越後湯沢駅とは、新潟県南魚沼郡湯沢町に位置するJR東日本の鉄道駅である。
このほか、北越急行ほくほく線の列車が乗り入れる。
概要
当駅は、1925年11月11日開業の直営駅である。また、地区管理駅として、浦佐駅を除く上越線の土樽駅―北堀之内駅の各駅と、只見線の大白川駅―藪神駅間の各駅を管理している。
駅舎は丘陵地にあり、東側は橋上駅舎、西側は新幹線ホームが2階にある高架駅になっている。
在来線ホームは島式・単式ホーム3面5線。当駅以北は本数がそれなりにあるのだが、以南(特に越後中里駅以南)については清水峠を越える区間となるため、本数は最低でも5往復しかない。
新幹線ホームは島式ホーム2面4線。「たにがわ」は当駅で折り返すほか、「とき」はほとんどの列車が停車する。ちなみに通過線はあるが、当駅を通過する「とき」はほんの僅かなので、使う機会はあまりない。
開業当初から峠越えの手前であることや温泉街・スキー場の玄関口と言うこともあってそれなりに主要な駅であったのだが、北越急行ほくほく線が開業し、「はくたか」の始発駅となったことで、関東と北陸地方を結ぶ重要な拠点となった。
北陸新幹線金沢開業以前は北陸地方から関東へ鉄道で向かう場合、北越急行ほくほく線を経由し当駅で上越新幹線に乗り換えるのが最短である場合が多かったが、2015年3月14日の北陸新幹線金沢開通後は、関東~北陸間の移動が北陸新幹線に移行するため、利用人数への悪影響が懸念されている。既に「はくたか」など在来線特急は開業前日の3月13日に廃止された。
乗り換え以外にも、夏場には、FUJIROCKに参加する若者が大挙して押し寄せにぎわうことがある。
酒どころ新潟らしく、駅構内に「ぽんしゅ館」という日本酒の販売施設がある。
ここには越後の酒蔵の日本酒がほぼ全て集まっており、500円で5銘柄を試飲できる「越乃室」という試飲所が特に有名。もちろん、気に入った酒があればその場で購入することが可能。試飲はお猪口一つ分あるため、人によってはへべれけになるまで日本酒を堪能できる。銘柄だけでなく、氷結酒から熱燗まで、いろんな温度で楽しむことも出来、銘柄ごとにおいしい飲み方を店員さんが教えてくれたりする。
また他にも、越後湯沢温泉の源泉に日本酒を加えた「酒風呂 湯の沢」と言う入浴施設や、やたら巨大な“爆弾おにぎり”を味わえる食堂「雪ん洞」などもある。
隣の駅
路線名 | 隣の駅(上り) | 当駅 | 隣の駅(下り) |
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■上越新幹線 | 上毛高原駅 | 越後湯沢駅 | 浦佐駅 ガーラ湯沢駅※1 |
■上越線 | 岩原スキー場前駅 | 越後湯沢駅 | 石打駅 |
※1 冬期のみの営業
※2 北越急行の列車は、普通列車でも全ての列車が石打駅、大沢駅を通過して塩沢駅まで停まらないので注意。一部の普通列車は塩沢駅も通過して六日町駅まで停まらない。尚、冬期は上越国際スキー場前駅にも停車する。
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関連項目
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