ロスト・バケーションとは、2016年公開のアメリカ映画である。サメの恐怖を描くスリラー・ホラー。原題はShallows(浅瀬)。本作のサメはなんと海に出現する。
あらすじ
医学生のナンシーは休暇を利用し、亡母の思い出の場所だというメキシコのとあるビーチを訪れる。母とおなじくサーファーである彼女は楽園のように美しい海で波乗りを堪能する。
そんなとき、ナンシーは海面に浮かぶ巨体を見つける。それはクジラの死体だった。なにかに食いちぎられたあとが散見される。悪寒に岸へ戻ろうとした彼女の脚を激痛が襲った。青い海が真紅に染まる。すさまじい力で海底に引きずり込まれる。無我夢中でなんとか脱したナンシーは命からがら岩礁によじ登る。左ふとももは深く噛まれ、傷口からおびただしい血が流れていた。いったいなにが……恐怖に震えるナンシーの瞳が、水面を切り裂きながら進む三角形の背びれを捉える。体長5メートルはあろうかという巨大なサメだった。しかもサメはまだナンシーをあきらめておらず、周囲を遊弋している。
岸まではたった200メートル足らず。だが岩礁から海へ降りればたちまちサメの餌食にされる。岩礁はナンシーが寝そべることができる程度しかない。彼女は海という牢獄に閉じ込められたも同然だった。応急処置を施したとはいえ脚の出血はひどく、壊疽もはじまっており、一刻の猶予もない。
はたして彼女は人食いサメの危機から脱出することができるだろうか?
関連動画
関連商品
関連項目
- 1
- 0pt