ルイ・エクトル・ベルリオーズ(Louis Hector Berlioz、1803年12月11日~1869年3月8日)とは、フランスの作曲家(ロマン派)である。代表的な作品として『幻想交響曲』や『ファウストの劫罰』などがある。
概要
フランスに生まれ。当初医師を志すものの、父の反対を押し切り音楽への道に進む。
今日で有名なベルリオーズ作品は多くはないが、幻想交響曲は取り上げられる機会が多く、ヴァイオリンやティンパニで先進的な奏法を積極的に取り入れ、後に「近代管弦楽法の父」と呼ばれた。
こうした作品において古典派から飛躍的に進歩した新たなオーケストレーションを開拓したことから「管弦楽の大家」とも呼ばれ、リムスキー=コルサコフやリヒャルト・シュトラウスなどに影響を与えた。また、今見ても誇大妄想的な巨大編成(『レクイエム』、『テ・デウム』など)や構成(歌付き交響曲『ロミオとジュリエット』、全5幕のオペラ『トロイ人』など)の曲を多数発表している。ちなみに、幻想交響曲もアヘンを飲んで見た幻覚を音楽化したと謳っており、サイケデリックの先駆けともいえる。
もっとも、生前はフランス本国での人気は低く、指揮者及び音楽批評家として生計を立てていた。
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関連項目
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- フランス
- ロマン派
- 近代管弦楽法の父
- ヤンデレ
- クリストフ・ヴィリバルト・グルック
- ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
- ニコロ・パガニーニ(『イタリアのハロルド』を作曲するきっかけとなった)
- カール・マリア・フォン・ウェーバー
- フランツ・リスト
- リムスキー=コルサコフ
- グスタフ・マーラー
- リヒャルト・シュトラウス
- トマス・ド・クインシー(『阿片服用者の告白』を著した評論家。『幻想交響曲』に影響を与えた)
- ジョージ・ゴードン・バイロン(『チャイルド・ハロルドの巡礼』を書いた詩人。『イタリアのハロルド』のもとになっている)
- 幻想交響曲
- イタリアのハロルド
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