SCP-1293-JPとは、シェアード・ワールド「SCP Foundation」に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『ALL I WANT』。
SCP-1293-JP | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Keter 4/Ekhi 2/Caution |
収容場所 | 対時間的脅威物品収容保管庫[1] |
著者 | solvex |
作成日 | 2019年2月23日 |
タグ | gpエクスプレス k-クラスシナリオ アンダーソン ネコ パラドックス マナによる慈善財団 世界オカルト連合 人工 日本生類創研 未来 機械 自動装置 蛇の手 財団製 |
リンク | SCP-1293-JP |
SCPテンプレート |
全長129.3cm、体重129.3kgのオートマトン。漫画作品█████のキャラクター、█████を模したものであり、高い耐久性を有し、損傷・破壊した事例は確認されていない。元ネタと違ってぜんぜんポンコツではない。表皮はSCP-1360[2]のそれに類似することがわかっている。搭載された人工知能はチューリング-ミュンヒハウゼン式テストにおける結果が平均して96点と高い水準を示す上、「高効率でドラ焼き有機物をエネルギーに変換する器官」「物体の脱吸着を自由に行えるゴムまりみたいな球状の手部」「暗視機能」「地面から約3mm浮遊するPTAのお問い合わせにも安心な足部」を持つが、臀部の赤い球状のスイッチを引っ張ることで停止させられる。
腹部に布製の半円状の袋(SCP-1293-JP-P)を有する。これはSCP-1293-JPだけでなく凹凸面の少ない平面であれば任意に脱着ができ、内部は別空間(SCP-1293-JP-W)に接続されている。このSCP-1293-JP-W空間では重力は存在せず、内部では三次元的に移動が可能。生物の老化は極端に遅くなり、アノマリーの異常性もSCP-1293-JP-W空間内では非活性化する。
最初のSCP-1293-JP(以下、SCP-1293-JP-1)はもともと要注意団体のひとつ、マナによる慈善財団[3](以下、MCF)がとある国の被災地に慈善活動を行っている際、子供の被災者のメンタルケア要員として活動しているところを発見された。当該被災地ではSCP-1293-JP-1は非常によい結果を示し、MCF現地職員も好評であった。このこともあり、財団はMCFからSCP-1293-JP-1を回収する補填として、現地で█████ショーを定期的に行うこと、また█████募金の常設を命じた。
水田研究員がMCF職員ドルマン・ハンボスにインタビューしたところによれば、SCP-1293-JP-1は「職員の机の引き出しから突然現れた」という。そしてハンボスに「未来から来た」ことを告げ、以後サポートを行うことを約束したのだという。ハンボス曰く、当該個体SCP-1293-JP-1のみならず、MCFの世界中の支部で、同じように職員たちの机からSCP-1293-JP個体群は出現し、同じように協力を申し出たのだという。
その後全世界で合計23体のSCP-1293-JPがMCFの活動に協力していることがわかり、また現場判断でSCP-1293-JP-W空間内でアノマリーを保管していることが判明する。財団がSCP-1293-JP-W空間内を探索していると、開口部100m付近はMCFの回収したアノマリーが発見された。またSCP-1293-JP-W空間内でGpエクスプレス社[4]が輸送車両を運用していることも確認された。2009年にもなると、SCP-1293-JP-W空間を利用することにより、各要注意団体間の連携・交流がそれまでの10年と比較して飛躍的に増大。各要注意団体にこのSCP-1293-JPが「机の引き出しから」現れて協力している実態が浮かび上がった。
そのような状況が続いた中2012年9月3日に、1体のSCP-1293-JP(以下、SCP-1293-JP-93)が財団施設内に出現し、近くの職員に1通の手紙を渡す。内容は、『O5-12』からの手紙であった。要約すれば、
このSCP-1293-JP-93は大山研究員のインタビューに応じる。各要注意団体は財団やGOC[5]に対抗するため、あちらとこちら、そちらとこちらと連携・交流を活発化させた。そして気がつけばみんなが協力し合うようになった。これが信じがたいほどトントン拍子に進んだわけだが、背景にはSCP-1293-JP-Wの存在があった。SCP-1293-JPは大山研究員に「SCP-1293-JP-W空間を財団もすべては把握できていない。各団体が接触を試みている」ことからこの『未来』への理解を促す。一方で、各要注意団体はアノマリーを作りっぱなしにして管理が雑だったり、なんだかんだで世界征服を企む悪の組織もゼロではないことから、財団にもSCP-1293-JPとの協力を望んでいると表明する。
財団はこれに対して複数の未来予知系のアノマリーによる調査、およびSCP-2003[6]を用いたタイムトリップにて、この未来が『確定されている』ことを理解する。更に、この未来を採択すれば人類の滅亡は未来永劫なくなることも。しかし、この未来は「人類がアノマリーに暴露する」という、現行の社会から許容可能な変化を逸脱した未来(MK-クラス文化変容シナリオ)であり、財団はO5評議会の方針によりこの未来を阻止するために活動することに。
といっても、「SCP-1293-JPが属する未来の高い技術力」「阻止した場合に再び浮上する人類滅亡の危機[7]」「そもそも阻止しようとしている未来から来ているSCP-1293-JPの存在によるタイムパラドックス」という点が課題となっており、財団はあらゆる資源を用いてこの課題に取り組んでいる。
掲示板
1 ななしのよっしん
2022/05/14(土) 00:54:38 ID: Yqd1MzWoi/
作成乙
メタタイトルでまさかと思ったらそういうSCiPで吹いたのが懐かしい
ただ元ネタありき感が拭い切れないのもあって評価は毀誉褒貶激しめという
2 ななしのよっしん
2022/07/26(火) 11:34:11 ID: Ay8z1G1OFv
というより既存のキャラに主張を言わせているのがなんかもやっとする
3 ななしのよっしん
2023/04/02(日) 17:13:10 ID: sg2GovJNTa
作成乙
>>2 作者の意図としては、「本物とは決定的に何かが違う」感を出すためにあえて長く語らせたらしい
個人的には元ネタ抜きでもSCP記事として成立するストーリー性はあると思う、ただその場合でも今ほど有名な記事になったかはまた別の話かもしれないが
自分はネタ抜きに好きよ、元ネタも大好きだけどそれとは別物としてこの記事も好き
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最終更新:2024/06/06(木) 09:00
最終更新:2024/06/06(木) 09:00
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