ニコニコ大百科

そもそもBADって選択肢をミスる=士郎のミスであることが大半だからね。

作り手側の視点で見てみると、セイバーは設定が強すぎるため、いかにセイバーに全力を出させずに物語を進めるかに注力しているのがわかる。
特にデフォで弱体化してる五次と違い、四次ではかなり気を使っているね。
マスターとの相性最悪もそうだが、序盤にいきなりランサーの槍を喰らったのは、その辺りの事情も推測できる。

セイバーが弱く見えるのであれば、それは製作側の思惑が成功している証なのだろう。

すんごい今更だが、PS2版(Realta Nua)をコンプして、ラストエピソード見た。

もう言葉もない。

聖杯を前にして「そんなものは要らない」とセイバーに言わせることができるのは、
セイバーをしてその望みを間違ってるって認めさせることができるのは、
本当に、この世にたった一つ、士郎の生き様だけだったんだな……。

問答無用のに美しいエンディングですよこんちくしょう。

アレな話なんだが、
凛と桜は他のキャラのルートでもある程度救われる要素があるのに対して（大聖杯はどのルートにせよウェイバーが解体するし）、
セイバーは桜ルートだとあの後聖杯をどっかで手に入れたとしても世界の奴隷ルートまっしぐらで、
凛ルートでもきのこ曰く下手すると守護者ルート直行らしいし、
他の二人に対してセイバーは他のヒロイン選ぶと救われなさ過ぎだよな……
なんかその辺りも含めて「セイバーと士郎二人が幸せになるgoodendはないんですか！？」って叫びたくなるんだが……

いや、そこはだからRealta Nuaラストエピソードだろう。

人々の幻想から王の姿が消え去る無窮の果てのその日まで、誓いを守って「届かない」理想郷で眠り続ける彼女。

人らしい心は大事に仕舞い込んで、自分に価値など要らないと、
届かない星の美しさだけを信じて、守護者として摩耗する時間を歩み続けた彼。

そして永劫の果ての奇跡。

この二人の間にあるのは執着じゃないんだよな。だから絡まないし淀まない。上手く言えないが、祈りのようだ。


他ヒロインEndの話なら、凜Goodは士郎にいつか答えを下さいって言ってるから、案外平気そうな気はする。
あと桜は、10年後の大聖杯解体事件まで放っとくと寿命的にぎりぎり。救われると仮定するのはちと無理が。

LE評判悪かったけどな
別れるからこそそれを大事に抱えたまま生きていくのがいいのに
何しとんねんコイツラってセイバーファンにすら叩かれたんだから

ラスエピはカップル二人の組み合わせが好きなひとにはいいんだろうけど
でも設定やらなんやらぶん投げてるからそこ嫌っている人もいる
>>185
たしかに別れたままのほうがいいっていう人も多いよね

ＬＥ好きな人いくらでもいるけどな。

そりゃ居るだろうよ
俺は蛇足だと思ったし、肯定的な評価を見たこともほとんど無いけど

>>188
どうだろうね、俺は肯定的な意見たくさんみたけど。

そうかな？
かなり叩かれてたけど
菌糸類もあんなに書くの苦労するのならやらなきゃいいのに
社長がゴリ押ししたのかしらんが
自分の中では少なくとももう誇り高いアーサー王じゃなかったわ

いや誇り高いアーサー王もなにも、あれは、
アーサー王という伝説が摩耗しつくす＝完璧な王の幻想に縋る人間が世界に一人もいなくなった
未来の話じゃないかな？

それこそ永劫に近い未来の話。
霊長の意思が守護者を必要としなくなって、守護者が歩みを止められるくらい未来の話。
セイバーの眠るアバロン＝届かない理想の具現に、それでも手が届いちゃうくらいの未来の話。
それこそ、第三が魔法じゃなくなるくらい、未来の話。

そんな、一個の人格なんて吹けばとぶ芥子粒まですり減ってしかるべき時の果てに辿り着いたとき、
王の中の剣をとる前の少女が、彼の中のブリキの箱に仕舞い込んだ心が
未だ尊い輝きを覚えていた。

あれはそういう無上のおとぎ話で、涙が陳腐になるほど切実な祈りだろう。
理想という星を追う生き様を変えられなかった二人の帰結として、もうどうしようもなく美しいと思ったけどなぁ。

