるようになってしまった。……任天堂、ちゃんとしようよ、ね。

もっと詳しく知りたい方は、ひこうタイプを参照。


 むしタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

ツクシ リョウ アーティ
ツクシ リョウ アーティ

ポケモン編
主なむしポケモン

バタフリー スピアー レディアン アメモース テッカニン メガヤンマ ペンドラー デンチュラ
バタフリー スピアー レディアン アメモース テッカニン メガヤンマ ペンドラー デンチュラ

弱点:ほのお/ひこう/いわ 半減:かくとう/じめん/くさ 無効:なし

ゲーム本編でもたびたび言われるように進化が早く、ストーリー序盤で使う分には少しレベル上げするだけで即戦力として使用出来る。しかし序盤で捕まえられる虫ポケモン達は進化しても種族値が低く、周りのポケモンが育ってくるとどうしても見劣りしてしまう。そのため虫ポケモンは弱いという印象が付いてしまっているが、へラクロスやハッサムなど、専用にピンポイント対策される(=かなり手強い)ポケモンも居る。防御タイプとしても、メジャーな格闘と地面を半減できる点は非常に大きい。地面半減は生かされず岩に極端に弱くなる飛行タイプと複合することが多いのが悲しいが、逆に鋼と複合すれば双方の岩・飛行・格闘・地面弱点が消えるのでいい感じ。該当するのはハッサム、フォレトス、ミノマダム、アイアント、シュバルゴ。炎弱点はあきらめましょう。
そしてヌケニンの存在が全ポケモン中でも一際異彩を放っている。不意に出てきて完封されるのはよくある話。

第五世代ではアイアントと言う丈夫な蟻が追加されている。セッカシティで出迎えてくれるチョボマキなど全体的に防御が優秀なポケモンが増えた。

技編

効果抜群:くさ/エスパー/あく 効果今ひとつ:ほのお/どく/かくとう/ひこう/ゴースト/はがね 効果なし:なし

実に6タイプに半減されるため、攻撃タイプとしては微妙。
攻撃技は初代ではせいぜい『ダブルニードル』ぐらいしかなかったが、第2世代で強力な『メガホーン』、第3世代以降で特殊技の『シグナルビーム』や『むしのさざめき』などそれなりに充実した。それでも他タイプと比べると若干威力不足な感は否めない。しかし攻撃してさらに他のポケモンと交代出来る『とんぼがえり』は汎用性が高く、割といろんなポケモンに採用される。

補助技としては、自分のとくこうを上げる『ほたるび』、相手を逃げられなくする『クモのす』、相手の素早さを下げられる『いとをはく』などがある。

第五世代では攻撃技だとフシデ系が使える、攻撃してダメージを与えつつ三割の確率で相手を怯ませ、相手が小さくなるを使っているとダメージが二倍になる『ハードローラー』や威力は低いが100%の確率で相手のとくこうを一段階下げる『むしのていこう』が追加された。補助技では自分のとくこう、とくぼう、すばやさが一段階あがる『ちょうのまい』が追加されている

さらに詳しい説明は、むしタイプを参照。


 ゴーストタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

キクコ マツバ フヨウ メリッサ シキミ
キクコ マツバ フヨウ メリッサ シキミ

ポケモン編
主なゴーストポケモン

ゲンガー ジュペッタ ムウマージ ヨノワール ロトム ギラティナ デスカーン シャンデラ
ゲンガー ジュペッタ ムウマージ ヨノワール ロトム ギラティナ(オリジン) デスカーン シャンデラ

弱点:ゴースト/あく 半減:どく/むし 無効:ノーマル/格闘

ノーマルタイプ、かくとうタイプの技が全く効かない。幽霊だからか特性『ふゆう』で浮いていてじめん技も効かないポケモンも多いため、これらの技を読んで交換すればノーダメージで登場させることができる。そのため複合タイプとして優秀で、ユキメノコは氷の格闘弱点が消え、ヤミラミやミカルゲに至っては弱点なしという死角のなさである。
初代ではゲンガー系統しか居なかったが、第2世代でムウマが登場したのを皮切りに現在では最終進化形で11種まで増えた。しかし「幽霊」のイメージ通り出現場所や入手法は特殊なものが多く、フヨウ戦やメリッサ戦では初見のポケモン達に戸惑った人も多いのではないだろうか。
全体的に豊富な補助技を使って搦め手で攻めることを得意としているため、『ちょうはつ』に弱い面も見られる。

第五世代ではとくこうが非常に高いシャンデラや、どう見てもロボットにしか見えないゴルーグ、顔がちょっと個性的なブルンゲルが追加された。どれもこれも個性的で強かったり、ネタになりやすかったりするポケモンである。

技編

効果抜群:エスパー/ゴースト 効果今ひとつ:あく/はがね 効果なし:ノーマル

攻撃技では使用ポケモンのレベル分のダメージを与える『ナイトヘッド』や使いやすい『シャドーボール』、3割の確率で麻痺させられる『したでなめる』、先制技の『かげうち』などがある。

