AMBITIOUS JAPAN!
700系新幹線電車とは、新幹線車両である。
JR東海とJR西日本の初の共同開発車両。共同開発の理由は「適度の製造・保守コストで東海道・山陽新幹線の高速化を図る」為。簡単に言えば500系の製造コストが高すぎた事の反省である。そして阪神・淡路大震災で新大阪駅~姫路駅間が不通になった際にお互いに他社の車両を整備した経験から共通化したほうがいいという事でもある。
500系には及ばないが最高速度は285km/h(山陽区間。東海道は270km/h)。この車両の登場により東海道から100系が駆逐され、のぞみ号主体のダイヤ編成が晴れて実現した。
現在は後継のN700系と共に主力車両として東海道・山陽新幹線で活躍しているが、博多ではN700系の増備によって16両編成は入線する機会が大幅に減少している。
尚、開発当時の形式名は「N300」。また、ドクターイエローの923形は700系をベースにしている。
台湾高速鉄道の700T型は700系をベースとしているが、12両編成・最高速度300km/hとなっているなど違いもある。
C編成。1997年に試作編成が落成、1999年に営業運転を開始。100系を置き換え、のぞみ号やひかり号・こだま号で活躍している。製造総数は60編成計960両で、2012年4月1日時点ではJR東海に51編成816両(C1~3、C5~10、C19~C60)、JR西日本に8編成128両(C11~18)の計59編成944両が在籍。2012年4月1日時点の配置状況は下表の通り。
「AMBITIOUS JAPAN!」キャンペーン時には車両には「AMBITIOUS JAPAN!」と書かれたシールが貼られていた。
2012年以降、寿命を迎える車両から順次N700A(N700系1000番台)に置き換えていく。
また、C編成は部品取りを含めた9編成が300系3000番台を置き換えている。番号の若い編成の一部(C11~18)がJR西日本へ譲渡され運用に就いている他、C4編成が博多総合車両所で長期留置後に部品取り解体されている(廃車日時は2011年7月4日)。
なお、JR西日本に譲渡されたC編成は車内チャイムが「いい日旅立ち・西へ」へ変更されている他、全検時にB編成に準じる形で一部塗装が変更されるなどしている。
※ちなみに、JR西日本に譲渡される編成がC11~18なのは下のB編成及びC18までとC19以降ではグリーン車の駆動装置が異なっている為。
| 車両所 | 配置編成 |
| 東京交番検査車両所 | C1~C3・C5~C10・C19~C27 |
| 大阪交番検査車両所 | C28~C60 |
| 博多総合車両所 | C11~C18 |
B編成。2002年運用開始。主にのぞみ号・ひかり号・こだま号で活躍。15編成計240両。
尚、3000番台ではJR700ロゴが先頭車両に入っている為見分けが付きやすい他、随所にJR西日本の個性が出ている。これはN700系では見ることが出来ない。
E編成。2000年運用開始。主にひかりレールスター・こだまで活躍。16編成計128両。
後継となるN700系7000番台S編成の運用開始後は置き換え用のS編成が一定数揃い次第順次100系に代わり「こだま」として運用されている。
なお、「レールスター」の名称が列車案内にて使用されるのは「ひかり」運用の時のみであるが、「こだま」や救済臨「のぞみ」に使用される際にはファンから「こだまレールスター」「のぞみレールスター」と呼ばれる事もある。
※ちなみに、7000番台開発の為にJR西日本はJR東海協力の元でC編成を8両化して走行試験を行なっていた。
| 700系7000番台 ひかりRaki☆Suta |
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最終更新:2025/12/13(土) 06:00
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