ルビジウム(Rubidium)とは、ルビジウム・ストロンチウム年代測定法に使われる元素である。
概要
- 原子番号は、37、元素記号は、“Rb”、分類は、アルカリ金属。
- ラテン語の「赤(rubidus)」に由来する。
- 発見:1861年、紅雲母(べにうんも)と呼ばれる鉱物から溶かし出した金属元素から、リチウムやカリウムを除いて、個体を得て、分光分析をすることにより発見した。
- 利用例:真空管に残った酸素を取り除くゲッター、ルビジウム発振器、原子時計、ブンゼンバーナーなど
ルビジウム・ストロンチウム年代測定法
ルビジウムで2番目に多く存在する放射性同位体、87Rb は、アルファ崩壊して 87Sr へ変わる。その半減期は、約488億年で、87Sr と安定同位体である、86Sr の比を求めることによって年代がわかる。
この他にも年代測定法には、ウラン・鉛法、カリウム・アルゴン法、ウラン系列法、炭素14法などがある。
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関連項目
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