真価を発揮するのはむしろ補助技。自分が倒れたら相手も瀕死にさせられる『みちづれ』、相手が最後に使った技の回数を減らせられる『うらみ』、相手を混乱状態に陥れられる『あやしいひかり』、相手が眠り状態の時のみ相手のHPを毎回四分の一減らせる『あくむ』、相手の技のダメージで瀕死になるとその技の回数をゼロにしてしまう『おんねん』など、嫌らしい技がてんこ盛りである。変わったところでは『のろい』はゴーストタイプが使うと自分のHPを半分減らして相手のHPを毎ターン四分の一減らせるという効果を相手に与えられる。他のタイプが使うとすばやさが下がる代わりにこうげきとぼうぎょが上がるという技になっている。

第五世代では状態異常の敵に使えばダメージを倍増させられる『たたりめ』が追加された。

さらに詳しい説明はゴーストタイプを参照。


 ドラゴンタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王、あるいはチャンピオン

 

ワタル イブキ ゲンジ アイリス シャガ
ワタル イブキ
アイリス シャガ

ポケモン編
主なドラゴンポケモン

カイリュー キングドラ ボーマンダ レックウザ ガブリアス サザンドラ レシラム ゼクロム
カイリュー キングドラ ボーマンダ レックウザ ガブリアス サザンドラ レシラム ゼクロム

弱点:こおり/ドラゴン 半減:ほのお/みず/でんき/くさ 無効:なし

ラティオスやラティアスやディアルガやパルキア、ギラティナなど伝説ポケモンに多いタイプ。初代ではカイリュー系統しか居なかった。
全体的に種族値が高く、要注意ポケモンとして名前を挙げられるものも多い。攻撃を半減できるタイプが多いことや弱点が少ないこと、多彩なタイプの技を覚えるため受けるのが困難なこと、何よりも攻撃力の高さにより主力として期待出来るポケモン。
欠点をあげるとするならば進化がとても遅い上、入手できるようになるのもストーリー終盤になることが多いこと。地道に育てるしかないが、育てた甲斐があるぐらいの働きは期待出来る。

第五世代ではクリムガンやベストウイッシュでのアイリスのパートナー、キバゴが追加され、伝説のポケモンとしてレシラム、ゼクロム、キュレムが追加されている。また、進化に必要な最終レベルが64と言うサザンドラはカイリューの記録を最終レベル記録を大幅更新した。

技編

効果抜群:ドラゴン 効果今ひとつ:はがね 効果なし:なし

攻撃タイプとしては優秀。半減出来るタイプは1種類のみなため、ほとんどの相手に安定してダメージを与えられる。
初代では40の固定ダメージを与える『りゅうのいかり』しかなかったが、現在では物理・特殊ともに充実。
物理技は、技の後に混乱するが威力が高い『げきりん』や相手をひるませる『ドラゴンダイブ』等。
特殊技なら相手が空中にいると威力が上がる『たつまき』や3割で相手を麻痺にする『りゅうのいぶき』、超強力な技『りゅうせいぐん』もある(ただし使用後とくこうが大幅に落ちる)。

補助技には、攻撃と素早さを上げる『りゅうのまい』がある。もともと高い攻撃力や素早さがさらに強化され、手が付けられなくなることも多い。

第五世代では使うことにより相手にダメージを与えてポケモンを強制交代させる『ドラゴンテール』が追加された。野生の場合は戦闘が終了する。

さらに詳しい説明は、ドラゴンタイプを参照。


 はがねタイプ 

エキスパートジムリーダー、もしくは四天王、あるいは元チャンピオン

ミカン ダイゴ トウガン

ダイゴ
ゲンジ

ポケモン編
主なはがねポケモン

ハガネール エアームド クチート メタグロス レジスチル ジバコイル ディアルガ ギギギアル
ハガネール エアームド クチート メタグロス レジスチル ジバコイル ディアルガ ギギギアル

弱点:ほのお/じめん/かくとう 
半減:ノーマル/くさ/ひこう/むし/いわ/こおり/エスパー/ゴースト/ドラゴン/あく/はがね 無効:どく

第2世代から追加された新しいタイプその1。特徴としてはすっごく硬くて固い。実に11もの攻撃タイプを半減し、毒タイプの技に至っては完全に無効化してしまえるため、防御タイプとして非常に優秀。炎技や格闘技を持っていないと対処が厄介である。
…まあ持っていても倒しづらい相手も居るけどね。石好きな御曹司とか。
メジャーな地面技に弱いのが付け入る隙であるが、飛行タイプが付いていたり、技『でんじふゆう』で飛ばれると厄介極まりない。エスパーとの複合も優秀で、鋼・エスパー双方の格闘・悪・ゴースト弱点を消した上で9個ものタイプに耐性を持つ。
特徴として『すなあらし』のダメージを受けない

