オニギライズとは、風来のシレンシリーズで使われるプレイテクニック。敵モンスターである『にぎり変化』の能力を利用して食料のおにぎりを量産することである。
概要
ローグライクゲームではゲームの重要なファクターとして『満腹度』がある。これは腹の減り具合のパラメータで、0になるとHPの自然回復がなくなった上にターンごとにHPが減少していくようになり、いづれ餓死してしまう。
ローグライクゲームの1つである風来のシレンシリーズにも当然満腹度はあり、空腹は数多の風来人を悩ませてきた。『オニギライズ』とはそんな風来人を空腹から救うためのテクニックである。同ゲームでの標準食料はおにぎりなので、おにぎりを沢山作りだす所からこう呼ばれている。以下で解説する。
なお、食料アイテムとして「バナナ」が登場するシリーズにおいては「バナライズ」など、オニギライズに則した名称がプレイヤー間で用いられているようだ。
解説
シレンシリーズの敵モンスターであるにぎり変化系はアイテムやプレイヤーキャラをおにぎりに変化させる能力があるが、その中でも『にぎり変化』はプレイヤーキャラの所持アイテムのうち、装備していないアイテムからランダムに大きなおにぎりに変化させる能力がある。
この能力は対峙する準備が出来ていないと重要なアイテムをおにぎりにされてしまう危険性があるが、準備万端なら要らないアイテム1つずつを大きなおにぎりに変えることが可能なため、能力を使いまくってもらうことにより大量の大きなおにぎりが獲得可能なのである。この能力でアイテムを大きなおにぎりに変えてもらうことを「握らせる」「握ってもらう」等とも言う。にぎり変化がこの能力を使う時は口からクサイ息をはきかけてくるので実際は握るわけではないが。
風来のシレンシリーズでは、満腹状態時にさらにおにぎりを食べることで満腹度の上限値を最大で初期値の2倍まで上げられる。所持アイテム枠の上限が厳しいこのシリーズでは満腹度の上限が上がれば食料の食いだめがし易くなるので、大きなおにぎりを量産してゲーム序盤で満腹度の上限値を上げておくのはより厳しくなる中盤~終盤を乗り切るためには重要である。
次項では、その準備・方法・細かい注意点などを説明する。
準備
- にぎり変化が出現する階で行おう!
(にぎり元締め等のレベルを不幸の杖で下げても出来る) -
おにぎりにする素材を用意しよう!
(風来人の間では矢が大流行中。いらない美味しそうな物を用意) - 盾を装備しておこう!
(にぎる仕事を放棄され、殴られると痛い) - オニギライズを行う部屋を確保しよう!
(ある程度広い部屋、通路の多い部屋が望ましい) - 罠チェックをしよう!
(うっかり落とし穴を踏んでしまって、等の事故を防ぐためである) - おにぎりにされたくないものは、床に置いておこう!
(どこに何のアイテムを置いたか、覚えておくと吉)
手順
- あらかじめ矢を壁に向かって撃っておき、1本ずつにわけておきます。
おにぎりの製作を、低コストでスムーズに行うためです。 - 装備アイテムと大きなおにぎりに変えてもいいアイテムだけを持ち、にぎり変化が来るのを待ちましょう。
周りの部屋まで行って連れてきても可。 - にぎり変化に殴られつつ、早く握ってくれー、と祈る。
ぶへぇ、という音がしたら、おにぎりの完成です!
ひとつ握ってもらったら床の矢を1本ずつ拾い、また握ってもらおう。
ポイント
- 握ってもらった大きなおにぎりは床に置く等の行動で、所持アイテムからはずそう!
にぎり変化は既に握られた大きなおにぎりも握ってしまい、ターンに無駄ができてしまいます。 - 握ってもらう素材を持っているか確認!
素材を用意しないと殴っちゃうZO☆ - にぎり変化に殺されてしまいそうなときも大丈夫!
おにぎりを投げつけよう。そうすると……おにぎりをのどに詰まらせて死んでしまうのです。
悲しいけどこれ、シレンなのよね。 - にぎり変化を倒してしまってもあきらめないで!
新しいにぎり変化を探しに行こう。
終わりに
ここまで読んだ君は、もうオニギライズをしっかりマスターしているだろう。
もちろん、ここに記述してあることが全てではない。
シリーズごとの特徴をしっかりと捉え、安全においしく握ってもらえるように経験を積んでほしい。
本来の旅はまだこれから。鍛えた胃袋とともに残したアイテムを使いこなし、ダンジョン攻略を成功させよう。
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関連項目
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