カビ(黴・かび)とは、「真菌類」と呼ばれる細微生物の一種。また微生物が集団を成し、目視できるようになった状態のものにもカビと称することがある。
概要
一般的には食品などが腐るときに発生するものとして知られており、アレルギーの発生源や感染症の原因となったりすることなどから、良い印象を持たれていることは少ない。
しかしながら人間の生活とカビとは切り離すことは出来ない。特にカビの持つ酵素を利用した発酵食品は数多く、酒・味噌・醤油などの作成には、コウジカビというカビを培養して麹を作っている。またチーズも発酵食品として有名で、アオカビ・白カビなど種類に合わせてカビが使われている。
また医療の分野では、世界初の抗生物質ペニシリンの製造にアオカビが深くかかわっている。ちなみにペニシリンの名前はアオカビの学名ペニシリウムから来ている。
またカビが生える=古く悪くなっている、ということから、「古臭いもの」「使い古されたもの」などをカビの生えた○○と表す慣用句もある。
関連動画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 4
- 0pt