コンテンツツリーとは、ニコニコに投稿された各種作品の間の派生関係を「ツリー」の形で可視化する機能である。
概要
あなたの創作に影響した「親作品」をコンテンツツリーに登録しませんか?
・親作品クリエイターにリスペクトを表明するとともに、「子ども手当」で応援することができます
・ユーザーの皆さんによる親作品登録の連鎖によって、創作活動の歴史がコンテンツツリー上に記録されていきます
ニコニコ動画・生放送においては、ユーザーが作成した素材やツールを基にした二次創作作品の製作を奨励しており、その支援・促進を目的とした機能が「コンテンツツリー」である。
コンテンツツリーでは、ある作品を生み出す基となった作品を「親作品」、その親作品から生み出された作品を「子作品」として、ニコニコにおける創作の連鎖を表現している。
歴史
元々ニコニ・コモンズにはコモンズツリーという機能があった。これはニコニ・コモンズに登録されたコモンズ素材を利用して新たにコモンズ素材を作成したり、素材を利用した動画をニコニコ動画に投稿する際、利用した素材のIDを登録することによって、その派生関係を示すものであった。
2011年12月12日の新サービス発表会にて新しくコンテンツツリー機能が発表され、翌日よりコモンズツリーを置き換える形で開始された。特徴として、素材の利用のみならず「インスパイア」や「リスペクト」の関係でも利用できる他、コモンズ素材以外の動画や静画も親作品に指定できるようになった。
コンテンツツリーの作成
コンテンツツリーの作成は投稿作品ごとに親作品を指定することで行う。親作品は複数指定できる。ツリーも作成後に編集が可能。コンテンツツリーを作成すると、親作品の作者に通知される。ニコニコに親作品が無い場合はオリジナル作品表明もできる。
コンテンツツリーの確認方法は→ コンテンツツリーの確認方法(ニコニコヘルプ)
コンテンツツリー登録対象
勘当機能
2012年2月22日、「勘当機能」が追加された。これは親作品の投稿者がのぞましくないと考える子作品に対し親子関係を切ることができるというもので、コンテンツツリーのページで作品単位でNGリストに追加することで行える。
作品だけでなくユーザーもNGリストに追加することができ、その場合ユーザーはそれ以降その作品を親に指定することはできなくなる。[1]
クリエイター奨励プログラムとの関係
ニコニコでは、作品の製作者(クリエイター)が収益を得られる仕組みとして「クリエイター奨励プログラム」を提供している。
中でも、ニコニコ特有の「子ども手当」という仕組みがある。これは、子作品の人気度に応じて、その創作の基となった親作品が収益を得られるという仕組みである。詳細は「クリエイター奨励プログラム」の記事を参照されたい。
関連生放送
↑いつでも誰でも視聴可能。1:18:30頃からクリエイター奨励プログラムの説明があり、その中でコンテンツツリーの説明もある。
関連項目・リンク
- 親作品の登録方法(オリジナル作品表明方法)
- “リスペクト”を見える形に――進化する「ニコニ・コモンズ」(ASCII.jp)2012.2.22
- ニコニコ生放送がクリエイター奨励プログラムに対応‐ニコニコインフォ 2014.5.8
- 動画視聴ページでコンテンツツリーの子作品が見られるようになりました【PC版ニコニコ動画】
- コンテンツツリーがスマートフォンから快適に閲覧できるようになりました【ニコニ・コモンズ】
- クリエイター奨励プログラム
脚注
- 10
- 0pt