はこだてライナーとは、JR北海道が運行している函館本線の列車(電車)である。
概要
2016年3月26日に開業した北海道新幹線の新函館北斗駅と函館駅を連絡する目的で運行されている列車である。所要時間は快速が17分、普通が20分になる(気動車による運行では25分程度)。
全ての新幹線列車(定期列車は13往復)に接続し、16往復が運行される(うち6.5往復が快速)。
新函館北斗駅と函館駅の間が17.9km(営業キロ)も離れていることから、北海道新幹線から函館市へのアクセス向上を目的として運行することになった。
冬期の外気温を考慮してか、全駅でドア扱いは半自動扱いとなっている[1]。
また、自動放送については北海道新幹線からの接続列車であることを考慮して、自動改札機や全席指定席について詳細に触れたものとなっている(日本語・英語)。
もともと渡島大野駅~函館駅間は非電化区間であることから[2]、同区間を電化した上で、733系1000番台(3両編成)が使用される。この733系1000番台は増結可能な仕様となっており、多客期には6両編成で運行される[3]。
また北海道新幹線開業時のダイヤ改正では、JR北海道が保有する一般形気動車の老朽化もあって各地で普通列車の減便がなされたが、当区間においてはもともと函館駅 - 七飯駅で区間運行されていた気動車普通列車の大部分をはこだてライナーが置き換えており、大幅な減便は避けられている。
列車名である「はこだてライナー」は、2014年11月20日~12月22日に公募が行われ、2015年2月12日に決定したもので、目的地である「函館」と「ライナー」を掛けあわせたものである。
運行形態
停車駅
関連動画
関連項目
脚注
- *ただ、これは函館地区では今までなかった扱いであるため、開業初日はドア扱いを案内する係員が配属されていた。
- *正確には渡島大野駅~五稜郭駅間が非電化区間で、五稜郭駅~函館駅間は津軽海峡線開業時に電化済みである。
- *もともと増結する予定は無かったのだが、北海道新幹線からの乗り継ぎ客が全員乗りきれるかを疑問視する声が一部から挙がったため、増結をする方針に転換した経緯がある。ただし、733系1000番台は4本しか製造されないため、本数不足も指摘されている。
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