アグリッパ・メンテナーとは、アニメ作品「∀ガンダム」に登場する架空の人物である。CV:石丸博也
概要
冬の宮殿と冬眠システムを管理するメンテナー家の人物。地球に降下したディアナの代わりに月の執務を行っていた。青く長いローブと、ゴーグルのように大きな眼鏡が特徴。名前だけは早く登場していたが、本人の登場は終盤になってから。名前だけ聞いて「アグリっ派」とかいう派閥と勘違いした人は...いないのだろうか。
穏健派として知られるアグリッパはディアナ・ソレルの地球帰還作戦について、地球人との接触がきっかけでムーン・レィスに闘争本能が芽生えることを恐れて反対していた。しかしディアナに反対が聞き入れられなかったため、ギム・ギンガナムと手を組み女王暗殺を謀る。
地球のディアナ・カウンターに対し、コレン・ナンダーを恩赦という名目で地球に送り込む、物資補給を制限する(このことがきっかけで、ディアナ・カウンターが地球人から略奪を行うようになってしまう)といった妨害を行い、さらに女王不在の月では政権を握っているのをいいことに、メディアの制限や物価の上昇などの独自の戒厳令を敷き、そのまま月の覇権を奪おうとしていた。王家の車や女王の居城'白の宮殿'にメンテナー家の家紋を入れていたことにも裏切りの意図が見える。
グエン一行(と秘書キエルとしてやってきたディアナ)が和平交渉に来てからは、ギンガナム艦隊の独自行動によるどさくさも加わり、ディアナに対する裏切りがディアナ自身の前で露呈。アグリッパは逃走を図り、黒歴史の情報を解放しようとするディアナ達を阻止しようとするも、逆に捕らえられてしまう。
そして黒歴史の映像が月に流され、民衆が暴動を起こすと、アグリッパは「闘争本能が芽生えるというパンドラの箱が開かれたのは黒歴史の映像が流された今ではなく、ディアナが地球帰還作戦を考えた300年前からだ」「月の民の闘争本能を芽生えさせることなく穏やかに暮らさせるため、自分は黒歴史の真実を隠していたのだ」「闘争本能に目覚めたもの、目覚めさせたものは排除する」とディアナに言い放つ。そのようなアグリッパに対し温厚であるディアナも殺意を抱くが、彼女が手を下すその前に、アグリッパは部下のミドガルドに射殺されてしまうのであった。
ディアナ・カウンターの暴動や女王暗殺のきっかけを陰から生み出していた物語の黒幕といえる人物だが、城の傍でモビルスーツの戦闘が行われるとおろおろしてしまう情けないところがある(ディアナ様曰く、実直な人)また年に似合わず女好きなのか、おそろの眼鏡をつけた美人の秘書を侍らせており、リリ嬢と対面した際も彼女を舐めるように見ていたという。
月と地球の争いの火種を生んだ元凶は倒され、女王も月へお戻りになった。ギンガナムもターンXを没収されることとなり、これで全てが解決したかに思えたが......。
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関連項目
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