否定的なのって、あれが単なるセイバーGoodEndであの後二人は冬木の家に帰るんだーとか誤読した人かと思ってた。

これだって即物的すぎる解釈かな、とも思ってるんだけど。

Fate作中でアヴァロンは、手の届かない理想の具現、もしくは象徴として描かれてるわけで
「そこに手が届く」っていうのをどう解釈するかとなると、
もっと観念的な話だと捉えた方が適切かな、とも思う。

>>192
俺の解釈と似てるな。まあ、安易なハッピーエンドじゃないのはたしかだ。特に士郎の感情が、人間の感情が蘇るところが好きだな。

191の解釈なら究極的に騎士王セイバーという存在は消滅しなきゃいけない、そうではないと少女アルトリアは幸せになれないってことだよね

元々、個としての自分を殺す、
人を守るために人をやめるのがセイバーの王道だから。

それが誤りだったんじゃないかと苦悩して、
それでも間違いじゃなかった、間違いにしちゃいけないと答えを得るのがセイバールート。

で、セイバーはセイバーだから、望まれなかろうが何だろうが自分からは王様を止められない。
セイバーが王様じゃなくなることがあるとすれば、
文字通り自然消滅的に王様じゃ「なくなる」時だけなわけで
それには巨岩が風化して砂になるよりなお時間がかかるだろうねっていう。

>>191
レアルタやってないが、そう聞くと泣けるなぁ…。
士郎もセイバーも、ほんと大馬鹿だ。

>>194
消滅する、というよりは、「全うする」の方が正確かも。

で、セイバーの王道にはゴールが定義されてないから
（この点、『一番始めに決めておくべき旅の終わりを、どうにも見つけ損ねたらしい』士郎とほんと似た者同士）
王様じゃ「なくなる」まで終れない。

うむ、ところでセイバーライオンについての記事ﾏﾀﾞｰ？

zeroのランサーとウマが合うのは同じケルト系だからかもしれないな

ラストエピソードそのものは、別にそこまで叩かれてもねえだろう
セイバーばっか贔屓しやがってっていう話が大きかっただけで、それも型月板でああだこうだ言われてたぐらいでしょ

ふと思ったんだけどセイバールートでアヴァロン返してもらった後自分の時代に帰っていったけど返してもらったアヴァロンはどうなったの？

眠りにつく時とか持ってないっぽかったけど消滅したの？

その話題何度か見たな

元の時代のアヴァロンはモルガンが持ってるはずだから、タイムパラドックスが起こらないよう世界が空気読んで持ち込ませなかったんじゃないかとは思うが、現代でどうなったかまでは何とも。
いっそ返してもらった方は楽園の方のアヴァロンになって、セイバーに未来で目覚めるための休養を与えているのだ、とでも考えた方が夢があっていいかもしれん。

セイバーはなんでモードレッドを否定したの？

>>203
自分と同じ間違った王道を進む者と考えて否定したとどこぞで見た覚えがある。
個人的に接し方がわからなかっただけの不器用じゃないかと思うけど。
愛情があったと思いたいなぁ…。

因縁のある姉に催眠されて勝手に出来てた子供にいきなり
認知しろと迫られても愛情が湧くもなにも無いと思うがなー
まあその姉の紹介状と剣の腕だけで城にやってきたモードレッドを円卓に迎え入れたし、一人前の騎士としては認めてたみたいだが

Zeroのラストを見るかぎりではそれなりに愛情はあったように思う
殺してしまったことで湧いてきた感情である可能性もあるが

セイバーがモードレッドをどう思っていようと立場が許さないんじゃないかな
完璧な王に実姉との不義の子がいるなんて認められるはずはなく、ましてや後継者にするなんて

>>204
セイバーは自分の王道が間違ってるなんて微塵も思っちゃいねー。
純粋に、モードレッドにはその道を進む器が無いと判断しただけかと。
あとは不義の子という立場もあっただろうしね。

>>207
そうなのか。
しかし、そうなるとモードレッド余計に可哀想だな。
セイバー責めるのもお門違いだし、生まれた子を祝福してやれんとは嫌なもんだな。

>>208
アーサー王は人の気持ちが分からない・・・

fateだとエクスカリバーはビーム剣になってるけど
アーサー王伝説では「鋼鉄をも切り裂く光る名剣」なんだよね？

ネットでは「数百人を一振りでなぎ払った」とかよく見かけるけど、
俺の記憶によると、アーサー王が一人で数百人倒したのは合ってるけど、
「一振りで複数の敵を倒した」なんて記述はなかったと思うんだが