能登半島(のとはんとう)とは、石川県北部の日本海に突出する半島である。
石川県北半分と一部富山県からなる日本海側最大の半島である。石川県と富山県の境をなす宝達丘陵を基部として北に突出し、南北約100km、東西約50kmを占める。富山湾に面した海岸を「内浦」、日本海に面した海岸を「外浦」と呼ぶ。また、半島最先端付近を「奥能登」、半島基部付近を「口能登」と呼ぶ。
半島全体は、低平な準平原的地形で、新第三紀層が骨格をつくる。その大地にタブ、ツバキといった照葉樹が多く分布。各地に景勝地が点在し、海岸線を主体に大部分が能登半島国定公園に指定されている。交通の弁として、鉄道はJR西日本「七尾線」「氷見線」、のと鉄道「のと七尾線」が走る。道路は「のと里山海道」「能越自動車道」が開通している。
産業は農林水産を主体としており、特に漁業が盛んで、ブリやイカの水揚げが多い。古代からはなまこの特産地としても有名である。
おおむね北から順に記載。南のかほく市、津幡町、内灘町、富山県氷見市については「能登」とはされない場合もある。
震源の位置 |
平成19年3月25日9時41分58秒に日本海で発生したマグニチュード6.9の地震による打撃を受けた過去を持つ。
また、2024年1月1日にはマグニチュード7.6の地震が発生し、震度7を観測しており、当日中に気象庁から「令和6年能登半島地震」と名付けられている。
能登半島を周る際にぜひとも訪れたい海岸沿いの観光名所を紹介。右の地図の番号(1~5)は紹介する観光名所の位置を表しています。
石川県羽咋郡宝達志水町今浜から同・羽咋市千里浜町に至る延長約8kmの海岸。日本で唯一、自動車(バスや自動二輪車も可)で海岸線の砂浜の波打ち際を走ることができる道路である。
石川県輪島市白米町にある棚田。能登半島北岸を走る国道249号と日本海との間にある崖地に位置する。国連農業機関が認定した世界農業遺産の1つである。
石川県珠洲市の能登半島最先端にある灯台。歴史的価値が高く、Aランク保存灯台の1つである。「日本の灯台50選」に選ばれている。
一般公開日に訪れれば、灯台の中に入ることも可能。
石川県珠洲市にある島。空海(弘法大師)が佐渡島から当地方に渡った際、最初に見付けた島というのが島名の由来。また、島の形が船体に見えることから別名「軍艦島」とも呼ばれる。
富山県高岡市にある遠浅海岸。岩礁・白砂青松の続く景勝地で、沖にある大きな松が植生している島「女岩」が有名な海岸である。
個別記事もあるので詳しくはこちらを参照→雨晴海岸
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最終更新:2024/04/27(土) 22:00
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