サクリファイス(遊戯王)とは、遊戯王OCGのモンスターである。
能力
名前 | サクリファイス |
属性・種族 | 闇属性・魔法使い族 |
レベル | ★ |
ATK/DEF | 0/0 |
効果 | 「イリュージョンの儀式」により降臨。 1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、 装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。 このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターの それぞれの数値になる。この効果でモンスターを装備している場合、 自分が受けた戦闘ダメージと同じダメージを相手ライフに与える。 また、このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりにこのカードの効果で 装備したモンスターを破壊する。 |
相手のモンスターを一体装備カードとする効果といえば、機皇帝ワイゼル∞を始めとした「機皇帝」などがあるが、相手のステータスやレベル、種類に関係なく問答無用で吸収するため、こちらの方が強力。
戦闘ダメージを相手にも与える間接的な戦闘抑制効果もあり、モンスター同士の戦闘には滅法強い。
基本攻守0、レベル1という最底辺のステータスをしているが、蘇生しやすく儀式召喚が簡単に出来るという大きなメリットの裏返しでもある。わざわざ除去カードを使って排除したのに簡単に出てきて強力モンスターをポンポン吸われる、という状況は相手にとっては悪夢でしかない。
かつ、吸収したモンスターは装備カード扱いになるため、サイクロン、ハリケーン、非常食、強制終了などのフィールドのカードを破壊、コストに使って効果を発揮するカードなどを併用すると、簡単に吸収可能な状態に戻せてしまう。
加えて金華猫、リミット・リバース、儀式の準備、悪夢再び、儀式の下準備などサポートカードが非常に多い。ピーキーなカードが多い儀式召喚というテーマの中ではピカイチの使いやすさと強さを持つモンスターだと言えるだろう。
天敵は一時除外や無効化のギミックを持つギャラクシーシリーズや、ローレベルモンスターの効果を受け付けないクリフォートなど。フィールドからすぐに離れるスピリットなども苦手。
強化モンスター、サウザンド・アイズ・サクリファイスの能力はこちら。
名前 | サウザンド・アイズ・サクリファイス |
属性・種族 | 闇属性・魔法使い族 |
レベル | ★ |
融合素材 | 「サクリファイス」+「千眼の邪教神」 |
ATK/DEF | 0/0 |
効果 | このカードがフィールドに存在する限り、 他のモンスターは表示形式を変更できず、攻撃宣言する事もできない。 1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、 装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。 このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値となる。 このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりにこのカードの効果で装備したモンスターを破壊する。 |
なんと、こいつ以外のモンスターに一切攻撃をさせない。ただし、サクリファイスにはある『ダメージを相手にも与える』という効果はない。もう一方の融合素材である千眼の邪教神は攻守0の通常モンスターというネタにすらならないステータスにされてしまった…。これなら最初から2行目の封印効果を付けてくれた方がマダましだった…と思う。
このカードの恐ろしさは、「突然変異」、「簡易融合」からあっさり出てくる点にある。サポートカードが充実していなかった昔は(主に邪教神のせいで)殆ど使われる事は無かったが、正規融合召喚せずに特殊召喚した後に「月読命」で使いまわすというコンボが流行したため、「サウザンド・アイズ・サクリファイス」は2006年9月から2016年3月と10年近くもの間禁止カードで有り続け、「突然変異」は現在も禁止カードになっている。
現在の環境では効果除去が蔓延しているため拘束力は「2体モンスターを並べるロックより楽な程度」であり、「簡易融合」から登場する破壊以外の除去要員、あるいは融合サポートを用いての「サクリファイス」サーチのような使い方が基本となるだろう。
目は千個もないだろとか言わない。満足竜と目の数変わらないように見えるのは気のせい。
なお、上記でネタ扱いされていたはずの千眼の邪教神はなぜか、2006年以降におもちゃ箱や悪夢再びなどのサポートカードの恩恵を受けるようになり、採用率こそ高くないが、使い道が増えた。世の中わからないものである。
原作において
VS遊戯戦で愛しのトゥーンワールドをモンスターごと破壊されたペガサス・J・クロフォードが使用した。いわゆる、「幻想カード」に分類される彼の本気スタイル。
原作では、相手モンスターを2体以上奪うことができ、戦闘ダメージは、相手のみが受けるという効果だった。
その頭部(眼)はペガサスの千年眼を彷彿とさせるが、使われた状況を考えれば納得のいく話ではある。
なお、サクリファイスとは「生贄」という意味である。
関連動画
関連静画
関連項目
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