チャールズ・ウォードの奇怪な事件とは、H.P.ラヴクラフト原作のホラー小説(のはず)である。
概要
1910年代後期から同20年代後期にかけての米国、プロビデンスを舞台としたラヴクラフト初期の作品。
宇宙的深淵と恐怖を描いた後期の作風とは異なり、錬金術や黒魔術といったゴシックホラー的作品である。
物語は、私立精神病院から、はなはだ特異な人物「チャールズ・デクスター・ウォード」が失踪して始まる。
氏は、その残虐な行為に及びかねない動向から、それを見かねた父親が精神病棟に泣く泣く収容したが、それ以前の氏は、若干回顧主義的なところがあったとは言え、概ね一般常識を備えた26歳の若者だった。
チャールズに異変の兆候が表れだしたのがいつの頃からだったのか、様々な憶測が飛び交う中、その回答のひとつとして彼が見出した、その祖先、あまりにも彼自身に酷似した「ジョセフ・カーウィン」の、肖像画を見出したときにであるとの主張がある。
その根拠を探るには、1700年代、ジョセフ・カーウィンが生きた時代にまで遡らなければならない。
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