TOUGH 龍を継ぐ男単語

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TOUGH 龍を継ぐ男とは、猿渡哲也による日本の漫画である。

概要

『週刊プレイボーイ』において、2016年1・2合併号から2025年27号まで連載していた格闘漫画。全420話、単行本は全35巻(予定)。
正式名称は『TOUGH外伝龍を継ぐ男』。略称は「龍継」。

『高校鉄拳伝タフ』と『TOUGH』の続編で、『TOUGH』の最終回から10年以上経過した時代を舞台に、鬼龍の息子・龍星の戦いを描く。

今までも突っ込みどころやネタが豊富だったタフシリーズだが、本作ではそれらの無茶苦茶度がアップし、その結果一気にシリーズがネット上でネタにされる要因となってしまった。ある意味猿作品の中で一番愛されている漫画。

あらすじ

長岡龍星は後妻の子として、名門長岡家の中で自分より劣る人間に従わなければならない屈辱に耐えて生きてきたが、母の死によって抑圧されていた感情が爆発し、家を出て自由に生きることを決意。

母から死ぬ前に教えられた実父・宮沢鬼龍を探す旅に出るが、道場の先輩に焼きを入れられそうになったところを倉庫へと拉致され、それを助けに来たもう一人の怪物・宮沢静虎に救助された後、彼から教育としての体罰を受けて滅多打ちにされた時、死にそうなくらいの苦痛と恐怖の中に生きていることを実感。

同時に人間はここまで強くなれるということを知り、静虎に弟子入りを志願。

強くなるため灘神影流を学び始めた龍星に、龍の遺伝子に惹かれた強敵が続々と襲いかかる。

登場キャラクター

長岡龍星
武芸において天賦の才を持って生まれた龍の遺伝子を持つ秀才でイケメンでスポーツマン。良くも悪くも自分の気持ちに素直。東大理科 Ⅲ類を首席で合格する頭脳を持つが大学へは進学せず、灘神影流の修行に全身全霊で打ち込む^[1]。

宮沢鬼龍
人間の形をした悪魔。およそ人間の範疇を超えた身体能力と頭脳の持ち主で高い美意識と自尊心の塊。傲岸不遜な暴力の権化だが、女には暴力を振るわず、兎に角モテて生殖能力が高い。終活と称し自身の後継者争いを勃発させる。タイトルでもある継ぐべき龍の座に着いている存在だが、もはやロートルでありその扱いは結構ぞんざい。

宮沢静虎
灘神影流14代当主にして龍星の師匠。

宮沢熹一
灘・真・神影流宗家、灘神影流15代当主。『高校鉄拳伝タフ』と『TOUGH』の主人公。現在最強の格闘家で、その強さは静虎が全盛期の鬼龍でも敵わないと断言するほど。自らを「NEO 宮沢熹一」と称し髪を伸ばし、かつてのキー坊の面影がないほど、悪のカリスマめいた存在となっている。

小倉優希
いろいろあって静虎の世話をしている若い女性。実は鬼龍の娘であり、バースト・ハートを患っている。

宮沢尊鷹
かつて一万人の強者を相手にたった一人で戦い抜いた宮沢一族の長兄。

本山昌
龍星が幼少期から通っていた本山流体術道場の師範。人を指導する立場でありながら家庭環境に問題のある中学生を愛人にして孕ませたロリコン趣味の変態。PC 筋トレーニングは欠かしたことが無く腹はダブダブでもチンコはいつもカチンコチン。社会の欺瞞と武道家の胡散臭さを教えるなど、龍星の人格形成に小さくない影響を与えている。モデルは山本昌。

鬼塚姫次
9歳の時、幼児性愛者を包丁でメッタ刺しにして殺害した過去を持つ熹一の弟子。「肉切包丁（ブッチャーナイフ）」という名の肉体を切り裂く貫手を得意とする。鬼龍の息子の一人で、実父を倒し、その後、師匠である熹一をも打ち倒すことを目標に掲げている。

馮文宝
熹一を倒すために来日した少林拳の使い手の中国人。反日感情が強い病的なロリコン。「異常猿愛者」の元ネタ。

ギャルアッド・スワンパクティ
かつて熹一を倒したムエタイ戦士。ガルシアとの対戦で再起不能となっていたが、長いリハビリを経てミャンマーでラウェイ選手として活躍していた。しかし1年前、熹一に自身の技であるコブラ・ソードを受けて一時的に失明。その後、日本に渡り「レジェンド・M」のリングネームで暗黒武闘会に出場し、チャンピオンになる。