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"お姉ちゃんがいれば私、何だってできるよ"
犬吠埼樹(いぬぼうざきいつき)は、テレビアニメ『結城友奈は勇者である』のキャラクターである。CVは黒沢ともよ。
プロフィール
概要
犬吠埼風の妹。勇者部唯一の1年生で、勇者部の中では最も背が低い。
イメージカラーは緑。モチーフとなった花はナルコユリである。
姉の風とは対照的に、とても気弱な性格をしている。そのため、昔から姉の陰に隠れがちな存在だった。
歌が上手いが、その性格のために人前で歌うとなると途端に音痴になってしまう。
2年前に両親を亡くしており、それ以降は風が親代わりとして、樹の身の回りの世話をおこなってきた。
そんな環境にいるためか、日常生活では樹は風に頼り切ってしまっている、お姉ちゃん子である。
アニメ本編では描写がほとんどないが、彼女の部屋はすごく汚いらしい。(ラジオ「勇者部活動報告」より)
また、タロット占いの知識があり、事あるごとに愛用のタロットカードでタロット占いをしている。
日常では
勇者部の活動でも、彼女は姉の風と共に行動していることが多い。そしてやはり風の陰に隠れがちで、風を補佐するような仕事によく回っている。
そのほか、ノリが良くよくボケをかます風に対してツッコミを入れる場面も見られる。
元々人前で歌うのが苦手だったが、学校の音楽の試験で皆の前で歌うこととなり、勇者部の面子との訓練と、励ましの寄せ書きにより苦手を克服。これがきっかけで、彼女には歌手という夢ができたのだった。
しかし、「満開」の影響で、彼女は歌手にとって最も大切なものを失ってしまった。
その後奮闘の甲斐あってお役目から解放され、神樹から供物を返してもらう。これにより発声能力が少しずつ回復し、彼女は夢に向かって再び歩みを進めることができるようになった。
戦闘では
初めてのバーテックス襲来の際は、意外にも友奈や美森よりも先に変身している。風は彼女に対し逃げるように言ったが、彼女は聞かなかった。姉をおいて逃げることなど、彼女にはできなかったのである。
「ついていくよ、何があっても!」
とはいっても戦闘は初めてのことであり、緒戦は姉に言われるがままに武器を出すのが精一杯だった。
戦いにある程度慣れた後は武器を巧みに使いこなし、バーテックスとまともに戦うようになる。
彼女の武器は細くて強力なワイヤー。多少距離があっても素早くワイヤーを伸ばし、目標を断ち切る。
性格の割りに一番エグい攻撃かもしれない。
第11話では、戦える状態でなかった姉の前で、星屑(バーテックスの幼生)に立ち向かった。このときの彼女は、かねてからの希望だった「姉と並んで歩く」を越えて、姉の前に立って歩いていたといえるだろう。
その後の第12話では勇者部一同とともに満開し、バーテックスを押し止めた。
精霊
「木霊」は、彼女に付き従うマリモに双葉が生えたような精霊。
樹のイメージを反映してか、小動物系の見た目をしている。
第8話で新しく登場した「雲外鏡」は、木霊とは違い若干グロテスクな外見。
元ネタとなった妖怪・雲外鏡のさらなる元ネタである「照魔鏡」は、魔物や妖怪などの正体を映し出す鏡である。
余談
樹の誕生日にあたる2014年12月7日、ニコニコ生放送で本作品の第9話が放送された。
その終わりに、テレビ放映やその後の通常配信では無かった、樹の誕生日を祝う特製のイラストが数秒間だけ放送された。イラストは総作画監督の酒井孝裕氏のもの。
第9話は樹にスポットを当てた回でもあり、スタッフの愛を感じられる出来事となった。
現在そのイラストは公式Twitterで公開されており、誰でも見ることができる。
関連静画
関連項目
外部リンク
結城友奈は勇者である |
結城友奈 - 犬吠埼風 - 犬吠埼樹 - 東郷美森 - 三好夏凜 |
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