スクルージ・マクダックとは、ディズニーキャラクターの一人である。ドナルド・ダックの伯父で、同じくアヒルのキャラ。
概要
1947年のコミックにて登場した、金持ちのアヒルの老人。
クリスマス・キャロルの登場人物・エヴェニーザ・スクルージが元となっている。
元ネタと同じく、ケチでがめついという性格の金持ちという設定。永らくコミックのみでの活躍だったが、登場からおよそ20年経った1967年、ついにスクリーンデビューを果たした。
デビュー作は日本ではほとんど知られていないが、「スクルージ・マクダックとお金」という作品。
その後、もっともスクルージの存在を世に知らしめた作品として、ミッキーのクリスマス・キャロルがあり、これは日本でもかなり人気の高い作品の一つである。そこではついに自身の元ネタとなったエヴェニーザとして登場した。
着実と支持を得たスクルージは、ついにTVシリーズダックテイルズの主人公として登場し、さらなる人気を獲得する。
仮におじいちゃんが主人公でも人気が出る、そこがディズニーの魅力なのかもしれない。
そればかりか、アメリカのTVアニメ史に多大なる影響を与えているほどで、甥のドナルドダックの人気ありきと考えても主人公が彼であるということに変わりはない。
ちなみにドナルドとの血縁関係をより厳密に記すと、彼はドナルドの母であるホーテンス・マクダックの兄である。
さらにそのドナルドがダックテイルズで預けるヒューイ・デューイ・ルーイにとっては、大伯父に当たる。ただそこまで考えて台詞を作ると面倒くさいせいなのか、ヒューイ達からも「スクルージおじさん」と呼ばれている。
キングダムハーツではシーソルトアイスの開発者として登場。ただし初めて声が付いたのはBbSからであった。
略歴や趣味・趣向
若い頃に金塊を発見し、莫大な富を得る。それを元手にしたかどうかはさておき、その後も石油やダイヤモンドの採掘事業でウハウハに儲けて、大富豪へとのし上がった。実のところスクルージは苦労人であり努力の人だったのである。
それだけ物凄い額を儲けているはずなのだが、決してそれだけに甘んじようとはせず、1ドル札ですら大事に扱うほど金銭に対しての執着心が強い…言い換えればドケチ。私生活でも基本的には金儲けのことしか考えていない。
紙幣番号を全部記憶したり、またその番号の紙幣はいつどういった仕事で取得したものかも覚えている。こんな経理士がいたらチートとしかいいようがない。
タダ、という言葉には特に弱く、タダならなんでも平気でもらっていく癖がある。反面、血縁者などおが本当に困っているのを見た時は金を出すのを惜しまないことがある。
実を言うと、スクルージは独身である。ダックテイルズなどで結婚を考える話はあったが、財産分与を嫌っているため、やはり今後も結婚することはないようである。
ドナルド一家の家系の定めからか、性格はやはり短気気味。金にうるさいことから高圧的な態度をとることもある、典型的な高圧な態度のじいさんである。ただしドナルドと比べると良識は備えており、非合法的な手段で稼いだ金に対しては「あぶく銭だから」と興味を示さないうえ、同じ理由でカジノなどのギャンブルにも否定的。
金儲けのプロなためか、様々な顔を持っており、ただ金にうるさい老人ではなく、いろんな才能に長けたアヒルである。
若い頃から耳の辺りから飛び出している毛はあまり変わらないが、その頃は今よりもドナルドに顔が似ていたようだ。
声優
日本ではバンダイ・ポニー版の吉水慶や内海賢二を経て、ブエナビスタ版で北村弘一という絶妙な役者を得る。
北村弘一は死去するまでずっとスクルージ・マクダックの声を担当していた。死去後は、二代目としての伊井篤史が担当するようになっている。
キングダムハーツIIには声無しで登場していたが、この時点では北村弘一は健在であり、この時にスクルージがシナリオへの本格参加をしていなかったのが悔やまれる。
よって初声付き参加のBbSでは、二代目の伊井篤史が担当していたが、2016年度を持って降板した。
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関連項目
- アヒル
- ドナルドダック
- ヒューイ・デューイ・ルーイ
- 金持ち
- 北村弘一
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