バトルタワーとは、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場する施設である。
概要
手持ちのポケモンでひたすらトレーナーと対戦していく…というストイックな施設。世代によって微妙に仕様が異なるが、基本的には本編クリア(殿堂入り)後のやり込み要素として解放されることが多い。 シングルバトルとダブルバトルのほか、作品によって独自のバトル形式で挑戦できる場合もある。(トリプルバトル、ローテーションバトルなど)どのバトル形式も最初は進化前ポケモンや対戦に向いていないとされるポケモンが登場するが、連勝を重ねるうちにガチパが現れ連勝を阻んだり、運が絡む場面でことごとくプレイヤーが不利になる面に進んだり(⇒フロンティアクオリティ)など苦戦する要素もあるが、逆に言えば対人戦の前に育てたポケモンを試すための練習の場としても活用できるため、対戦をやりこむトレーナーにとっては大変お世話になる施設である。
登場するトレーナーはいわゆるモブのトレーナー(その割にはセリフがだいぶネタに走り気味ではある)だが、節目の対戦相手はバトルタワーの主や地方のチャンピオン、あるいはライバルなどのキャラクターが立ちはだかることもある。
バトルに勝ち抜くことでバトルポイント(BP)がもらえ、道具やわざマシンなどと交換できる。交換できる道具はここでしか手に入らない貴重なものや対戦・育成において非常に役立つものなどが揃えられており、対戦を極める上で攻略は欠かせない施設である。
各世代のバトルタワー
バトルタワーと同じ形式の施設などもあわせて紹介する。
第二世代
クリスタルにのみ登場。40ばんすいどうに位置する。モバイルシステムGBを介して利用する施設で、CP操作による全国のトレーナーのデータと勝ち抜きバトルを行える。勝ってもポイントや景品がもらえるということもなく、シンプルにバトルのみが楽しめる。
第三世代
ルビー・サファイアから「CPトレーナーと連戦する」「勝てばポイントがもらえる」などのルールが確立され、現代のバトルタワーの形式に近いものとなった。
エメラルドでは「バトルフロンティア」の施設の一つとして登場した。
ルビー・サファイアではシングルバトルのみだが、エメラルドではダブルバトルでも挑戦できる。
第四世代
殿堂入り後に行くことができるバトルパーク内の施設。「シングルバトル」「ダブルバトル」のほか、CPトレーナーと一体ずつ出してダブルバトルを行う「マルチバトル」という形式も登場した。
ダイヤモンド・パールではバトルタワーのみだったが、プラチナでは「バトルフロンティア」の施設の一つとして登場した。
ハートゴールド・ソウルシルバーではクリスタルのバトルタワーと同じ場所にバトルフロンティアとして登場。
第五世代
バトルサブウェイとして登場。詳細は該当記事を参照。
第六世代
オメガルビー・アルファサファイアではバトルリゾートの施設の一部として登場した。バトルリゾートはバトルタワーのほか、育て屋や廃人ロードも完備しているなど、対戦をやりこむ人にはうってつけの場所となっている。
第七世代
バトルツリーとして登場。詳細は該当記事を参照。
第八世代
第四世代以来、本編では久しぶりにバトルタワー単独の施設として登場。シュートシティにあるローズタワーがダンデによってバトルタワーに作り替えられた。元々のローズタワーはオフィス施設なのだが、最上階がポケモンバトルに特化した設備を備えていたため、これを再利用したものである。
シングルバトルとダブルバトルで挑戦できる。レンタルポケモンを利用しての挑戦も可能。レンタルポケモンはパーティ単位で借りることが可能で、それぞれのパーティのコンセプトに応じた技構成となっている。レンタルポケモンは性格こそ無補正だが、個体値6Vの努力値全振りなうえに技や持ち物もガチ構成という充実のラインナップのため、手持ちに対戦用ポケモンがいなくてもレンタルポケモンである程度は連勝を進めることができる。今回は難易度を下げて新しい廃人を養成していく仕様になっており、10連勝でクリアとなる代わりに勝利報酬のバトルポイントが原則2BP固定(ただし、他の場所でまとまったBPを貰える場合がある)となっている。このため有用なアイテムを収集したい場合、ひたすら挑み続ける必要がある。
関連動画
関連項目
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