方言とは、基準となる言語に対して、その土地で独自に変化した言語のことである。
転じてプログラム用語における独自の言語仕様に対してもこの語が使用される。
言語はその風土に合わせて変化することが多い。特に熱帯地域・寒冷地域では、発声による口腔水分の散逸・冷却を控えるために呼吸量を調節するため、独自の発声方法を取ることが多い。
また、何らかの理由で言語の変質(方言)が受け入れられ固定化すると、そうした方言を聞いて子供が育つため、代々に渡ってどんどん方言が定着しやすい。
日本においては何度も国府の実権を得た土地が変わっているため、時代に伴って基準言語も様々に変わっていたが、現代では東京近郊の方言の多くや各地の方言のいくつかを、戦前のいわゆる「標準語」に取り込んだ首都圏方言が日本語における中心的な方言とされている。
複数の国で使われている言語における○○なまりというのも方言の一種と言えるかもしれない。フランス訛りの英語など。
ある地域にのみ通用している言語が近縁の言語の一方言なのかひとつの独立した言語(ないし地域言語)なのかについては明確な基準がなく、政治的意図に大きく左右される部分である。
たとえば日本においては、統語的体系が大きく異なるアイヌ語を日本語の方言とすることはないが、沖縄でもちいられていた言葉(≠沖縄弁)を日本語の琉球方言とするか日本語族のひとつである琉球語とするかは、明確な基準が存在しない (ちなみにうちなーやまとぐちと呼ばれる沖縄弁を独立した言語として扱う者はめったにいない) 。
プログラミング言語において、言語別による区分の他に、1つの言語ごとに様々なコードの書き方の違いが存在することがある。特にLISPは自己拡張が容易なため、ユーザー毎に書き方が違うと言ってもよく、またこれをして上述の言語的方言にあやかって「方言」と言いならされており、今もプログラミング言語界に影響を及ぼしている。
同じソースコードを記述しても、処理が変わってしまう、構文解析に失敗すると言ったことがある。
これは、処理系における差分が原因である。
従って、方言が含まれるような構文でソースコードを示す場合、その処理系を併せて示すのが一般的である。
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最終更新:2024/05/06(月) 13:00
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