700系新幹線電車とは (ナナヒャクケイシンカンセンデンシャとは) [単語記事]

AMBITIOUS JAPAN!

700系新幹線電車とは、新幹線車両である。

概要

700系新幹線「ひかりレールスター」

700-7000 Serise Shinkansen "HIKARI Rail Star"

JR東海とJR西日本の初の共同開発車両。共同開発の理由は「適度の製造・保守コストで東海道・山陽新幹線の高速化を図る」為。簡単に言えば500系の製造コストが高すぎた事の反省である。そして阪神・淡路大震災で新大阪駅～姫路駅間が不通になった際にお互いに他社の車両を整備した経験から共通化したほうがいいという事でもある。

500系には及ばないが最高速度は285km/h（山陽区間。東海道は270km/h）。この車両の登場により東海道から100系が駆逐され、のぞみ号主体のダイヤ編成が晴れて実現した。

現在は後継のN700系と共に主力車両として東海道・山陽新幹線で活躍しているが、博多ではN700系の増備によって16両編成は入線する機会が大幅に減少している。

尚、開発当時の形式名は「N300」。また、ドクターイエローの923形は700系をベースにしている。

台湾高速鉄道の700T型は700系をベースとしているが、12両編成・最高速度300km/hとなっているなど違いもある。

番台区分

0番台

C編成。100系を置き換え、のぞみ号やひかり号・こだま号で活躍している。60編成計960両（2011年4月時点）
「AMBITIOUS JAPAN!」キャンペーン時には車両には「AMBITIOUS JAPAN!」と書かれたシールが貼られていた。

2012年以降、一部編成をN700A（N700系1000番台）に置き換えていく。
また、C編成は9編成が300系3000番台を置き換える事となっており、番号の若い編成の一部（C11・12・17・18）はJR西日本へ譲渡されている他、C4編成は博多総合車両所で長期留置後に部品取り解体されている。

※ちなみに、JR西日本に譲渡される編成がC11～18なのは下のB編成及びC18までとC19以降ではグリーン車の駆動装置が異なっている為。

3000番台

B編成。主にのぞみ号・ひかり号・こだま号で活躍。15編成計240両

尚、3000番台ではJR700ロゴが先頭車両に入っている為見分けが付きやすい他、随所にJR西日本の個性が出ている。これはN700系では見ることが出来ない。

7000番台

E編成。主にひかりレールスター・こだまで活躍。16編成計128両

後継となるN700系7000番台の運用開始後は一部が100系に代わり「こだま」として運用されている。
なお、「レールスター」の名称が列車案内にて使用されるのは「ひかり」運用の時のみであるが、「こだま」や救済臨「のぞみ」に使用される際にはファンから「こだまレールスター」「のぞみレールスター」と呼ばれる事もある。