第五世代では単はがねタイプではギアル系統が追加。複合タイプではキリキザンが追加され、他にもテッシードなど特定のタイプの技やポケモンを持っていないと倒しにくいポケモンが追加されている。

技編

効果抜群:いわ/こおり 効果今ひとつ:ほのお/みず/でんき/はがね 効果なし:なし

5タイプ相手に半減され、命中も100でない割に威力が微妙な技が多く、攻撃タイプとしてはあまり活躍できない。
攻撃技には自分にも能力上昇がかかる技が多い。『メタルクロー』はこうげきを、『はがねのつばさ』ぼうぎょを1割の確率で上昇させる。同じく一割の確率で相手のとくぼうを下げられる『ラスターカノン』、相手の命中率を3割の確率で下げる『ミラーショット』などもある。そのターンの最後に受けたダメージを1.5倍にして返す『メタルバースト』は『カウンター』『ミラーコート』と違い物理・特殊攻撃両方に対応している点が魅力。変わったところでは、相手より素早さが低ければ低いほど威力が上がる『ジャイロボール』がある。

補助技には、相手の特防を2段階下げる『きんぞくおん』など。

第五世代ではギアル系が覚えられる二回攻撃『ギアソーサー』や、はがねタイプ版くさむすび『ヘビーボンバー』が追加された。補助技では同じくギアル系が覚える素早さを二段階、攻撃を一段階上げる『ギアチェンジ』が増えている。

さらに詳しい説明ははがねタイプを参照


 あくタイプ 

エキスパートジムリーダーもしくは四天王

カリン カゲツ ギーマ
カリン
カゲツ
ギーマ

ポケモン編
主なあくポケモン

ブラッキー ヘルガー グラエナ アブソル ドンカラス ダークライ レパルダス ゾロアーク
ブラッキー ヘルガー グラエナ アブソル ドンカラス
ダークライ レパルダス
ゾロアーク

弱点:むし/かくとう 半減:ゴースト/あく 無効:エスパー

第2世代から追加された新しいタイプその2。初代で猛威をふるったエスパータイプに対抗するため追加されたと思われる。が、第2世代以降格闘タイプや虫タイプが大幅に強化されたとばっちりを食い、微妙な立ち位置に。
「悪」の攻撃的なイメージらしく攻撃・特攻は高いが防御面に問題があるポケモンが多い。本来ダメージを与えることが主目的ではないサブウエポンの『とんぼがえり』でHPを半分以上持っていかれることも。

第五世代では映画の主役にもなったゾロアやゾロアークの他にチェレンやギーマも使ってるレパルダスが追加されている。

技編

効果抜群:エスパー/ゴースト 効果今ひとつ:かくとう/あく/はがね 効果なし:なし

初代でノーマルタイプだった『かみつく』はあくタイプが追加されてからは、あくタイプとなった。攻撃技としては使いやすい『かみくだく』、『あくのはどう』の他、相手が攻撃して来た場合に限り発動する先制技の『ふいうち』、相手が交換しようとすると威力2倍で追撃する『おいうち』など、読みが必須の玄人御用達な技が揃っている。

補助技は、相手が同じ技を続けて出せないようにする『いちゃもん』、自分が瀕死になる代わりに、相手のこうげきととくこうをがくっと下げる『おきみやげ』、相手の持ち物と、自分の持ち物を入れ替える『すりかえ』、トレーナーがポケモンに道具を使えなくし、ポケモン自身も持ち物を使用出来なくする『さしおさえ』、他のポケモンが、そのターンに使う筈だった回復技や変化技などをぶんどって自分の物に出来る『よこどり』など、トリッキーな技が多い。
中でも攻撃以外の技が出せなくなる『ちょうはつ』は耐久型や能力上昇技が前提の積み型、状態異常攻撃を多用する妨害型を機能不全に追い込んでしまう強力な技である。ただし、後攻だと当然1回はそれらの技を許してしまうため、できれば素早いポケモンに覚えさせたい。

第五世代では攻撃技では相手の攻撃力が高いほど与えるダメージが高くなる『イカサマ』や、ゾロアやゾロアーク系が覚えられる攻撃しつつ四割の確率で相手の命中率を一段階下げる『ナイトバースト』が追加。補助技だと相手を押さえつけ行動順を最後にする『さきおくり』や自分の攻撃ととくこうを一段階あげる『つめとぎ』が追加された。

さらに詳しい説明は、あくタイプを参照。

タイプ個別記事

いわタイプ ひこうタイプ ドラゴンタイプ あくタイプ くさタイプ かくとうタイプ
じめんタイプ みずタイプ こおりタイプ ノーマルタイプ ほのおタイプ むしタイプ
ゴーストタイプ  はがねタイプ どくタイプ  でんきタイプ  エスパータイプ   

関連項目

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最終更新:2025/12/14(日) 07:00

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