蘇とは、以下のことを表す。
人名
中国語圏の姓である。以下に著名な人物、記事のある人物を挙げる。
- 蘇小小(? - ?) - 六朝斉の芸者
- 蘇武(前140年? − 紀元前60年) - 中国の前漢の武将
- 蘇勗(? - ?) - 唐の文学者
- 蘇秦(? - 前317年?) - 中国戦国時代の縱橫家
- 蘇則(? - 223年) - 三国時代曹魏の政治家
- 蘇峻(? -329年) - 東晋の武将
- 蘇舜欽(1008年 - 1048年) - 北宋の政治家、文学者
- 蘇洵(1009年 - 1066年) - 北宋の文人。蘇軾の父。
- 蘇軾(1037年 - 1101年) - 北宋の文人、政治家
- 蘇聡(1957年 - ) - 中華人民共和国の作曲家
- 蘇轍(1039年 - 1112年) - 北宋の文人、政治家。蘇軾の弟。
- 耶律蘇(やりつ そ、? - 926年) - 遼の皇族
その他
- 蘇 - 中国春秋時代の諸侯国の一つ。
- 蘇州 - 中国の地名。
- 蘇 - 中国江蘇省のこと。
- 蘇 - 古代日本で作られていた乳製品の一種。詳しい製法は失われている。 → 蘇(牛乳)
- 蘇 - ソビエトのこと。蘇維埃と当てることから。
漢字として
蘇
- Unicode
- U+8607
- JIS X 0213
- 1-33-41
- 部首
- 艹部
- 画数
- 19画/20画
蘓
- Unicode
- U+8613
- JIS X 0213
- 1-73-31
- 部首
- 艹部
- 画数
- 19画/20画
- 意味
- シソ、よみがえる、息を吹き返す、休憩する、目覚める、恢復する、立ち向かう、房飾り、草、草を刈る、手に取る、という意味がある。疏と通じて、疎い、という意味がある。
- 〔説文解字・巻一〕には「桂荏なり」とあってシソの仲間とある。〔方言〕に「蘇、草なり。江淮南楚の間、蘇と曰ひ、關よりして西、或ひは草と曰ふ」「蘇、亦た荏なり。關の東西或ひは之れを蘇と謂ひ、或ひは之れを荏と謂ふ」とある。荏もシソの仲間。
- 字形
- 形声で声符は穌。穌は初文とされる。金文では国名や地名に使われる。
- 音訓
- 音読みは、ソ(漢音)、ソ、ス(呉音)、訓読みは、しそ、くさかり、よみがえる。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。2004年に人名用漢字に採用された。
- 語彙
- 蘇芳・蘇活・蘇黄・蘇生・蘇蘇・蘇息・蘇張・蘇門
異体字
- 蘓は、異構の字。Unicodeに蘇の異体とある。JIS X 0213第二水準。
- 簡体字は苏。
関連動画
関連項目
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