「メタルギアソリッド5 ザ・ファントム・ペイン」(旧題:GROUND Zeroes)とは、コナミから発売予定のステルスアクションゲームである。プラットフォームは、PlayStation3とXbox360。
メタルギアシリーズ最新作にして、『メタルギアソリッド ピースウォーカー』(以下MGS:PW)の正統続編となる。
当初は『GROUND Zeroes』という副題にて発表されていたが、2013年3月27日サンフランシスコにて行われたゲームデベロッパーズカンファレンス(GDC)にて正式にナンバリングタイトルとして改題された。
また公式サイトを確認する限り、正式表記はローマ数字大文字の「Ⅴ」を使用する模様だが、機種依存文字のため、記事内では英数字の「5」を使用する。
コナミが開発した独自エンジン「FOX ENGINE」で製作される初のゲーム作品となる。
後述する通り、当初は『GROUND Zeroes』と『PHANTOM PAIN』の2タイトルとして宣伝されていた。
『GROUND Zeroes』は、作品全体のプロローグに当たり、スネークは『MGS:PW』に引き続き、マザーベースを拠点に活動している。「XOF」などの単語が登場する。
『PHANTOM PAIN』は、その9年後の物語で、『5』の本編である。病院で9年間昏睡していたスネークらしき男が覚醒したところから物語が始まる。
ストーリーの位置付けとしてはMGS:PWから初代メタルギアの間のものとなる。
従来通り、スネークがカズなどの仲間と協力しつつ基地へと潜入する姿が描かれているが、そのほかにも、マザーベースが炎上しスネークとカズが負傷しつつ敗走する様子、覚醒したスネークが成す術なく病院内を逃げまどう姿や、巨大な炎の鯨など幻影としか思えない現象などがトレイラーに登場しており、ストーリーやシチュエーションが激しく変動することが示唆されている。
さらに、若き日のオセロットらしき人物も登場している。
オープンワールドをデザインの要としている。従来に比べて、行動の自由度が高く、潜入経路や手段などを自由に選ぶことができるという。
しかし、スカイリムのような大きな一つの世界を攻略するオープンワールドではなく、それぞれがサンドボックスとして独立しているステージを、ヘリコプター で移動しつつ攻略するという、いわばステージ攻略型のゲームになるという。つまり、『MGS:PW』のスタイルの延長線上にあるといってよい。
そのため、狭義の「オープンワールド」には該当しない。
ゲーム内には昼夜が存在し、移動に要した時間などで変化してプレイに影響を及ぼす。
『GROUND Zeroes』は、メタルギアシリーズ25周年を記念したイベントでプレイデモ映像が発表された。
スネークやカズの台詞を含めたロングデモと、そこからシームレスに開始されるプレイパートが紹介され、オープンワールドをゲームデザインの要とすることが発表された。
一方、2012年末に行われたビデオゲームアワード(VGA)2012において、『PHANTOM PAIN』という名の新作ゲームが電撃的に発表される。
病院内で目覚めた義肢の男が、謎の戦闘部隊の襲撃に晒されながら逃げまどい、さらには炎の羽を生やした馬に追われるなど壮絶な現象に巻き込まれるという内容だった。
開発はモビーディック・スタジオという新興スタジオとされていた。
しかし、次第に、『PHANTOM PAIN』というロゴに『METAL GEAR SOLID V』という文字が含まれていること、メタルギアシリーズに登場する要素が映像内に散見されることなどから、メタルギアシリーズとの関連が噂され始めた。
その後、上述の通り、GDC 2013にて正式に、両者が共に『V』としてリリースされることが発表された。
またそれに合わせて、新トレイラーや対応プラットフォーム、小島プロダクションがLAに新スタジオを設立することなども明らかにされた。
公開された映像の前半では、豪雨の中、どこかの基地内にとらわれた少年を、異様な(火傷のように見える)顔をした男が尋問した後、彼らがヘリポートへと移動して「海賊退治」へと出向く様子が描写される。
また、これに重ねて、『Here's to you』と共に、ビッグボスとカズの通信音声が流れる。
そして、後半では、男がヘリで飛び立つのとすれ違いで、基地へと潜入を試みるスネークの姿が映され、そのままプレイアブルな部分へと移行する。
2人によれば、MGS:PWのラストで海面に落下したはずのパスが生存しており、キューバに漂着した後、同じく前作に名前が登場した諜報機関(にしておそらくは愛国者達の関係組織)サイファーに尋問を受けているという。
そしてまた、なぜかチコも同様に基地にとらわれている。冒頭で登場した少年がチコではないかと推測されているが、なぜか胸にイヤホンジャックが取り付けられていたりと謎が多い。
スネークは、2人を救出するために基地へと潜入するようだ。
基地の指令らしき男はまだ詳しい素性は不明だが、特殊部隊FOXのロゴを模したような「XOF」という隊章をつけており、さらにそれを廃棄する様子が確認されている。
声は、まだ確定したわけではないが、ハリー・ポッターのセブルス・スネイプの吹き替えやアニメ北斗の拳のトキを担当した土師孝也氏と推測されている。
また、3D映像を投影するナビや、スプリンターセルのようなスコープなど、MGS:PW時よりも更にハイテクな装備、ガジェットの登場が確認できる。
その他、オセロットらしき若い男や、マッドナー博士に似ていると指摘される医師なども映像に登場している。
※当初発表された『GROUND Zeroes』の映像。
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最終更新:2025/12/11(木) 10:00
最終更新:2025/12/11(木) 09:00
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