はいふん(楽曲投稿者)とは、VOCALOIDを使用した楽曲投稿者の一人である。
概要
積極的にエレクトロニカミュージックの制作を行っていた作者である。
きっと工場のマシンとかにグッときそうな人。とりあえず機械音や電子音との縁は深い。
なお、ボカロPとしてのP名は不定。応募もされておらず、募集もしていない。
初投稿は“to here knows when(2012/06/17)”。to here knows when当初から電子音を駆使していた。
以降はボーカル楽曲からインストゥルメンタルにシフトするように作品を公開してゆく。
主なボーカルは『IA -ARIA ON THE PLANETES-』。巡音ルカも存在したが、メインでは使われなかった。
また、楽曲のほか映像作品も自身の手で制作している。こちらもハイセンスで独創的。
ちなみに他者からの制作協力を受けたことはない。他の作者との交流も乏しかった模様。
一応外部に興味がなかった訳ではないようだが、結果として作品制作に繋がった例は一件のみ。
インディーズの需要故か、主流層のニーズとはズレていたからか、知名度は相当マイナー。
評価する者からは評価されたのだが、とにかく日の目を見る機会に恵まれなかった。無念。
“レインティア(2014/02/16)”の投稿を最後に、楽曲を残したまま何処へと消えてしまった。
作風
その音で瞳に映る情緒風情を奏でる作風を持つ。
社会情勢には目もくれず、ただただ音の断片から空間を紡ぎ出す。
前述の通り、全般的にエレクトロニカを主体とした創作姿勢が特徴的。
得意ジャンルはアンビエント。楽器のサンプリングや環境音などの擬似的な音声も多用する。
インスト曲とボーカル曲とでは若干構成は異なるが、基本的な概念は同じである。
作者いわく、電子音をパズルのように組み上げて作品を作るのだという。
故に一般的な楽曲のような“演奏”とは違い、直接的に楽器を用いることは殆どない。
また、楽曲も構想を練り上げてから作るのではなく、手元の音声から偶発的に作り上げるのだという。
曲の構成や進行も一般的ではなく、不規則気味にリピートさせるような手法がよく目立つ。
元々エレクトロニカは一般認知の裏で細分化が著しいという特殊なジャンルなのだが、
その筋から見れば典型的な〈エレクトロニカ〉らしいのだとか。
ボーカル曲は歌詞と歌詞の間を空けるような歌わせ方が特徴。のんびり。
当初は(比較的)歌唱曲のセオリーに沿った構成で作られていたものの、
活動が進むにつれて、次第にインスト曲と同化してゆく。歌声すら音の一片だったのだろう。
そうした意味では、歌詞も一種の“フレーバーテキスト”みたいなものなのかもしれない。
インストやボーカルに関わらず、アンビエントミュージックらしい曲調を生むのが最大の特徴であり、
あら熱を鎮めて気分を落ち着かせる音楽に富んでいる作者なのである。
ちなみに作者自身も作曲の最中に寝落ちしてしまった事が何度かあるらしい。曲作りも大変そうだ。
こうした作風のため、ビートを刻んで気分を高揚させる音楽は専門外である。ご了承されたし。
投稿一覧
それぞれ性質が大きく異なる楽曲のため、ボーカル作品とインスト作品ごとに分けて掲載する。
ボーカル
| to here knows when | ときまたぎ tokimatagi | 恋の機能美 | 空飛びツアー | イノリズム |
|---|---|---|---|---|
| 秘密ファンク A.M. | 夏の抜け殻 | 1年ループ | 惑星通り五番街 | Age 788 |
| frozen parade | アオイマチ | 北の風が吹く | ||
インスト
| 摂氏35℃だった | door to the storage | マインドマップ | 暮雲メカニカ | 雪の原 3-3-13 |
|---|---|---|---|---|
| 白く静む | クリスタライズ | レインディア | ||
代表作
関連項目 |
関連リンク
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