マウス(英:mouse)とは、パソコンの周辺機器の一つである。
概要
本体を動かすことによってカーソルを、本体のボタンを押すことによってクリック等の操作を行う。
1960年代にアメリカのダグラス・エンゲルバートが考案、1970年に特許を取った。1973年にゼロックス社のアルト(Alto)という同社最初のPCに採用、のちにスティーブ・ジョブズがMacに取り入れ、一挙に広まった。[1]
当初のUnix環境では3ボタンが標準とされたが、アップルコンピュータの1ボタンマウスによって一般への普及が始まり、PC用の入力デバイスとして爆発的に普及した。 Windowsは基本的に2ボタンを想定しているが、実際は3ボタン+スクロールホイールが標準仕様となっているほか、 5ボタンなどさらに多くのオプションボタンを備えた機種も一般的となっている。ゲーミングマウスだと側面にテンキーを仕込んでいるのかと思う程のボタン数のものもある。
マウスを取り入れた事でキーボードのみの操作に比べコンピューターの操作が直感的になり大分簡単になったものと思われる。
同等の機能を異なる仕組みで実現したデバイスに、トラックボール、ポインティングスティック、タッチパッド、タッチパネルなどがある。
カーソル移動の検知には長らくボール式機構が使われていたが、近年では各種波長の光センサーを用いる光学式・レーザー式が主流である。マウスの感度が敏感になる他、マウスパッドのゴミが詰まる心配がない模様。
ボールマウスについては、2019年3月にAmazonのラインナップから新品は姿を消したという。[2]
接続規格も有線ではPS/2から起動後に挿入しても認識されるUSBタイプに変わり、無線も赤外線やBluetoothのものも出てきている。ラグの問題も大分解消されている模様。
名前の由来
マウスの名前の英語表記は「mouse」であり、これはネズミを意味する。
コンピューター用語としてのマウスはそのままネズミの意味と同じであった。つまり、形が似ていることからネズミと呼んでいたのが公式的なコンピューター用語として定着してしまった形になる。
しかし、近年では無線マウスやボタン数が多いマウスなども増えてきたのでだんだんネズミっぽくなくなっている。
関連動画
関連項目
脚注
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