どうやら敵さんらしいね ペイター君
迎撃始め
V.Ⅴ ホーキンス(ヴェスパー・ファイブ - )とは、ゲーム『アーマード・コアVI ファイアーズ・オブ・ルビコン』に登場するキャラクターである。
概要
ホーキンスはスウィンバーンと同じく第7世代であり
技術革新に至る過程で多くの同僚や部下を失ってきたしかしそれでも コーラル技術世代で見られた非人道性や
狭間の世代で起きた凄惨な事故を思えば
何倍もまともな時代になったと彼は自身を納得させている
新資源コーラルを求めて惑星ルビコン3に進駐している企業「アーキバス・コーポレーション」直属の強化人間部隊(アーマード・コア部隊)「ヴェスパー部隊」に所属する男性。ACを用いた戦闘・調査業務を行う傍ら、部隊の輜重部門を管理している。
人物
ACシリーズの伝統として、アリーナプロフィール以外、一切の個人設定は不明。声の演技からすると、年代は壮年~中年といったところか。優し気な、心地よいおじさんボイスである。
登場機会は多くないが、数少ない台詞からは後輩のV.Ⅷ ペイターを思いやり、横暴なV.Ⅱ スネイルには皮肉を呟く、人間味のある老成した(あるいは老成したようにふるまっている)人物であることが伺える。
だが、有事に接すると瞬時に「戦士」に変貌する、歴戦の古強者でもある。その声を聴くよりもアリーナで戦闘する方が速いこともあり、「堅実な戦いぶりから武人風の漢かと思ったら、予想以上に親しみやすいおじさんで驚いた」という感想を抱くプレイヤーもいるのではなかろうか。
自己中だったり完全に枯れていたりサイコパスだったり真面目と思ったら背信主義者だったり、一癖も二癖もあるヴェスパー隊長陣では屈指の「いい人」である。なまじ担当声優が担当声優なので、その辺の説得力がすごい
「狭間の世代」の悲哀
本作の強化人間は、非人道的な脳深部コーラルデバイスを埋め込んで知覚を強化した第1~第6世代、コーラル代替技術を取り入れた第7世代、それらを完全に無価値化する安定した代替技術に移行した第8~第10世代に分けられる(この中でもゲーム中での言及がない第5・第6世代と第7世代の間が「狭間の世代」になるのだろうか?)。
第7世代のホーキンスとV.Ⅶ スウィンバーンは、V.Ⅲ オキーフを除くとヴェスパーでは最も下の強化世代になる。彼らが施術されたのは第7世代最初期の時期らしく、安全性も確立されていなかった。恐怖に狂ったスウィンバーンは人格が変貌してしまったが、ホーキンスに言わせれば「これでもまだマシ」な部類なのだろう。
搭乗AC:リコンフィグ / RECONFIG
アーキバス製の支援AC向け4脚パーツ「VP-424」と、アーキバス先進開発局の重装コアパーツ「VE-40A」をベースにした4脚機体。
「リコンフィグ」とは「再構成・再構築」の意。エンブレムには「ウィトルウィウス的人体図」をモチーフにしたらしきマネキン……と、無数の予備手足と武装パーツが描かれ、さながら人間の戦闘サイボーグ化を風刺したような意匠になっている。
機体は全てアーキバス系列パーツで占められた、まさしく「ヴェスパー」な機体。コアとジェネレータが重量級かつ、ブースタがアサルトブースト重視型で通常推力が貧弱なため、機動力は低い。
武装構成はVCPL製のプラズマライフル・6連プラズマミサイル・レーザーブレード、アーキバス製レーザーキャノン。遠距離戦用のFCSと合わせて、最早ACではなく、MTに揺り戻した「機動エネルギー砲台」呼ばわりされてもおかしくないアセンブルである。
ただし、だからといって楽に勝てる甘い相手ではない。機動力の低さとFCSの近距離適性の悪さを突いて近接戦を仕掛けると、プラズマライフルのチャージ拡散発射を強引に当ててくる。更にレーザーブレードの扱いもなかなか巧く、とんでもなくリーチが長いチャージ斬撃を的確にお見舞いしてくる。
カウンターブレードと高命中率のプラズマ火器の躱し方さえ把握できれば、さほど手ごわい相手ではない。しかし、自分のアセンブルや戦闘スタイルがかみ合わないと思いっきり苦戦を強いられる、いぶし銀なタイプ。「アリーナDランクの強さじゃないぞ!?」と嘆いたプレイヤーもいることだろう。
アップデートによって腕部近接武器適正とブレードの連射性能が向上したため、今まで以上に近接戦を仕掛ける際には警戒が必要になった。FCS入れ替えて剣豪名乗った方がいいんじゃ……
ストーリー中の活躍
この節は、『ACⅥ』本編エンディングを 全て鑑賞後に閲覧することを推奨します。 |
スネイルにはよくある事だよ ペイター君
人を呼びつけるのが好きなんだろうね
チャプター4『ヴェスパー部隊伏撃』にて登場。C4-621はルビコン解放戦線の重鎮・ミドル・フラットウェルと共に、大深度地下施設「ウォッチポイント・アルファ」を調査中のホーキンスとペイターを偽情報でおびき寄せ、奇襲を目論む。
スタート地点でじっとしていると、ホーキンスとペイターはスネイル絡みの雑談(ペイターが当たり障りのない話題を振り、ホーキンスが皮肉で返す)に興じるが、そのまま待ち続けていると……。
そう言えば 閣下は再教育センターの
長官も兼任されたとか
収容人数も日増しに…待て ペイター君
どうも静かすぎる…そこかっ!
潜伏位置を看破し、挑みかかってくるのである。飛田氏の好演により、好々爺から戦士へ豹変する様子は身震いするほどカッコいい。ちなみに先制攻撃を仕掛けた際にも、即座に戦闘態勢に入り、一瞬で状況を把握する。
彼我の状況を把握した後は元の好々爺に戻り、ペイターを鼓舞しながら的確に攻めてくる。高機動型ACデュアルネイチャーを駆るペイターと組み、互いの弱点を補完しているのがミソで、中々に粘ってくる。フラットウェルのACツバサが紙装甲で早期退場しやすいことも余計に二人の強さを強調している。
…なるほど
理解したよ ペイター君
スネイルを出しに使うとは
ありそうな嘘を吐くものだね解放戦線の重鎮までお出ましとは
ちょっと頑張ろうか ペイター君…終わったか
いい出来だったよ ペイター君
デュアルネイチャーを先に撃破すると、ホーキンスは後輩の死を悼む。逆にリコンフィグを先に撃破した場合、ペイターはホーキンスの死に愕然とする。ここからも2人の良き師弟関係を伺うことができる。ホーキンスだけ生き残ってしまった際のセリフは哀しい。
ペイター君…!
…すまない あとは私がやる状況は悪くない
…見ていてくれたまえ ペイター君…終わったよ ペイター君
代わってあげられたら良かったが…
そしてホーキンス本人の散り際のセリフも、なんとも言えない味わいがある。これで彼のことを気に入ったというプレイヤーも多いのではないだろうか?
いいね… 君…
ヴェスパーに… 来ないかい…?
なお、このミッションをクリアした=2機とも撃破した場合、ペイターは後に再登場するが、ホーキンスは死亡している。どうして……。
(ペイター撃破後にホーキンスにやられた=ミッション失敗した場合はペイターが死亡するようだ)
関連動画
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関連静画
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関連項目
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