ΖレイピアⅠ(Zレイピア、ηガンダム)とは、1986年刊行のモデルグラフィックス別冊『PROJECT Ζ』に掲載されたガンダムシリーズのモビルスーツ(人型兵器)である。
概要
ZETA RAPIER ゼータレイピア |
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型番 | MSZ-007 |
全高 | 22.6m |
重量 | 43.9t / 102.7t |
出力 | 2,150kw |
推力 | 112,600kg |
装甲 | ガンダリウムγ |
主兵装 | 30mmバルカン・ファランクス |
グレネード・ランチャー | |
ビーム・サーベル×2 | |
ビーム・ライフル×3 | |
腰部ビーム・キャノン×2 |
モデルグラフィックス別冊『PROJECT Ζ』を初出とする模型オリジナル機。
小田雅弘氏が提出したラフを基に、モデラーの中沢博之氏が製作した。
グリプス戦役時にアナハイム社が開発したギリシア文字を冠するガンダム。開発コードは「η(エータ)ガンダム」。
レイピアの模型製作を担当した中沢氏は「レイピアガンダム」と呼んでいた。
MSZ-006「Ζガンダム」の強化発展機を目的に開発された機体だが、設計は「γガンダム(リック・ディアス)」の開発チームが担当しており、ディアスとΖを融合させたようなデザインとなっている。
Ζガンダムの改良型としてフライングアーマーとテール・スタビライザーをより大型の物に変更しているため重MSに近いフォルムとなった。
レイピアには5種類のオプションが用意された。それぞれ重攻撃型モビルアーマー仕様のウィングブースター、ウェイブライダーモードで使用する脚部エキステンションブースター等により、マルチロール型として様々な戦局に対応できる。こうした設計思想はカラバの「Ζプラス」を意識したとも言われる。
因みに型式番号は後に設定された「量産型Ζガンダム」と被っている。
雑記
続編企画の『MISSION ΖΖ』で明貴美加氏がレイピアのイラストを描いている。
後に『ガンダム・センチネル』でアナハイム社のηガンダムとしてレイピアが採用され、アナハイムガンダムの一機という設定がセンチネルにおける準公式設定となった。
量産型Ζガンダムと型番が重複してる理由は、恐らく「競合機」か「設定の上書き」のどちらかだと思われる。
関連項目
AE社製ギリシア文字ガンダム一覧 |
γガンダム - εガンダム - δガンダム - ζガンダム - ηガンダム - θガンダム - ιガンダム - σガンダム(κガンダム) - λガンダム - μガンダム - νガンダム - ξガンダム |
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