ケルベロス・サーガとは、押井守の映画「紅い眼鏡」を始めとする一連の作品群の総称である。
概要
第二次世界大戦後、アメリカではなくドイツに占領統治された架空の戦後日本を舞台に、「プロテクトギア」と呼ばれる強化服と重火器で武装した首都警の特機隊「ケルベロス」とその隊員たちを中心に展開する物語である。
なお、ケルベロス・サーガという言葉は当初から使われていたわけではなく、2006年ごろから使われだしたものである。
「紅い眼鏡」(映画)
「犬狼伝説」(コミック)
「ケルベロス 地獄の番犬」(映画)
「ケルベロス騒乱」から3年後。かつて特機隊の隊員だった乾は、ただ一人国外逃亡を果たした都々目紅一を追って台湾にやって来た。そこで彼は紅一の愛人を名乗る少女、唐密(タンミー)と出会う。紅一をさがす旅に出た二人は、やがて紅一と再会するのだが…
脚本・監督:押井守 1991年3月23日公開。台湾と香港で海外ロケを行い、銃撃戦の撮影は実銃を使用して行われた。
VHS(BES-567)とLD(BELL-475)が発売された。DVDは単品では発売されず、実写作品集に含まれる形で発売されていたが、単品で2010年4月に発売、サントラも復刻されている。
「人狼 JIN-ROH」(映画)
2000年に公開されたアニメ作品。
ケルベロス騒乱が発生する前の物語。
首都警公安部と自治警公安部の思惑から特機隊粛清の政治工作が行われ、
これに特機隊の秘密防諜組織「人狼」が対抗し、警察の内ゲバへと発展していく。
関連リンク
- KERBEROS-SAGA.JP(http://www.kerberos-saga.jp/)※現在は無関係のサイトになっている。
- 押井守に麻雀Vシネを撮らせる会社はあるか? 2020.7.30 ※「ケルベロス」撮影時の苦労話あり。
関連項目
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